User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)
DT-930 Cライブラリ解説書
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⑤パリティ、オーバーラン、フレーミングエラー
パリティ、オーバーラン、フレーミングエラーにはそれぞれ2種類のエラーステータスが在ります。
これらは転送データの受信が要因で発生するエラーであり、通信関数部の受信割込みハンドラ
でエラーを検出して設定しますが、ファンクションコールがそれらを検出して異常終了とする制御
が異なります。
a)CERR_r_PARITY、OVERRUN、FRAMINGエラーステータス
エラーステータスは受信ハンドラでエラーステータスの設定を行った後にパリティ、オーバー
ラン、フレーミングエラーの検出を行うファンクションコール(実行中の場合あり)で異常終了と
なります。
b)CERR_r_PARITY2、OVERRUN2、FRAMING2エラーステータス
これらのエラーステータスは「1文字受信」、「タイムアウト監視受信」および「受信バッファステ
ータスのリード」ファンクションコールで異常終了となります。
ファンクションのエラー検出は、受信ハンドラでの転送データの受信とエラーの検出から時系
列に行います。
また、「COMステータスのリード」ファンクションでこれらのエラーステータスのクリアは行いま
せん。