DT-900 C ライブラリ解説書 DT-900 C ライブラリ解説書 Rev.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 目 次 1. 概要 ........................................................................................................................................................................1 1.1. 1.2. 1.3. 提供ファイルについて.................................................................................................................................................... 1 標準ライブラリ関数.............................................................................................................................
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.11. 4.2. 4.2.1. 4.2.2. 4.3. 5. キーロールオーバー機能................................................................................................................................................... 96 キーコード.........................................................................................................................................................................96 属性 .............................................................................................................
DT-900 C ライブラリ解説書 8.4.1. 8.4.2. 8.4.3. 8.4.4. 8.5. DT500 プロトコル機能............................................................................................................................................... 255 8.5.1. 8.5.2. 8.5.3. 8.6. 通信仕様......................................................................................................................................................................................255 ファイル送受信基本機能 .................................................................
DT-900 C ライブラリ解説書 1. 概要 1.1. 提供ファイルについて アプリケーションプログラムを作成する場合、必ず“HICIF.LIB“をリンクして下さい。 本機の関数を使用する場合には、本システムが提供する“BIOS1MAC.H“をアプリケーションプログラム内でインクルードし て下さい。 また、C 標準ライブラリの機能を使用する場合には、“SHCLIB.LIB“をリンクして下さい。 マルチドロッププロトコルまたは DT500 プロトコルを使用する場合には、専用のヘッダファイルをインクルードしなければなり ません。(FLINK プロトコルは標準でサポートされていますので、ヘッダファイルをインクルードする必要はありません) また、ヘッダファイルは、BIOS1MAC.
DT-900 C ライブラリ解説書 1.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 NO. 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 ライブラリ名 適用 fread 関数 fwrite 関数 fseek 関数 ftell 関数 rewind 関数 atof 関数 atoi 関数 atol 関数 strtod 関数 strtol 関数 srand 関数 calloc 関数 free 関数 malloc 関数 realloc 関数 abort 関数 exit 関数 bsearch 関数 qsort 関数 abs 関数 div 関数 labs 関数 ldiv 関数 ファイルから指定領域にデータを入力 指定領域からデータをファイルに出力 ファイルの現在の読み書き位置を移動 ファイルの現在の読み書き位置を取得 ファイルの現在の読み書き位置をファイル先頭に移動 数を表現する文字列を doublu 型の浮動小数点数に変換 10進数を表現する文字列を i
DT-900 C ライブラリ解説書 1.3. 専用ライブラリ関数 1.3.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 1.3.3. キー部関数 NO 1 2 3 関 数 名 キー入力ファンクション key_read key_string key_num key_check key_clear ファンクションキー制御 key_fnc key_fnc_mode 入力設定 key_select 機 能 ページ 1文字入力 文字列入力 数値入力 キーバッファのステータスチェック キーバッファのクリア 98 99 100 101 102 ファンクションキーコードの設定 ファンクションキー通知モード設定 103 104 キー入力モード設定 105 1.3.4.
DT-900 C ライブラリ解説書 1.3.5.
DT-900 C ライブラリ解説書 1.3.7.
DT-900 C ライブラリ解説書 1.3.8. タイマー部関数 NO 1 2 3 関 数 名 タイマ登録 s_settimer s_timerend s_settimer2 s_timerend2 音発生 s_beep s_sound 日時設定 s_dateget s_dateset s_timeget s_timeset 機 能 ページ タイマ1登録 タイマ1削除 タイマ2登録 タイマ2削除 316 317 318 319 エラービープ音 サウンド音 320 321 日付の取得 日付の設定 時刻の取得 時刻の設定 323 322 325 324 1.3.9. 電源部関数 NO 1 2 関 数 名 pwr_hold_apo pwr_off 機 能 ページ APO禁止設定 電源オフ 329 330 1.3.10.
