User manual - ソフトウェア解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 ソフトウェア解説書
2.6. 通信インタフェース
赤外線,PHS無線(オプション・予定),シリアル(14Pin)の3つの通信インタフェースがあります。
インタフェース 規格 データ転送速度 同期
方式
信号 データ
長
パリティ ストップ
ビット
赤外線 IrDA Ver.1.2 準拠
+CASIO オリジナルIr
2400∼115.2Kbps 調歩 SD,RD 8bit NONE 1bit
シリアル シリアル(5Vレベル)
14Pin
1200∼115.2Kbps 調歩 SD,RD,RS,CS,CD,ER,DR,CI,
GND
7bit
8bit
NON,ODD,EVEN 1bit,2bit
PHS
18Pin
シリアル 1200∼38.4Kbps 調歩 SD,RD,RS,CS,CD,ER,DR,CI,
EXTRES,WAKEUP,VPHS,GND
7bit
8bit
NON,ODD,EVEN 1bit,2bit
※同時に複数の通信インタフェースを使用することはできません。
2.6.1. COM管理機能
(1) COMの占有チェック
COMポートの占有状態を読出します。
(同時に複数の通信インタフェースを使用しないため)
(2) COMの占有
COMポートを占有/占有解除設定できます。
(占有できるのは、1つの通信インタフェースです)
また、占有設定したインタフェースしか占有解除することはできません。
初期値 : 占有解除状態
(3) COMのオープン
COMをオープンします。
(4) COMのクローズ
COMをクローズします。
(5) COMのステータスリード
受信時のエラー情報(パリティ、オーバーラン、フレーミング、バッファフル)と現在の外部信号(RD、CI、CD、
CS、DR)状態を読出します。
2.6.2. 送受信機能
(1) n文字送信
送信バッファの内容を指定された文字数だけ送信します。
送信文字数が0の場合は、NULL文字までを送信します。
(2) 1文字受信
受信バッファから格納バッファへ1文字読出します。
受信バッファにデータが無い場合は受信データ待ちとなります。
(3) タイムアウト監視受信
受信バッファから格納バッファへ1文字読出します。
受信バッファにデータが無い場合は受信データ待ちとなり、受信タイムアウト監視値で指定した時間待ちます。
(4) 1文字送信
1文字送信を行います。
(5) ブレーク送出のON/OFF
ブレーク信号の送出または、送出停止を行います。
(6) 送受信の有効/無効
送受信割り込みを有効/無効に設定します。
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