User manual - Bluetoothプリンター関数ライブラリマニュアル(2006年9月29日)

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7. 手順説明
7-1.Bluetooth 接続のための共通部
プリンタと Bluetooth で接続するためには、プリンタの MAC アドレス設定を予め行なう必要
があります。本設定を行なうメニューを用意し、運用開始前に必ず設定する必要があります。
Bluetooth 接続ですが、接続(prn_BTinf_open:最短 4.5 秒)に時間がかかるため、印字の
度に毎回接続する方法は現実的ではありません。解決策としては、この処理を印字業務開始時
に行なっておき、1度接続したら印字業務を行なっている間は接続したままの状態にしておく
ことです。
但し、以下の場合は、通信が切断してしまうので、再接続をしてください。
PDT の電源を OFF した場合(LB0 など)
プリンタ側から切断された場合(プリンタの電源 OFF など)
ある特殊なエラーが発生した場合(詳細は、7-3.異常処理参照)
以下の運用想定を実現するための手順を記します。
●周囲の Bluetooth 機器を検索し、設定する場合
<手順>
Bluetooth の使用を開始(BT_Start
Bluetooth 機器の探索(BT_Inquiry
Bluetooth 機器のデバイス情報取得(BT_GetDevInfo
取得した情報の中から対象となるプリンタを選択
通信する Bluetooth 機器の情報をファイルに保存(BT_SaveDevInfo
Bluetooth の使用を終了(BT_Stop
※但し、B-SP2D は電源 ON 直後から1分間の間しか Inquiry を受け付けません。
Inquiry で探索できるのは最大9件なので、周りにたくさん Bluetooth 機器が有る場合は対
象の機器が出てこない可能性があります。
●テスト印字の結果から MAC アドレスを取得し、設定する場合
<手順>
テスト印字を行なう。(方法は、各プリンタの説明書参照)
Bluetooth の使用を開始(BT_Start
テスト印字内のアドレスを入力
③で入力した値で Bluetooth 機器のデバイス名取得(BT_GetDevName
通信する Bluetooth 機器の情報をファイルに保存(BT_SaveDevInfo
Bluetooth の使用を終了(BT_Stop
B-SP2D では、MAC アドレスを CODE128 のバーコードとして印字できるので、③の部分
をバーコード読み込みに変えることも可能です。
●接続処理(prn_BTinf_open 同等)
<手順>
Bluetooth の使用を開始(BT_Start1.5 秒)
通信する Bluetooth 機器の情報をファイルから取得(BT_LoadDevInfo
通信する Bluetooth 機器を選択(BT_SelectDev
Bluetooth 機器との接続(BT_Open3 秒)
PT-200e では PassKey の使用が可能ですが、使用する場合は①処理の後に BT_SetPassKey
関数で PassKey の設定を行なってください。