User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)

DT-900 C ライブラリ解説書
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6.2.10. ブレイク要因検出
各ファンクションコールでは指定によりブレイク要因の検出を行います。ブレイク要因を検出するとファンクションは実行中の
処理を中断し、異常終了します。
ブレイク要因の検出を行うには本機のシステムに対してブレイク要因の検出を行うように設定する必要があります。ブレイク
要因の検出は「ブレイク要因の設定」ファンクションで設定することができます。
ブレイク要因は通信ポートのオープン直前(信号タイムアウト監視を行う前に)、ブレイク要因の検出後に一度クリアします。
(1)ブレイク要因の検出を行うファンクション
ブレイク要因の検出はフロー制御、信号タイムアウト監視、受信データ待ちのときに行います。
ブレイク要因の検出を行うファンクションについては「6.4 エラー詳細」で各ファンクションのエラーステータスを参照し
て下さい。エラーステータスの「CERR_o_BREAK」を通知します。
【ブレイク要因検出の流れ】
本機システム
パラメータエラー、NOTオープンエラー
DR/CS/CDタイムアウト監視(信号待ち)
XON/XOFF 制御(送信ビジー)
受信データ待ち
ファンクションコールの終了
ブレイク要因による中断エラー
Exit
中断キー押下(ブレイク要因)
ブレイク要因の検出を行なうファンクション