DT-900 C ライブラリ解説書 2. データ管理部 2.1. 機能 2.1.1. メモリー管理機能 要求サイズ分のメモリを、メモリ領域の下位アドレスから連続した領域に割り付けます。 割り付けるメモリが、不足または、要求メモリサイズが0の場合はエラーを返します。 表2.1 サポートしている標準ライブラリ関数の一覧 関 数 名 処 理 概 要 calloc 記憶域を確保し、確保した全ての領域を0クリアーします free 指定した記憶域を解放します malloc 記憶域を確保します realloc 記憶域の大きさを指定した大きさに変更します 2.1.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 表2.4 システムデータ一覧 項目 電源 管理データ 内 容 初期化タイミング リセット立上げ configファイル反映 APO APO時間:0∼59(分) ○ ○ ABO ABO時間:10∼59(秒) ○ ○ レジューム ON/OFFの設定 ○ ○ KEY クリック音 ON/OFF ○ ○ 表示 フォントMODE 6/8/10(dot) ○ ○ フォント種別 NORMAL/BOLD ○ ○ 日本語/英語 日本語/英語 コントラスト設定値 0∼15 コントラスト手動差分 手動設定による現在設定値との差分 ○ − 読取り回数 バーコード連続読取回数:1∼9(回) ○ ○ OBR FROM内容反映 ○ ○ ○ 照合回数 読取コード照合回数:1∼9(回) ○ ○ スキャン時間 スキャンタイムアウト時間:1∼9(秒) ○ ○ プロトコル マルチドロップ/FLINK/DT500 ○ ○ 通信PORT 各種通信におけるPORT ○ ○ 速度(I
DT-900 C ライブラリ解説書 表2.5 システムデータ設定範囲 項 目 電源 KEY 表示 OBR 通信 共通 マルチドロップ または FLINK または DT500 タイマ システム プロトコル マルチドロップ FLINK DT500 管理データ サイズ 設定範囲 初期値 APO ABO レジューム クリック音 フォントMODE フォント種別 日本語/英語 コントラスト設定値 コントラスト手動差分 読取り回数 照合回数 スキャン時間 プロトコル 通信PORT 速度 (カシオIRインタフェース/IrDA) データ (カシオIRインタフェース/IrDA) パリティ (カシオIRインタフェース/IrDA) STOP (カシオIRインタフェース/IrDA) 速度 (シリアルインタフェース) データ (シリアルインタフェース) パリティ (シリアルインタフェース) STOP (シリアルインタフェース) 速度(PHSインタフェース) データ(PHSインタフェース) パリティ(PHSインタフェース) STOP(PHSインタフェース) 音量 機器ID 代理店ID
DT-900 C ライブラリ解説書 2.1.4.
DT-900 C ライブラリ解説書 2.1.5.
DT-900 C ライブラリ解説書 表2.7 FATファイルモード機能詳細 機能項目 内 容 ドライブの概念 あり(RAMドライブ:Aドライブ、AP領域:Cドライブ) ファイル数 ルート:192個、ディレクトリ配下:無制限(ファイル領域が許す限り) 同時オープン数 16 ディレクトリ サポート 総容量 738KB∼1.6MB セクタサイズ 512 セクタ/クラスタ 2 予約セクタ 1 メディアディスクリプタ 1 セクタ/FAT 3∼5 セクタ/トラック 0 ヘッド番号 0 総セクタ数 1476∼3205 (デフォルト:1.
DT-900 C ライブラリ解説書 2.1.6.
DT-900 C ライブラリ解説書 CONFIG.HTS形式 項目 ID 電源 KEY OBR 表示 通信 共通 個別 APO 時間 ABO 時間 レジューム クリック音 読取回数 照合回数 スキャン時間 MODE 日/英 種別 コントラスト プロトコル PORT 速度(IR) データ(IR) パリティ(IR) STOP(IR) 速度 (シリアルインタフェース) データ (シリアルインタフェース) パリティ (シリアルインタフェース) STOP (シリアルインタフェース) 速度 (PHS インタフェース) データ (PHS インタフェース) パリティ (PHS インタフェース) STOP (PHS インタフェース) 音量 下記参照 FORMAT アプリケーションサイズ タイマ プロトコル ファイルモード サイズ 位置 サイズ 設定範囲 00 +10 +12 +14 +16 +18 +20 +22 +24 +26 +28 +30 +32 +34 +36 10 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 +38 +40 +42 +44 2 2
DT-900 C ライブラリ解説書 CONFIG.OBR 設定ファイル『CONFIG.OBR』にて、NW-7、CODE39 の読み取りレベルの設定が行えます。 下記の書式のファイルを DT-900 の A ドライブもしくは B ドライブのルートディレクトリに格納してお くと、アプリケーション起動時に設定が反映されます。 CONFIG.OBR の書式 ; DT-900 CONFIG.OBR ; Copyright(C) 2000 CASIO COMPUTER CO.,LTD. All rights reserved. NW7LEVEL=n ; NW-7 読み取りレベル ; n = 0(甘い)∼3(厳しい) ; 省略時は 2 となります CODE39LEVEL=n ; CODE-39 読み取りレベル ; n = 0(甘い)∼3(厳しい) ; 省略時は 2 となります コメント以外は半角英数字を指定してください。 大文字、小文字の区別はありません。 A ドライブおよび B ドライブのルートディレクトリに CONFIG.
