User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)

DT-930 Cライブラリ解説
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6.4.5. 通信関数部制限
通信関数部の制限項目と注意事項を以下に示します。
表6.1 制限・注意事項一覧
項番 機能 内容
リートコード制御 ・SI/SO制御、XON/XOFF 制御、エラーコードバッファリング制御で使用
する制御コードとデリートコードが重複しないように設定して下さい
XON/XOFF 制御 ・SI/SO制御、デリートコード制御、エラーコードバッファリング制御で使用
する制御コードと XON/XOFF コードが重複しないように設定して下さい
XONコードの既定値は0x11、XOFFコードの既定値は0x13です
・「受信バッファのクリア」ファンクションを使用すると通信コントローラのレシ
ーバに格納されている制御コードもクリアされる可能性があります
・カシオIRポートを使用する場合は使用でしないで下さい
・通信関数内部受信バッファ使用する場合は使用でしないで下さい
S/CSフロー制御 ・カシオIRポートを使用する場合は使用しないで下さい
・通信関数内部受信バッファ使用する場合は使用でしないで下さい
SI/SO制御 ・XON/XOFF 制御、デリートコード制御、エラーコードバッファリング制御で
使用する制御コードとSI/SOコードが重複しないように設定して下さい
SIコードの既定値は0x0F、SOコードの既定値は0x0Eです
エラーコードバッファリ
ング
制御
・XON/XOFF 制御、デリートコード制御、SI/SO制御で使用する制御コー
ドとエラーコードが重複しないように設定して下さい
・カシオIR、が使用するシリアルコントローラのレシーバはFIFOバッファに
なっています。通信エラーが発生したときにレシーバ内の先頭の文字がエ
ラーコードバッファリング制御の対象となります
外部要因エラーの検出 ・LB0,1,2,4,5およびブレイク要因は、システムがセットするイベントフラ
グの参照により、検出します。 従って検出を行う場合はシステムに対してイ
ベントセットを行うように設定して下さい
CERR_r_xxxx2
エラーステータス
・カシオIR、シリアルポートが使用するシリアルコントローラのレシーバはFI
FOバッファになっています。通信エラーが発生したときにレシーバ内のデ
ータのいずれかがエラーであることを示しています。エラーステータスはレ
シーバから先頭の文字を読出したときに設定しています。これにより「1文字
受信」、「タイムアウト監視受信」ファンクションでエラーとなったきに読出した
文字と実際にエラーとなった文字に最大プラス15文字(レシーバが16バイ
ト)の誤差があります
8 ブレイク信号 ・カシオIRポートではブレイク信号の送出および検出をするこができません
ブレイク信号を送信した場合は1バイト長のデータのスペース(ストップビット
まで)となります(送出停止までの間、連続して送出されます)
ブレイク信号を受信した場合はフレーミングエラーとなります
9 受信バッファのクリア ・フロー制御中に受信バッファビジーであるとき「受信バッファのクリア」ファ
ンクションで受信バッファのクリアを行った場合、受信ビジーは解除しません