User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)

DT-930 Cライブラリ解説
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2.2.22. fil_findfirst
指定された条件でファイルの検索を行い、条件に一致するファイル名を取得します。
次候補を読み出す時は fil_findnext 関数を使用してください。
DT700互換モードの場合、第二パラメータのファイル属性は、意味を持ちません。(検索条件対
象外)
ER fil_findfirst(
B *
path
UH
attr
struct find_t *
buffer
);
パラメータ
path
検索ファイル名(指定方法は、open 関数参照。形式2のみ有効。ワイルドカード使用可)
attr
検索ファイルの属性(OR指定可)
_A_NORMAL 読み書き可能
_A_VOLID ボリュームID
_A_RDONLY 読込み専用
_A_SUBDIR サブディレクトリ
_A_HIDDEN 隠しファイル
_A_ARCH アーカイブ
_A_SYSTEM システムファイル
※アーカイブ/読込み専用属性は、指定の有無に関わらず常に検索対象となります
buffer
結果を格納するバッファ
【ストラクト構造】
typedef struct find_t{
B reserved[21] :予約領域
B attrib :検索されたパスについてのファイル属性
UH wr_time :ファイルを最後に更新した時刻
UH wr_date :ファイルを最後に更新した日付
W size :ファイルの大きさ(バイト単位)
B name[13] :検索されたファイルもしくはディレクトリの名前
(パスを含まず文字列の最後は NULL です)
(英文字は、すべて大文字です)
} FIND_T;
戻り値
関数結果
E_OK 正常終了
E_NG 異常終了
E_PRM パラメータエラー