DT-900 C ライブラリ解説書 2.1.7.
DT-900 C ライブラリ解説書 バックアップシステム FROMドライブは「データバックアップ」を実現するために用意されたもので、以下の想定に基づいています。 B ドライブにダウンロード 業務継続 ・リセットスイッチ押下で復旧 ・B ドライブから AP 起動 ・バックアップデータを使用して業務再開 障害発生! データ吸上 ・B ドライブから吸上げ 業務開始 収集データを B ドライブにバックアップ データバックアップ方法 ・通常ファイルを扱うのと同じ方法でBドライブにアクセスし、必要なデータを追記方式でバックアップして下さい。 データ吸い上げ方法 ・バックアップデータはBドライブのファイルとして存在しているため 1: システムメニューのファイル転送による吸い上げ 2: ファイル吸い上げ用アプリケーションによる吸い上げを行なって下さい。 業務継続方法 ・バックアップドライブにアプリケーション/システムファイルを予め格納しておき、そこから起動するように設定してお いて下さい。 注意事項 ・バックアップ昨日を使う時は、必ず B ドライブをフォーマットする等によ
DT-900 C ライブラリ解説書 2.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 システムデータの設定 関数名 dat_system 電源、KEY、OBR、表示、通信、タイマ等に関するシステムデータを登録または読出します。 引数の機能コード、システムデータ識別IDが下記以外の場合は、何もせずにエラー終了とします。 登録を行う際には、データ毎の妥当性を確認し不当データの場合、全てデータ登録をせずにエラー終了とします。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = dat_system (FN fnc,ID sys_id,*VP sys_dt) ; 【パラメータ】 FN fnc ID sys_id *VP sys_dt :機能コード SYSD_FNC_READ :読出し SYSD_FNC_WRITE :登録 :システムデータ識別 ID SYSD_PWR :電源 SYSD_KEY :KEY SYSD_OBR :OBR SYSD_DSP :表示 (DT700 互換モード) SYSD_DSP2 : (本機オリジナル) SYSD_COM :通信 (共通) SYSD_COM0 :I
DT-900 C ライブラリ解説書 dat_systemの設定/読出しのデータバッファ詳細 (設定値詳細は、「表2−5 システムデータ設定範囲」を参照してください) 【電源関連】 typedef struct 【KEY関連】 typedef struct sys_pwr{ w apo; w abo; w res_md; }DAT_PWR_STR; /* APO時間設定 /* ABO時間設定 /* レジューム ON/OFF */ */ */ w clk_md; }DAT_KEY_STR; /* クリック音 ON/OFF */ w rd_ct; w cmp_ct; w scn_tm; }DAT_OBR_STR; /* 読み取り回数 /* 照合回数 /* スキャン時間 */ */ */ w font_md; w lang_md; }DAT_DSP_STR; /* 6/8/10ドットモード /* 日本語/英語モード */ */ w font_kd; w cont_md; w cont_df; }DAT_DSP_STR2; /* NORMAL/BOLD /* コントラスト設定値 /*
DT-900 C ライブラリ解説書 【プロトコル関連】 typedef struct sys_pro { /* マルチドロップ用 */ w non_rec_tmout; w non_retry_ct; w mal_rec_tmout; w ptp_snd_tmout; w ptp_rec_tmout; w ptp_rec_retry_ct; /* /* /* /* /* /* 通常受信タイムアウト 通常リトライ回数 マルチドロップ受信タイムアウト 予約領域 予約領域 予約領域 */ */ */ */ */ */ /* FLINK */ w irda_tmout; w irda_rec_tmout; w dr_tmout; w cs_tmout; w cd_tmout; /* /* /* /* /* IrDA セッション確立タイムアウト IrDA 受信タイムアウト IrDArセッション終了タイムアウト 予約領域 予約領域 */ */ */ */ */ /* DT500 w sirial_no w level_parity w bht_tmout }DAT_PRO_STR; */ /*
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OSバージョン読出し 関数名 dat_OSVer_Read 現在、登録されているFROM OSバージョンを指定バッファ(16バイト)に読出します。 データのフォーマットは、ASCIIコードで以下のようになります。 ” * . * * * * △ * * . * * . * * △” バージョンNO 年 月 日 △:スペース ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 void dat_OSVer_Read(B *rd_buf); 【パラメータ】 B *rd_buf :OSバージョン格納バッファポインタ(16バイトの領域が必要です) 【リターンパラメータ】 なし 【リターンコード】 なし ≪備考≫ 24
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 代理店IDのチェック 関数名 代理店IDのチェックを行います。 アプリケーションの不正コピー防止用に使用します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = dat_dealer_chk( UB *dealer_no ) ; 【パラメータ】 UB *dealer_no :代理店ID格納領域のアドレス 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :ID一致 E_NG :ID不一致 ≪備考≫ 代理店IDは、6桁の半角英数字で構成されています。 25 dat_dealer_chk
