User manual - DT-810PR解説書Rev.1.00(2006年9月29日)
- 68 -
7.エラー処理
プリンタは下記のエラーを検出するとLEDを点滅(0.1秒間ON、0.1秒間OFFの繰り返し)させ、
動作を停止して、H/Tからのコマンド待ち状態となります。
また、エラー解除後に再発行キーを押しても残枚数分の発行は行わず、エラーになったラベル
を1枚発行するだけなので、必要な枚数分再発行キーを押して発行させて下さい。
(1) コマンドのシンタックスエラー
①コマンド解析中にコマンド長やパラメータ指定等に誤りを発見した時エラーとします。
②データ印字コマンドで指定したフォーム番号のフォームが登録されていない時や、デ
ータ印字コマンドで指定したフォームレングスと登録されているフォームレングスが
合わない時はエラーとします。
(2) フィードジャム
コマンドで指定されたラベルピッチの1.5倍フィードしてもギャップを検出し
ない時はエラーとします。(ラベル発行モード時のみ)
(3) ラベルエンド
①ラベルがない状態で発行・フィードしようとした時はエラーとします。
②台紙部のレベルを連続して18mm検出した時はエラーとします。
③ラベルエンド検出レベルを連続して1mm検出した時はエラーとします。
(4) カバーオープンエラー
①印字中あるいはフィード中にカバーオープンを連続して5mm検出した時はエラー
とします。
②カバーが開いている状態で印字しようとした時はエラーとします。
(5) サーマルヘッド断線エラー
①電源ON時あるいはカバークローズ時の断線チェックで断線ドットを検出した時
はエラーとします。
②サーマルヘッドドライバーにエラーが発生した時はエラーとします。
(6) サーマルヘッド異常高温
サーミスタが高温を検出した時はエラーとします。
(7) フラッシュROMへの書き込みエラー
フラッシュROMへの書き込みでエラーが発生した時はエラーとします。
(8) フラッシュROMの消去エラー
フラッシュROMの初期化(消去)でエラーが発生した時はエラーとします。
バッテリ残量がなくなり、印字が不可能になった場合は、LEDが点灯します。
未定義命令実行エラーが発生した場合には、自動的にプリンタをリセットします。