User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 C ライブラリ解説書
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機能 IOボックス送信 関数名 c_irout
ベーシックIOボックスへデータの送信を行います。
ベーシックIOボックスへの接続はカシオIRポートのみ可能です。
カシオIRポートは半二重制御でデータ転送を行います。
本ファンクションは、CTRL信号を制御して送信イネーブル(受信ディセーブル)に設定し、データの送信を行います。
データの送信が終了すると受信イネーブル(送信ディセーブル)の状態に設定します。
本ファンクションは「n文字送信」、「送受信の有効/無効」、「IOボックス送信設定」の各ファンクションの機能を1つにまとめ
た機能を持ちます。従って、本ファンクションの正常終了後のCTRL信号はOFFとなり、送受信の有効/無効の設定は送信
ディセーブル、送受信イネーブルとなります。
≪C言語インタフェース≫
【コーリングシーケンス】
ER ercd = c_irout( H com_no, B *buffer, H length );
【パラメータ】
H com_no :通信ポート
COM0 :カシオ IR インタフェース
B *buffer :送信バッファアドレス
H length :送信文字数(バイト数)
【リターンパラメータ】
ER ercd :リターンコード
【リターンコード】
E_OK :正常終了
E_NG :異常終了
E_PRM :パラメータエラー
≪備考≫
・「COMのオープン」ファンクションによりSI/SO制御を行います。
・「COMのオープン」ファンクションにより信号線の監視を行います。
・「DR/CS/CDタイムアウト監視値の設定」ファンクションにより信号線の監視を行います。