User manual - PPPライブラリ解説書ver.1.01(2003年2月7日)

DT-900 PPP ライブラリ解説書
- 25 -
int Nwrite(int conno, char *buff, int len)
"buff"にあるサイズ"len"バイトのメッセージを、コネクション"conno"に書き込みます。
引数 int conno : コネクションナンバー。
char *buff : 書き込み先のバッファのポインタ。
int len : メッセージ長。(最大長は SOCKET_MAXDAT 参照)
戻り値 正の数 : 正常終了
-12 : タイムアウト。ブロッキングモードの TCP の場合、もう一方のポートが肯定応答
を正しく送信しなかった可能性があります。又、システムに大量のロードが行
われた為に、肯定応答を受け取る前に、タイムアウトになった可能性がありま
す。コネクションをクローズする必要があります。ノンブロッキングモードの場合
は、書き込みが再度試されます。
-14 : プロトコル関連の問題。アプリケーションはコネクションをクローズする必要が
あります。
-16 : コネクションナンバーが無効です。
-19 : メッセージが長すぎて、バッファに格納出来ません。
-20 : 電源 ON/OFF あり。
-21 : 回線切断
-22 : ユーザーブレイク。
-23 : 内部エラー発生。
Write のエラーは Nclose で報告されます。従って、常に Nclose のステータスを確認しなければなりませ
ん。
Nwrite は、ストリーム I/O はおこないません。データの最長サイズは、バッファサイズ MAXBUF から必要なヘ
ッダサイズを引いた値になります。
Nwrite マクロ
SOCKET_MAXDAT(conno) : コネクション"conno"のレコードの最長サイズを返します。
SetTxtout(sec) MAXTXTOUTTCP 送信タイムアウト値)を設定します。
short GetTxtout() MAXTXTOUTTCP 送信タイムアウト値)を取得します。
[Nwrite 1]
#define MAX_BUFFER_SIZE 80 /* user defined input buffer size
...
int conno; /* connection number */
char buff[MAX_BUFFER_SIZE]; /* data input buffer */
/* write data stored in "buff" to open connection "conno" */
error = Nwrite(conno, buff, sizeof(buff));