User manual - アプリケーション作成上の注意点ver.1.00(2008年5月26日)

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2-2.OBR_gets
【内容】
読み込んだバーコードリーダをバーコードバッファから取り出す関数です。
この関数は、正常に終了すると与えられた3つの引数(文字列、読み取りコードの種類、読み
取り文字数)にデータを設定して返しますが、この関数の実行と同時に電源キーが押されると、
この関数はコードの種類に「データ無し」、読み取り文字数に0を入れて返し、文字列のバッ
ファはNULLクリアしています。
これは、電源OFF処理時の状態で読み取ったデータが不定なためです。
電池の電圧が低下した状態でバーコード読み込みを行った際に、電源が切れることがあります
が、この場合にも上記の内容は適用されます。
この関数の実行後、読み取ったコードの種別や文字数のチェックをせずに処理に用いると、不
具合が発生することがありますので注意して下さい。
【プログラム例】
・悪い例
OBR_gets(buf, &rcd, &obrlen);
buf[obrlen-1] = ‘¥0’;
・良い例
OBR_gets(buf, &rcd, &obrlen);
if (obrlen>0) {
buf[obrlen-1] = ‘¥0’;