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 APロード&実行 関数名 dat_Apload 指定されたファイルを読出し、APファイルとしてAP領域にロードし実行します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd =dat_Apload( B *path ); 【パラメータ】 B *path :指定ファイル名の格納先ポインタ(指定方法詳細は open 関数参照) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_NG :異常終了 ≪備考≫ 26
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルオープン 関数名 open <低水準インタフェース関数> 指定ファイルをオープンして、ファイル操作を可能にします。 ファイル操作は、オープン時に返されるファイル番号を指定することにより、modeで指定したファイルモードに従って行われます。 ファイルの同時オープン可能数は、DT700互換モード、FAT ファイルモード共に16です。 B ドライブは、M50/M51 の場合は1、M60/M61 の場合は 16 です。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 int ercd = open(char *name, int mode) ; 【パラメータ】 char *name :指定ファイル名の格納先ポインタ(指定方法詳細は次ページ参照) int mode :ファイルモード O_RDONLY (B0) :1の時、読込み専用 O_WRONLY (B1) :1の時、書込み専用 O_RDWR :1の時、読込み/書込み両用 (B2) O_CREAT (B3) :1の時、ファイル新規作成 O_TRUNC (B4) :1の時、指定フ
DT-900 C ライブラリ解説書 openの指定ファイル名格納先ポインタ指定方法の詳細 ファイルシステムモードにより以下の形式の指定が可能です。 (形式1) nnnnnnnn.mmm ファイル名 拡張子 (形式2) d:¥ pppppppp ¥ nnnnnnnn.mmm ドライブ名:パス名¥ 注 ファイル名.拡張子 ファイル名の有効データ(ANKコードのみ) ファイル名の先頭コードは80H以上にしないで下さい。 DT700互換モード FAT ファイルモード 形式1 指定可能 指定可能 形式2 ルートディレクトリのみ指定可能 (パス名は指定不可) 指定可能 28
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルクローズ 関数名 <低水準インタフェース関数> 指定ファイルをクローズし、ファイルの日付/時刻を登録します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 int ercd = close(int fileno) ; 【パラメータ】 int fileno :クローズするファイル番号 【リターンパラメータ】 int ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 E_LOWERR :異常終了 ≪備考≫ 29 close
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルのリード 関数名 read <低水準インタフェース関数> 指定ファイル番号に対応したファイルの読出し位置から指定読込み領域へ指定データバイト数分格納ファイルデータを読込み ます。指定バイト数以下でファイルが終了した場合は、そこで読込みを終了とします。 読出し位置は、読込んだバイト数だけ先に進みます。正常終了した場合は、実際に読込んだバイト数を返します。 データを読込む前に、該当データブロックのサム値のチェックを行い、正しくない場合には、異常終了します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 int ercd = read(int fileno, char *buf, unsigned int count) ; 【パラメータ】 int fileno :読込み対象のファイル番号 char *buf :読込み領域のポインタ unsigned int count :読込みデータの要求バイト数 【リターンパラメータ】 int ercd :正常終了時は、実際に読込まれたデータバイト数 異常終了時は、リターンコードを返します 【リタ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルのライト 関数名 write <低水準インタフェース関数> ファイルにデータを書込みます。書込み位置は、書込めたデータ数だけ先に進みます。 正常終了した場合は、実際に書込めたデータバイト数を返します。 書込み途中でファイルデータ領域が満杯になった場合も正常終了します。 連続して戻り値が0となるような場合、満杯状態と判断して異常終了します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 int ercd = write(int fileno, char *buf, unsigned int count) ; 【パラメータ】 int fileno :書込み対象のファイル番号 char *buf :書込み領域のポインタ unsigned int count :書込みデータの要求バイト数 【リターンパラメータ】 int ercd :正常終了時は、実際に書込まれたデータバイト数 異常終了時は、リターンコードを返します 【リターンコード】 E_LOWERR :異常終了 ・書込み異常 ・ファイル未オープン ≪備考≫ 読込み専用モードファ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルリード/ライト位置の設定 関数名 lseek <低水準インタフェース関数> 指定ファイルの読込/書込位置をバイト単位で設定します。 