User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 C ライブラリ解説書
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10. 電源
10.1. 機能
10.1.1. 主電池電圧低下監視/警告
本機は、主電池なし状態になる前に一定電圧以下になると警告を出します。
この警告は、一定電圧以下の状態が続いた場合に、表示右下にあるシンボルを点灯させます。
電圧が一定電圧以上に復帰するとシンボルを消灯します。
通知モード設定することで、主電源電圧低下(LB1)確定時APに通知することも可能です。
10.1.2. 副電池電圧低下監視/警告
本機は、副電池が一定電圧以下になると警告を出します。
この警告は、一定電圧以下の状態を検出した場合に、表示右下にあるシンボルを点灯させます。
電圧が一定電圧以上に復帰するとシンボルを消灯します。
通知モード設定することで、主電源電圧低下(LB2)確定時APに通知することも可能です。
10.1.3. 自動電源OFF制御(APO:Auto Power Off)
APOとは、システムで設定した時間無操作状態が続いた場合、自動的に電源をOFFする機能です。
設定時間は、1分単位で1∼59分の間で設定できます。
通知設定が行われている場合は、設定時に指定されたイベントフラグに特定ビット(FL_LB_INT_LB4)を立て電源OFFは行
いません。
APOで電源OFFした場合の次回の電源ONは、システム設定のレジュームON/OFFの設定に関わらずレジュームON
起動となります。
10.1.4. 自動バックライトOFF制御(ABO:Auto Backlight Off)
ABOとは、システムで設定した時間無操作状態が続いた場合、自動的にバックライトをOFFする機能です。
設定時間は、1秒単位で10∼59秒の間で設定できます。
ABOでOFFしたバックライトは、キー入力で再びONします。
10.1.5. 低消費電力制御
キー待ち状態(key_read/key_string/key_num をAPで呼ぶ)になった場合、CPUを
SLEEP状態にし消費電力を抑える制御を行います。
従って、アプリケーションプログラムで処理のない場面では、キー待ち関数でウェイトすることを推奨します。
10.1.6. APO禁止/禁止解除
アプリケーションプログラムでAPOされたくない場面がある場合、APOを禁止することができます。