User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)
DT-930 Cライブラリ解説書
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3.1.5. 例外表示制御
1文字/文字列表示を行う際、表示位置によって、既に表示されている文字をANKスペースコ
ードでブロッククリアし、その上に新たな文字を表示をする場合と、表示しない場合があります。
表3.6 例外動作
動作 内容
表示データの重複 表示データと重なる部分の文字は、重なった文字全体をスペースクリ
アし、その上に新たな文字を表示します
最上位行での標準ANK/漢字表示 画面からはみ出すのでその位置にスペースを表示します
行端での自動改行制御 文字列表示を行う時、行端で表示仕切れない場合かつ改行ありモー
ドの時は、自動改行します
行端での漢字表示 行端で切れ端になる場合は、改行モードありの時、自動改行します
(1)表示データの重複
表示データと重なる部分の文字はスペースクリアします。
(例) 座標(3,2)に“あいう”を表示
あいう
0
0
1
2
3
0
0
1
2
3
ABCDEFGHIJKLMNOP ABC JKLMNOP
ここがクリアされます
あいう
0
0
1
2
3
0
0
1
2
3
ABCDEFGHIJKLMNOP ABC JKLMNOP
あいうあいう
0
0
1
2
3
0
0
1
2
3
ABCDEFGHIJKLMNOP ABC JKLMNOP
ここがクリアされます
(2)最上位行での標準ANK/漢字表示
カレントカーソル位置が最上位行で標準ANK/漢字を表示する場合、
文字数分(漢字の場合は文字数×2)ANKスペースを表示します。
0
0
1
2
3
0
0
1
2
3
1 2 3
あいう
(例) 座標(1,0)に“123 ”を表示
あいう
ANKでスペースクリア
0
0
1
2
3
0
0
1
2
3
1 2 3
あいう
1 2 3
あいう
(例) 座標(1,0)に“123 ”を表示
あいう
(例) 座標(1,0)に“123 ”を表示
あいう
ANKでスペースクリア