正常終了した場合は、ファイルの先頭からオフセットを返します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 int ercd = lseek(int fileno, long offset, int base) ; 【パラメータ】 int fileno :対象のファイル番号 long offset :読込み/書込み位置の変更先 int base :0の時、ファイルの先頭を基準とします base で指定された位置からのオフセット値 (バイト単位) 1の時、現在の読込み/書込み位置を基準とします 2の時、ファイルの最後を基準とします 【リターンパラメータ】 int ercd :正常終了時は、変更した位置情報を返します ファイルの先頭からオフセットアドレス(バイト単位) ・更新した書込み位置が負の場合、現在位置は更新されません ・更新した書込み位置がファイルサイズを超えた場合、現在位置は更新されません
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 メモリ領域の割当て 関数名 sbrk <低水準インタフェース関数> 要求されたデータサイズ分の領域をメモリ領域の下位アドレスから割り付けます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 char *buf= sbrk(unsigned long size) ; 【パラメータ】 unsigned long size :要求データのサイズ(1∼16KBバイト) 【リターンパラメータ】 char *buf :正常終了の場合、割り付けた領域の先頭アドレスを設定 異常終了の場合、リターンコードを設定 【リターンコード】 E_LOWERR :異常終了 ・割り付けるメモリ領域不足 ・要求サイズが0 ≪備考≫ 33
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル格納情報の取得 関数名 dat_fdir (DT700 互換モード専用) 第1引数で指定された位置のファイル格納情報を第2引数で指定された領域にファイル格納情報を設定します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = dat_fdir(B id, DIR_TBL *buf); 【パラメータ】 B id :ファイル管理テーブルの読込み位置指定 DAT_FILE_TOP :ファイル管理テーブルの先頭から読み出します DAT_FILE_NEXT :次のファイル管理テーブルを読み出します DIR_TBL *buf :ファイル格納情報の読込み領域 (詳細は、次頁参照) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 E_PRM :ファイル管理テーブルの読込み位置指定エラー E_NG :ファイル格納情報が無い ≪備考≫ 34
DT-900 C ライブラリ解説書 ファイル格納情報のデータ typedef struct fcb { B filename[8]; /* ファイル名 */ B extension[3]; /* 拡張子 */ W top_adr; /* 先頭アドレス */ W size; /* ファイル サイズ */ UW date_tm; /* 日付・時刻 */ W /* ファイル属性 */ attribute; } DIR_TBL; ファイル名 : 文字列データの最大8文字+スペース 前詰めで8文字未満の場合は、NULLコードが格納されます (英文字はすべて大文字です) 拡張子 : 文字列データの最大3文字+スペース 前詰めで3文字未満の場合は、NULLコードが格納されます (英文字はすべて大文字です) 先頭アドレス : ファイルデータ領域に格納されている該当ファイルの先頭アドレス ファイルサイズ : ファイルデータ領域に格納されている該当ファイルのファイル サイズ(バイト単位) 日付/時刻 : ファイル書込み時の年月日時分データ D0 ∼ D4 =
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル空き領域サイズの取得 関数名 ファイル格納領域の未使用領域サイズを取得します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 UW size = dat_fsize(void); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 UW size :ファイル格納領域の未使用領域サイズ 【リターンコード】 なし ≪備考≫ 36 dat_fsize (DT700 互換モード専用)
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルの削除 関数名 ファイルを削除します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = dat_fdel(B *name); 【パラメータ】 B *name :指定ファイル名の格納先ポインタ ファイル名 : 8文字以下(文字列データ) 拡張子 : 3文字以下(文字列データ) 例)nnnnnnnn.mmm ファイル名 拡張子 ANKコード(シフトJISは不可) ”.”は省略可能です 空白を指定した時はエラーになります。 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 E_PRM :不当ファイル名 E_NG :指定ファイルなし ≪備考≫ 37 dat_fdel (DT700 互換モード専用)
