User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 C ライブラリ解説書
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機能 ファイル情報の取得 関数名 cu_getFileInfo
【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】
相手局側の指定ファイル情報(ファイルサイズ・タイムスタンプ・属性)の取得を行います。
検索ファイル名と一致するファイルの情報がファイル情報エリアに設定されます。
ワイルドカード指定時は1回目に「最初の取得」、2回目以降に「次情報取得」を指定します。
ワイルドカード指定時は、この関数を連続的に呼ぶ必要があります。
他の通信関数を使用すると、次情報取得は行えません。
≪C言語インタフェース≫
【コーリングシーケンス】
ER ercd = cu_getFileInfo(H comNo, H mode, B *fName, CU_FINFO *fInfo)
【パラメータ】
H comNo :通信ポート
COM0 :カシオ IR インタフェース
COM1 :シリアルインタフェース
H mode :最初/次フラグ
CU_GET_FIRST :最初の取得(1ファイル指定またはワイルドカード指定時の1回目)
CU_GET_NEXT :次情報取得(ワイルドカード指定時の2回目以降)
B *fName :検索ファイル名エリア
(ワイルドカード指定可。複数指定不可。「次情報取得」では参照しません。)
CU_FINFO *fInfo :ファイル情報エリア(検索したファイルの情報が設定されます。)
*該当ファイルが存在しない場合にはファイル情報エリアの各パラメータに0x00 が設定されます。
【リターンパラメータ】
ER ercd :リターンコード
【ストラクト構造】
typedef struct{
B name[256] :検索されたファイル名(フルパス名)
CU_DATETIME datetime; :日付時刻エリア(cu_dateTime 関数参照)
W size; :サイズ
B atr; :属性(OR 指定により設定される)
_A_NORMAL :通常ファイル(R/W)
_A_HIDDEN :不可視ファイル
_A_RDONLY :読出し専用ファイル
_A_SYSTEM :システムファイル
_A_SUBDIR :ディレクトリ
_A_ARCH :アーカイブ
} CU_FINFO;
【リターンコード】
E_OK :正常終了
E_NG :異常終了
E_PRM :パラメータエラー
≪備考≫