User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 C ライブラリ解説書
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機能 ファイル送信 関数名 cu_fileSend
【通信ユーティリティ : DT500 プロトコル】
指定された1ファイルを送信します。
パラメータの指定により、画面に送信処理の進捗を示すグラフを表示できます。
転送ファイルは、転送ドライブ指定(cu_setDrive)で指定されたドライブ上に存在する必要があります。
≪C言語インタフェース≫
【コーリングシーケンス】
ER ercd = cu_fileSend(H comNo, B *fName, B fieldCount, UB *fieldCol, CU_DT_OPT *option)
【パラメータ】
H comNo :通信ポート
COM0 :カシオ IR インタフェース
COM1 :シリアルインタフェース
B *fName :送信ファイル名エリアアドレス (ワイルドカード不可)
ファイル名のみを指定します (例:“DTFILE01.DAT”)
B fieldCount :送信ファイルのフィールド数 (1∼16)
UB *fieldCol :送信するファイルの各フィールド桁数
(1バイト,1∼254)の配列 アドレス(fieldCount が配列の長さ)
例)フィールド数5,各フィールド桁数が,10,10,8,4,20 の場合
CU_DT_OPT *option :プロトコルオプションエリアアドレス
CU_GRAPHSET *graphSet :グラフ表示情報エリアアドレス
【リターンパラメータ】
ER ercd :リターンコード
【ストラクト構造】
typedef struct{
B serial :シリアル番号
CU_ON :付加する
CU_OFF :付加しない
B bcc :水平パリティチェック
CU_ON :付加する
CU_OFF :付加しない
B timeOut :タイムアウト時間設定 1∼9
UB graphMode :グラフ表示モード
CU_GRAPH_ON :1ファイルを 100%として表示
CU_GRAPH_OFF :表示しない
(CU_GRAPH_OFF 設定時は以下のパラメータは参照しない)
UB graphPos :ファイル名表示先頭行(0∼7)
}CU_DT_OPT
【リターンコード】
E_OK :正常終了
E_NG :異常終了
E_PRM :パラメータエラー
≪備考≫
フィールド数および各フィールド桁数は(各フィールドの総バイト数+フィールド数)<255の条件を満たす必要があります。
10 10 8 4 20
fieldCount = 5 fieldCol