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 メモリ領域の空きサイズの取得 関数名 メモリ領域の未使用領域のサイズを返します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 UW size = dat_mem_size( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 UW size :メモリの未使用領域サイズ 【リターンコード】 なし ≪備考≫ 38 dat_mem_size
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ディレクトリの作成 関数名 fil_mkdir (FATファイルモード専用) 新しいディレクトリを作成します。 制限事項: Aドライブのファイルが16ファイル同時オープンされている場合は、異常終了します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_mkdir( const char *path ); 【パラメータ】 const char *path :作成するディレクトリのフルパス名 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 E_NG :異常終了 ≪備考≫ ・9文字以上11文字以下のディレクトリ名を指定した場合、エラーとはならず以下のようになります。 (例) A:¥12345678901 → A:¥12345678.901 ・MS-DOS の予約デバイスに相当するファイル名の制限はありません。 ・ディレクトリ名に¥を連続指定してもエラーとはならず、以下のように作成されます。 (例) A:¥A¥¥ABC → A:¥A¥(スペース)¥A
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ディレクトリの削除 関数名 fil_rmdir (FATファイルモード専用) ディレクトリを削除します。 制限事項: Aドライブのファイルが16ファイル同時オープンされている場合は、異常終了します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_rmdir( const char *path ); 【パラメータ】 const char *path :削除するディレクトリのフルパス名 【リターンパラメータ】 ER ercd 【リターンコード】 E_OK E_NG :リターンコード :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 40
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルの削除 関数名 fil_remove ファイルを削除します。 制限事項: FATファイルモードで、Aドライブのファイルが16ファイル同時オープンされている場合は、異常終了します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_remove( const char *pathname ); 【パラメータ】 Const char *pathname :ファイルのパス名(指定方法は、open 関数参照) 【リターンパラメータ】 ER ercd 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :リターンコード :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 41
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル名の変更/移動 関数名 fil_rename ファイル名の変更またはファイルの移動を行います。 制限事項: FATファイルモードで、Aドライブのファイルが15ファイル同時オープンされている場合、 またはルートディレクトリにファイルが192個存在する場合は、異常終了します。 異なるドライブ間のファイル移動はできません(異常終了します) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_rename( const char *oldname, const char *newname ); 【パラメータ】 const char *oldname :現在のファイルのパス名(指定方法は、open 関数参照) const char *newname :新しいファイルのパス名(指定方法は、open 関数参照) 【リターンパラメータ】 ER ercd 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :リターンコード :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 42
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルの日時・サイズ・属性の取得 関数名 fil_fstat オープンされているファイルの日時、サイズ、属性を取得します。 DT700互換モードの場合、リターンするファイル属性は常に0です。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_fstat( int handle,struct stat *buffer ); 【パラメータ】 int handle :ファイル番号 FIL_FSTAT *buffer :結果格納バッファ 【ストラクト構造】 typedef struct stat{ UW filesize UH date /* ファイルの日付 */ UH time /* ファイルの時刻 */ attr /* ファイルの属性 */ B /* ファイルサイズ */ _A_NORMAL : 読み書き可 _A_RDONLY : 読込み専用 _A_HIDDEN : 隠しファイル _A_SYSTEM : システム _A_VOLID : ボリュームID _A_SUBDIR :
