User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)

DT-930 Cライブラリ解説
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(2)固定の MAC アドレスで設定
以下の手順で処理を行ってください。
①テスト印字を行なう。(方法は、各プリンタの説明書参照)
②Bluetooth の使用を開始(BT_Start)
③テスト印字内のアドレスを入力
④③で入力した値で Bluetooth 機器のデバイス名取得(BT_GetDevName)
⑤通信する Bluetooth 機器の情報をファイルに保存(BT_SaveDevInfo)
⑥Bluetooth の使用を終了(BT_Stop)
※B-SP2D では、MAC アドレスを CODE128 のバーコードとして印字できるので、③の部分をバ
ーコード読み込みに変えることも可能です。
14.5.2. 通信のオープン・クローズ
(1)オープン
Bluetooth 接続処理の中で、BT_Start()と BT_Open()に時間がかかるため、関数の構成としてこれ
ら2つの関数は、分けて実行するようにしています。オープン関数の中には、BT_Open()が含まれ
ています。従って、オープン関数を呼ぶ前には、必ず BT_Start()(最短 1.5 秒)を呼ぶ必要があり
ます。
オープン関数の中では、以下の処理を行なっています。
①通信する Bluetooth 機器の情報をファイルから取得(BT_LoadDevInfo)
②通信する Bluetooth 機器を選択(BT_SelectDev)
③Bluetooth 機器との接続(BT_Open 最短 3 秒)
(2)クローズ
オープン処理で BT_Start()と BT_Open()を分離しているので、クローズ処理もそれに対応して、
BT_Close()と BT_Stop()を分離しています。完全に終了させるためには、クローズ後に BT_Stop()
を呼んでください。
クローズ関数の中では、以下の処理を行なっています。
①Bluetooth 機器との切断(BT_Close)
14.5.3. 通信の送信・受信
送受信処理では、プリンタにデータ送信後はステータスの要求と受信を行いプリンタの状態監視
を行ないます。
(1)データ送信
指定された送信データをプリンタに送ります。
送信関数の中では、以下の処理を行なっています。
①指定文字数分のデータを送信(BT_Write)
(2)ステータス受信
STX で始まる文字列を指定文字数分(STX を含む)受信します。
受信関数の中では、以下の処理を行なっています。
①指定文字数分のデータを受信(BT_Read)
②受信タイムアウトをチェック