User manual - Cライブラリ解説書ver.2.00(2003年2月7日)
DT-900 C ライブラリ解説書
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(3)注意事項
・バーコード読取りを行なっている最中に、動作モード設定による誤動作を防止するために、オープン中の動作モード設
定は無効となります。
・設定パラメータ内にエラーを発見した場合、そのパラメータについては無効としますが引き続きパラメータ設定の処理
を行ないます。また、パラメータ中にエラーがあった場合、パラメータエラーを返します。
5.2.6. レーザー発光幅制御
従来のレーザースキャナにおいて遠距離のスキャンを行なうとレーザーの走査幅が広がり、読取りたいバーコード以外に
も、複数のバーコードをスキャンしてしまう事があります。
レーザー発光幅制御は、読取りたいバーコードの幅にあわせてレーザーの照射を制御することにより、確実にバーコード
の読取りを行なうことができます。
レーザー発光幅制御を行なうために次の関数があります。
表5.12 レーザー発光幅制御機能一覧
機能 内容 備考
キャリブレーション機能 マシン固体差によるレーザー発光幅位置を決定する
ための機能です
システムメニューまたはアプリケーション
から起動可能です(*1)
レーザー発光幅
設定機能
4段階のレーザー発光幅を設定するための機能です
(レーザー発光幅制御なしの設定も可能)
関数として提供されます
レーザー発光幅
微調整機能
現状設定されているレーザー発光幅を微調整し、
広める/狭めることが可能です
関数として提供されます
(*1) :共通関数を参照して下さい。
(1)キャリブレーション
マシンの固定差によるレーザー発光幅位置(レーザーの発光幅)を調節するための機能です。
システムメニューや関数(共通関数)で行なうことができます。
通知モードが設定されている状態で、キャリブレーションを実行した場合、通知イベントが発生してもキャリブレーショ
ン処理から戻れません。(電源OFF キー/APO を通知モードにしている場合は、キャリブレーション実行中にそのイベ
ントが発生しても電源 OFF されません)