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルのサイズの変更 関数名 fil_chsize ファイルのサイズを変更します。 元のファイルより大きいサイズが指定された場合は、ファイルの後ろに NULL を付加し、小さいサイズが指定された場合は、 先頭から指定サイズまでをファイルサイズとします。 制限事項: Aドライブのファイルが16ファイル同時オープンされている場合は、異常終了します。 Bドライブは、対象外です(異常終了します) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_chsize( B *path, UW *fsize ); 【パラメータ】 B *path :変更対象のファイル名(全パス名指定) UW *fsize :変更するファイルのサイズ(バイト単位) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 E_NG :異常終了 ≪備考≫ ファイルサイズを一度小さく変更したとき、その部分の内容は保証しません。 オープン中のファイルに対して本関数を実行した場合、その内容は保証しません。
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル領域空きサイズの取得 関数名 ファイル領域の空きサイズの取得をします。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 UW size = fil_getsize(B *path); 【パラメータ】 B *path :ドライブ名 【リターンパラメータ】 UW size :空き領域サイズ 【リターンコード】 E_NG E_PRM :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 45 fil_getsize
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル名の取得 関数名 fil_findfirst 指定された条件でファイルの検索を行い、条件に一致するファイル名を取得します。 次候補を読み出す時は fil_findnext 関数を使用してください。 DT700互換モードの場合、第二パラメータのファイル属性は、意味を持ちません。(検索条件対象外) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_findfirst( B *path, UH attr, struct find_t *buffer ); 【パラメータ】 B *path :検索ファイル名(指定方法は、open 関数参照。形式2のみ有効。ワイルドカード使用可) UH attr :検索ファイルの属性(OR指定可) _A_NORMAL :読み書き可能 _A_VOLID :ボリュームID _A_RDONLY :読込み専用 ※ _A_SUBDIR :サブディレクトリ _A_HIDDEN :隠しファイル _A_ARCH :アーカイブ ※ _A_SYSTEM :システムファイル ※アーカ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル名の取得(次候補) 関数名 fil_findnext fil_findfirst 関数にて、取得されたファイル名の次候補を読出します。 アーカイブ/読込み専用属性は、指定の有無に関わらず常に検索対象となります。 次候補がない場合は、異常終了とします。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_findnext( struct find_t *buffer ); 【パラメータ】 FIND_T *buffer :結果を格納するバッファ 【ストラクト構造】 typedef struct find_t{ B reserved[21] :予約領域 B attrib :検索されたパスについてのファイル属性 UH wr_time :ファイルを最後に更新した時刻 UH wr_date :ファイルを最後に更新した日付 W size :ファイルの大きさ(バイト単位) B name[13] :検索されたファイルもしくはディレクトリの名前 (パスを含まず文字列の最後は NULL です) (英文字は、すべ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルの個数と総サイズの取得 関数名 fil_filesize 指定されたファイルの個数と総サイズを取得します。 また、指定によりサブディレクトリ下の検索も行うことができます。 指定ファイルが存在しない場合、正常終了(ファイルサイズ/個数=0)します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_filesize( B *path, struct cnt_and_size *buffer, UB find_sw ); 【パラメータ】 B *path :検索ファイル名(指定方法は、open 関数参照。形式2のみ有効。ワイルドカード使用可) FIL_SIZE *buffer :結果を格納するバッファ 【ストラクト構造】 typedef struct cnt_and_size{ UW cnt :該当するファイルの個数 UW size :ファイルの総サイズ } FIL_SIZE; UB find_sw :サブディレクトリ下の検索指定 FIL_SUBDIR_ON :サブディレクトリ下まで検索する FIL_SUBD
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル全パス名の取得 関数名 fil_filefind ファイルの検索を行ないます。 検索結果のファイル名は、パスを含んだ形式で取得されます。 パスの異なる同一名称のファイルが複数存在する場合、検索条件に順次合致していくなかで指定した番目に一致したファイル を取得します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = fil_filefind( B *path, UB *buffer, UB find_sw, UH seq_no ); 【パラメータ】 B *path :検索するファイル名(指定方法は、open 関数参照。形式2のみ有効。ワイルドカード使用可) UB *buffer :ファイル名を格納するバッファ(形式2で返却) UB find_sw :サブディレクトリ下の検索指定 FIL_SUBDIR_ON :サブディレクトリ下まで検索する FIL_SUBDIR_OFF :サブディレクトリ下は検索しない UH seq_no :指定番目の番号 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターン
