User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)

DT-930 Cライブラリ解説
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6.2.9. ブレイク要因検出
各ファンクションコールでは指定によりブレイク要因の検出を行います。ブレイク要因を検出する
とファンクションは実行中の処理を中断し、異常終了します。
ブレイク要因の検出を行うには本機のシステムに対してブレイク要因の検出を行うように設定する
必要があります。ブレイク要因の検出は「ブレイク要因の設定」ファンクションで設定することがで
きます。
ブレイク要因は通信ポートのオープン直前(信号タイムアウト監視を行う前に)、ブレイク要因の検
出後に一度クリアします。
(1)ブレイク要因の検出を行うファンクション
ブレイク要因の検出はフロー制御、信号タイムアウト監視、受信データ待ちのときに行います。
ブレイク要因の検出を行うファンクションについては「6.4 エラー詳細」で各ファンクションのエラ
ーステータスを参照して下さい。エラーステータスの「CERR_o_BREAK」を通知します。
【ブレイク要因検出の流れ】
本機システム
本機システム
パラメータエラー、NOTオープンエラー
パラメータエラー、NOTオープンエラー
DR/CS/CDタイムアウト監視(信号待ち)
DR/CS/CDタイムアウト監視(信号待ち)
XON/XOFF制御(送信ビジー)
XON/XOFF制御(送信ビジー)
受信データ待ち
受信データ待ち
ファンクションコールの終了
ファンクションコールの終了
ブレイク要因による中断エラ
ブレイク要因による中断エラ
Exit
中断キー押下(ブレイク要因)
中断キー押下(ブレイク要因)
ブレイク要因の検出を行なうファンクション
ブレイク要因の検出を行なうファンクション
本機システム
本機システム
パラメータエラー、NOTオープンエラー
パラメータエラー、NOTオープンエラー
DR/CS/CDタイムアウト監視(信号待ち)
DR/CS/CDタイムアウト監視(信号待ち)
XON/XOFF制御(送信ビジー)
XON/XOFF制御(送信ビジー)
受信データ待ち
受信データ待ち
ファンクションコールの終了
ファンクションコールの終了
ブレイク要因による中断エラ
ブレイク要因による中断エラ
Exit
中断キー押下(ブレイク要因)
中断キー押下(ブレイク要因)
ブレイク要因の検出を行なうファンクション
ブレイク要因の検出を行なうファンクション