User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)

DT-930 Cライブラリ解説
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9. 通信ユーティリティ部関数
関数名は、プロトコル毎に同一のものが存在しますが、(cu_open,cu_fileSend、cu_fileRecv..
等)関数機能・インタフェースはプロトコルによって異なります。
FIR モードで使用する場合は、予め Ir モード設定関数により FIR に切替後以下に説明する
cu_xxx 関数を使用してください。
使用するプロトコル別に提供されるヘッダーファイルをインクルードする必要があります。
9.1. 通信インタフェース
9.1.1. 使用形態
本機では、赤外線による回線ポートが存在します。
プロトコル別による使用形態は以下の通りです。
プロトコル 転送
方向
対象ファイ
COM0(赤外線)
接続機器
備考
(本機を
基準)
I/O
BOX *1
本機 IRDA
アダプタ
アプリケーション × × *2 受信
データファイル × ×
アプリケーション × × ×
マルチドロップ
送信
データファイル × ×
アプリケーション 受信
データファイル
アプリケーション
FLINK
送信
データファイル
アプリケーション × × *3 受信
データファイル × × *3
アプリケーション × × *3
DT500
送信
データファイル × × *3
◎使用可能(推奨) ○使用可能 ×使用不可
IO ボックスインタフェースについては次の章を参照して下さい。
マルチドロップではAP上からAPの受信は行えません。
DT500 では、規定フォーマットのテキストファイルのみ転送可能です。
それ以外のファイルは規定フォーマットへの変換が必要です。
9.1.2. IOボックスインタフェース
通信ユーティリティでは、各プロトコルとも赤外線コネクタによる通信をサポートしていますが、使
用する IO ボックスは次の組み合わせになります。
プロトコル 本機用IOボックス
サテライト/USBIO(IrDA) ベーシックIO(カシオIR)
マルチドロップ ×
FLINK ×
DT500 ×
使用可能 × 使用不可
9.1.3. 排他制御
複数プロトコルは同時使用できません。