User manual - Cライブラリ解説書(2006年4月17日)

DT-930 Cライブラリ解説
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1. 概要
1.1. 提供ファイルについて
アプリケーションプログラムを作成する場合、必ず“HICIF.LIB“をリンクして下さい。
本機の関数を使用する場合には、本システムが提供する“BIOS1MAC.H“をアプリケーションプ
ログラム内でインクルードして下さい。
また、C 標準ライブラリの機能を使用する場合には、“SHCLIB.LIB“をリンクして下さい。
マルチドロッププロトコルまたは DT500 プロトコルを使用する場合には、専用のヘッダファイルを
インクルードしなければなりません。(FLINK プロトコルは標準でサポートされていますので、ヘッ
ダファイルをインクルードする必要はありません)
また、ヘッダファイルは、BIOS1MAC.H より前にインクルードする必要があります。
各プロトコルは一つのソースファイルで同時に使用することはできません。
複数のプロトコルを使用するときは、それぞれオブジェクトに分けて下さい。
アプリケーションは提供された関数群(外部シンボル)の定義ファイルを用いることにより、単
独でコンパイル/リンクします。(OS/システムの実体とはリンクしません)
(1)ファイルの内容
BIOS1DEF.H ・・・・・ ファンクションコール用 BIOS ジャンプテーブルの型定義をしたインク
ルードファイル
BIOS1MAC.H ・・・・・ BIOS のファンクションコールをマクロ定義したインクルードファイル
SHCLIB.LIB ・・・・・ C 言語標準ライブラリ (コンパイラに付属)
AP_START.OBJ・・・・・ アプリケーション初期化モジュール
AP_STARA.OBJ・・・・・ アプリケーション初期化モジュール (DT700 互換表示 A 用)
AP_STARB.OBJ ・・・・・ アプリケーション初期化モジュール (DT700 互換表示 B 用)
APINIT.OBJ ・・・・・ アプリケーション使用変数初期化モジュール
ITRON.H ・・・・・ システム用のデータや関数を定義したインクルードファイル
CMNDEF.H ・・・・・ BIOS 用のデータや構造体等を定義したインクルードファイル
HICIF.LIB ・・・・・ C 言語標準ライブラリ
CU_MULTI.H ・・・・・ 通信プロトコル用インクルードファイル(マルチドロップ)
CU_DT500.H ・・・・・ 通信プロトコル用インクルードファイル(DT500)
BIOS5MAC.H ・・・・・ Bluetooth 通信用インクルードファイル
機専用ファイル