User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)
DT-930 Cライブラリ解説書
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(5)処理概要
以下に各関数内の処理概要およびエラー発生時の処理を示します。
エラー発生時は、直ちに通信を終了します。
この場合、送信権の有無に関らず、先にエラーを検出した側がエラー情報(カテゴリコード・エラ
ー詳細コード)を終了指示コマンドに設定し、相手局へ送信します。
相手局は、受信した終了指示コマンドのエラー情報により、異常終了を検出します。
(エラー処理は、自局内でエラーを検出した場合と、相手局からのエラー終了指示コマンドを受
信した場合の両方を指します。)
関数 送信権局の処理 被送信権局の処理 エラー発生時の処理
ファイル送信
コマンド送信後、指定フ
ァイルを順次送信します
指定ファイルを順次受信します
ファイル受信 コマンド送信後、指定フ
ァイルを順次受信します
指定ファイルを順次送信します
受信中ファイルの削除
を行います
ファイル追加 コマンド送信後、指定フ
ァイルを送信します
転送ファイルをテンポラリファイル
(FL.ADD)に受信後、ファイルを
追加します。追加完了後、テンポ
ラリファイルを削除します
テンポラリファイルを削除し
ます
ファイル削除 コマンドを送信します 指定ファイル/ディレクトリを削除し
ます
削除したファイル/ディレ
クトリの復旧は行いませ
ん
ファイル移動 コマンドを送信します 指定ファイルを移動します 移動後の削除ファイル
は復旧しません
ディレクトリ作成 コマンドを送信します 指定ディレクトリを作成します 作成したディレクトリは削
除しません
日付時刻の取得 コマンドを送信後、日付
時刻情報を受信します
システム日付時刻情報を送信しま
す
日付時刻の設定 コマンドを送信します 日付時刻をシステムに設定します 設定後の日付時刻は
復旧しません
ファイル情報の取得 コマンドを送信後、ファイル
情報受信します
指定ファイル情報を送信します
ファイル情報の設定 コマンドを送信します 指定ファイルの情報を変更しま
す
設定後のファイル情報
は復旧しません
ディスク情報の取得 コマンドを送信後、ディス
ク情報を受信します
指定ディスク情報を送信します
システム情報の取得 セッション確立時に相手局
情報を取得するため、通
信は行いません
セッション確立時に相手局情報を
取得するため、通信は行いませ
ん
画面メッセージ表示 コマンドを送信します 受信データを画面左上より表示
します
表示後のメッセージはクリ
アしません
ブザー鳴動 コマンドを送信します 3秒間ブザーを鳴らします
IDLE通知
(HTモードのみ)
コマンドを送信後、コマ
ンド受信待ちとなります
(PCモードのみ)
コマンド送信権を取得します
終了指示 コマンド送信後、通信を終
了します
通信を終了します