User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 C ライブラリ解説書
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(3)動作モード
通信ユーティリティでは接続構成の違いにより以下のモードをサポートします。
これらのモードはオープン時に選択します。
①HTモード
・ セッション(*1)確立後、コマンドを送信する権利(以後、送信権とする)を持つモードです。
PC−本機間通信時および本体−本体間通信時に、どちらか一方の本機が選択されます。
②PCモード
・ セッション確立後、本機からのコマンド待ちとなる、擬似PCモードです。
本体−本体間通信時に、どちらか一方の本機が選択されます。
(4)コマンド送信権
①HTモード
セッション確立後、HT側は送信権を有し、PC(PCモードを含みます。以降、PCとします。)に各コマンドを送信するこ
とにより、各機能を実現します。
送信権をPC側に譲渡する場合はIDLE通知コマンドを送信します。
その後、本機はPCからのコマンド受信待ち状態となります。
IDLE通知コマンド送信の際、PCのスクリプトファイル実行の指定が可能です。
ただし、PCモードの本機にはスクリプトファイル実行機能はありません。
②PCモード
PCはセッション確立後に本機からのコマンド受信待ちとなり、以後受信したコマンドに従い処理を実行します。
本機からIDLE通知コマンドを受信した場合、PCに送信権が移ります。
尚、PCからのIDLE遷移は行えません。
*1 セッションとは回線オープン時に、相手局確認等のネゴシエーションをさします。
赤外線通信(IrDA)では相手局検出、転送速度の決定等を行います。
尚、10ピン(RS232C)ではDR ONにてセッションの確立と見なします。
PC
本機
(PCモード)
本機
(PCモード)
本機
(HTモード)
本機
(HTモード)
本機
(HTモード)
本機
(PCモード)
本機
(PCモード)
OK