User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)
DT-930 Cライブラリ解説書
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(18)エラー値取得
エラー値を取得します。
各関数の異常終了の詳細となるエラー値を返します。このときエラー値をクリアします。
(19)通信状態設定
IrDA部の通信状態を設定します。本機能はIrCOMMオープンに先立って行う必要がありま
す。
局は自局が1次局か2次局であるかを指定します。
• 1次局
データリンクを2次局に指示します。自局が1次局であるときコネクトする相手局は2次局となり
ます。
• 2次局
1次局からデータリンクの指示を受けます。2次局は1次局からのデータリンクの指示を受ける
ことでコネクトします。自局が2次局であるときコネクトする相手局は1次局となります。
Wireはエミュレートする結線タイプを指定します。結線タイプをWireと呼び、Wireの指定によ
り機能が異なります。
指定する各Wireの機能は以下の通りです。
• 3Wire―raw
実データの送受信のみ行えます。信号線制御、通信エラーの通知(POFエラー)などの機能
は持ちません。
• 3Wire
実データの送受信の他にRS232Cの設定、通信エラーの通知(POFエラー)、ブレイク信号
等の機能を持ちます。
• 9Wire
3Wireと信号線制御の機能を持ちます。このWireが指定されているとき各関数の信号線チェ
ックが有効となります。
• LPT
3Wire―rawと同等ですがIrLPTクラス名を持つプリンタにコネクトする場合はこの指定を行
って下さい。
また1次局に指定する必要があります。
データ待ち時間は秒単位、待ちなし、無限待ちを指定することができます。
データ待ちには以下の状態があり、各関数でのデータ待ちを行います。
• 送信バッファにデータの書込みが行えないとき
• 受信バッファに読込み可能なデータが無いとき
DR/CS/CD待ち時間は秒単位、待ちなし、無限待ちを指定することができます。
信号待ちには以下の状態があり、各関数での信号待ちを行います。Wireが9Wireに指定され
ているとき有効となります。
• DR信号がOFFのとき
• CS信号がOFFのとき
• CD信号がONのとき
• CD信号がOFFのとき
RS232Cの通信設定を行うことができます。Wireが3Wireまたは9Wireに指定されているとき有
効となります。
• 通信速度
• データ長
• ストップビット
• パリティビット