User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)

DT-900 C ライブラリ解説書
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(20)自局能力設定
自局能力を設定します。本機能はIrCOMMオープンに先立って使用する必要があります。
設定値は IrDA規格書に記されている折衝フィールドパラメータです。
パラメータは以下に示す通りです。
・ ボーレイト
・ 最大ターンアラウンドタイム
・ フレームデータサイズ
・ ウインドウサイズ
・ BOF数
・ 最小ターンアラウンドタイム
・ リンク開放時間
(21)IrCOMM強制終了
IrCOMMを強制終了します。
IrCOMMをオープン状態から初期状態(クローズ状態)に設定します。
基本適にはIrCOMMクローズと同じ機能をもちますが、通信状態に関係なく直ちに赤外線デバイス電源OFF、赤外
線通信用リソースのリリースを行います。
7.1.3. ファンクションの優先順位
各ファンクションには優先順位があります。優先順位は高い順にプライオリティ5∼1となっています。
基本的にレベルの高い順に使用します。以下に示す一覧を参考にして下さい。
プライオリティ ファンクションコール名 備考
5 Ir_State_set, Ir_SetPortConfig ・プライオリティ 4 以下のファンクションより先に使用して下さ
・リセット直後はデフォルト値となります
・クローズ状態である必要があります
・設定値はリセットされるまで有効です
4 ・予約とします
3 Ir_Err_Get ・プライオリティ 2 以下のファンクションと同じ優先順位で使用できます
2 Ir_Open ・クローズ状態である必要があります
1 Ir_Close, Ir_Read, Ir_Write, Ir_QueryTx,
Ir_QuertRx, Ir_EROn, Ir_EROff, Ir_RSOn,
Ir_Rsoff, Ir_BreakOn, Ir_BreakOff,
Ir_CheckCD, Ir_CheckDR, Ir_CheckCS,
Ir_CheckCI, Ir_CheckBreak, Ir_Init
・オープン状態である必要があります