User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 C ライブラリ解説書
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2.1.7. バックアップ機能(M50/M51 のみ)
本機に搭載しているFROMデバイスを使用したドライブを提供し、データバックアップを実現します。
アクセス方法は通常のファイルとしてアクセス可能で、[Bドライブ]として扱われます。
ただし、書込み回数に制限があるため、書込み方式は追記のみとします。
※本ドライブは、本機に格納されるKCGデータ量により可変となります。
注)M60 及び M61 に関しては、通常のディスクと同様に読み書きが行えるドライブになっています。
フォーマット
項目 内容
総容量 64KB-1408KB(初期値 512KB)
セクタサイズ セクタの概念なし
セクタ/クラスタ クラスタの概念なし
※1 ファイル:最小 8KB
予約セクタ なし
セクタ/FAT なし
ディレクトリ なし
総セクタ数 なし
メディアディスクリプタ なし
同時 OPEN 1
総ファイル数 16
− ファイル配置 −
※ファイル配置
基本的にはリニアに配置されますが
上記状態からファイルAを一旦削除し
前よりも大きなサイズのファイルを
格納すると、右図のようにチェインします
データの信頼性
・アクセスはレコード単位となり、1回の書込み時に1レコード単位でチェックサムを付加します。
レコード形式
格納プログラム
・アプリケーション 更新されない READ ONLY ファイル
・システムファイル
・マスタファイル
・バックアップデータ 更新が必要な追記ファイル
ファイルA
ファイルB
空き領域
ファイルA
ファイルB
空き領域
ファイルA
障害発生後の業務継続を可能とするために、アプリケーションが動作
できる最低限のファイルをFROM側に持つことを推奨します。
データ数(2b
y
te) データ サム(2byte)