User manual - ソフトウェア解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 ソフトウェア解説書
2.8.7. 読取り方式の設定
読取りコードの選択の他に、下記の読取り方式があります。
(1) 読取り方式
読取り方式 説 明 読取り終了条件
単発読み トリガキーを押下すると読取り可能状態となり、読取り完了後待機状態
(レーザが消灯し、バーコードの読取りができない状態)となります
・スキャン時間経過
・読取り完了
連続読み トリガキーを押下している間、常に読取り可能状態
(レーザーが点灯し、バーコードの読取りが行える状態)となります
・前コード読取り完了後、スキャン時間
経過
・指定読取り回数分の読取り完了
・トリガキー離し
(2) スキャン時間
トリガキー押下後の読取り可能時間を、「動作環境メニュー」または、データ管理部が提供する関数で設定で
きます。(設定した時間を経過すると、自動的に読取り待機状態となります。)
設定範囲:1∼9秒
(3) 読取り回数
連続読みの場合の読取り可能回数を、「動作環境メニュー」または、データ管理部が提供する関数で設定でき
ます。(設定した回数分読取りを完了すると、自動的に読取り待機状態となります。)
設定範囲:1∼9回
(4) 照合回数
読取ったデータに対する信頼性を強化するための照合回数を、「動作環境メニュー」または、データ管理部が
提供する関数で設定できます。(設定された回数の読取りを行い照合します。)
設定範囲:1∼9回
(5) チェックデジットの計算
各コードごとに、チェックデジットの計算を有効/無効にすることができます。
(チェックデジットの計算 : 誤読防止のためのチェックキャラクタと、コードごとの計算方式の結果を照合します。)
初期値:有効
(6) 同一ラベルの二度読み防止
連続読みにて読取りを行っている場合、二度読み防止のため同一ラベルを連続して読むことはできません。
(7) レーザー発光幅制御
隣り合ったバーコードの両方にレーザーが照射された場合読取れない場合があります。
レーザーの発光幅を狭くすることによって、隣接バーコードにレーザーが照射することなく読取れます。
発光幅は、4種類用意します。
発光幅の変更は、OBR 関数を用いて変更します。(「Cライブラリ解説書」を参照)
初期値:発光幅制御なし
発行幅制御なし 間口幅 幅中幅広 幅狭
(7) キャリブレーション
固体差によるレーザースキャンのずれを修正するために行います。
システムメニューまたは、共通関数を用いて実行することができます。(「Cライブラリ解説書」を参照)
44