User manual - ソフトウェア解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 ソフトウェア解説書
5. PC ツール
本プログラムは、サポートのためのツール集です。
これらのプログラムは、DOS/V 機の DOS 上で作動します。
5.1. DT ファイルデータ変換機能
DT-900 のアプリケーションを DT-500 プロトコルでダウンロードできるファイル形式に変換します。
5.1.1. 機能
・DT-500 プロトコルでの転送用ファイルに変換する
・DT-500 ファイルの逆変換
※ 入力ファイル指定はパス指定可能です。(パスが無い場合はカレントディレクトリになります)
出力ファイルは入力ファイルと同じパスに作成されます。
5.1.2. DTファイル変換
アプリケーション/パッチファイル(*.LODファイル)を、DT転送用データファイル(XXXX.DTF)に変換します。
尚、フィールド数は1固定となります。
(1) テキスト変換
・変換元データ1バイト(HEXデータ)を2バイトのASCII文字列に変換します。
01h 02h 0eh ffh -> “01”(30・31h) “02(”30・32h) “0e”(30・65h) “ff”(66・66h)
・指定フィールド桁数ごとにCR・LFを挿入します。
・最終レコードがフィールド桁数に満たない場合は、スペースが付加されます。
・ファイルの先頭に情報エリアを付加します。
項目 ファイル名 バイナリフラグ フィールドサイズ 付加スペース数 予備
サイズ 12byte 1byte 3byte 3byte 1byte
設定値 変換元ファイル名 ‘T’:テキスト
‘B’:バイナリ
10 進3桁の文字列
デフォルト:“099”
10 進3桁の文字列 20h
(a) ファイル名
変換元のファイル名が左づめで設定されます。空きにはスペースが入ります。
(b) バイナリフラグ
通常は“T”、バイナリ転送指定時は“B”が設定されます。
(c) フィールドサイズ
指定フィールド桁数が10進3桁のASCII文字列で設定されます。
(d) 付加スペース数
最終レコードに付加されたスペース数が10進3桁のASCII文字列で設定されます。
(e)予備
スペースが設定されます。
(2) バイナリ変換
ASCII文字列の変換は行いません。それ以外はテキスト変換と同様です。
[指定オプション]
・入力ファイル
変換元ファイルを指定して下さい。
・フィールド桁数指定(20∼254)
転送ユーティリティで指定するフィールド桁数を指定できます。フィールド数は1固定です。
省略できます。(デフォルト99)
・バイナリ転送指定
Windows版転送ユーティリティのバイナリファイル転送で送る際に使用します。
テキスト変換を行わないため、変換ファイルのサイズが小さくなります。
省略できます。(デフォルト:テキストモード)
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