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル名変更 関数名 dat_frname (DT700 互換モード専用) ファイル名の変更を行ないます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = dat_frname(UB *old , UB *new); 【パラメータ】 UB *old :変更前のファイル名 例) nnnnnnnn.mmm ファイル名 拡張子 ANKコード(シフトJIS不可) ”.”は省略可能 UB *new :変更後のファイル名 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 E_NG :異常終了 ≪備考≫ 【ファイル名に使用可能な文字コード】 ’0’∼’9’,’A’∼’Z’,’a’∼’z’,カタカナ(0xA0∼0xDF),スペース,’!’,’#’,’$’,’%’,’&’,’’’,’(’,’)’ ,'-',’^’,’ ̄’,’@’,’{’,’}’,’_’ 注)ファイル名の大文字/小文字は同一視していません。 50
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイルデータの検索 関数名 dat_F_Search (DT700 互換モード専用) 指定された検索指示情報に従いファイルデータを検索します。 OPENされていないファイルに行なうと、異常終了します。(E_NG をリターンコードとして返します) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER dat_F_Search(B *filename,W start_adr,H fieldsize,H keypos,H keylen, UB *code,UB *sdata,W *fpos); 【パラメータ】 B *filename :検索要求ファイル名格納先アドレス W start_adr :検索開始相対アドレス H fieldsize :1検索データのデータサイズ H keypos :検索コードの格納先相対アドレス H keylen :検索コードのデータサイズ UB *code :比較検索コードの格納先アドレス UB *sdata :検索データの格納先バッファアドレス(出力情報) W *fp
DT-900 C ライブラリ解説書 3. 表示部 3.1. 表示制御 3.1.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 (1)6ドットモード時 128 012345678901234567890 (0,0) (0,0) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 123 あいう (20,0) 64 (20,9) 2ドット 1ドット (2)8ドットモード時 128 0123456789012345 (0,0) 0 1 123 あいう (15,0) 2 64 3 4 5 6 (0,7) 7 (15,7) (3)10ドットモード時 128 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 (0,0) 0 1 123 あいう (11,0) 64 2 3 4 (0,5) (11,5) 5 2ドット 4ドット 53
DT-900 C ライブラリ解説書 3.1.2. 表示コード 本機は、シフトJISコードを使用します。 コード体系には、制御コードと文字コードがあり、文字コードはさらに ANK と漢字コードに分類されます。 また、漢字コードの一部に外字フォントを登録することができます。 各フォントのビットマップの先頭アドレス等は、フォントテーブルにより管理されており、先頭アドレスを変更することにより ユーザフォントを表示させることができます。 (1)ANKコード 表示可能コードは表の網掛け部分(01H∼80H、A0H∼DFH、FDH∼FFH)です。 表3.2 ANK(半角文字)コード表 0 1 2 3 4 5 6 7 ! “ # $ % & ‘ ( ) * + , .
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)漢字/外字コード 1文字/文字列表示を行う場合の表示可能な漢字/外字コード(2バイトコード)は、以下のコードです。 第1水準 第2水準 外字 エリア : : : : : 8140H∼84FCH 889FH∼989EH 989FH∼9FFCH E040H∼EAFCH EB40H∼EBCOH ※ 2 バイト目が、7F のコード(例:0xEB7F)は存在しません。 表3.3 コード表(2バイトコード) 00 10 20 30 40 50 60 70 80 90 A0 B0 C0 D0 E0 F0 00 10 20 30 40 50 60 70 80 40 7E 80 9F FC 81 第 1 水 準 第 1 水 準 第 2 水 準 84 88 90 98 9F A0 B0 C0 D0 E0 40 7E 80 C0 FC E0 第 2 EA EB 外 字 F0 55 水 準
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)実際の表示文字 1文字表示(lcd_char)、文字列表示(lcd_string、lcd_string2)時に、指定するコードにより実際に表示される文字を以下に 示します。 表3.4 1文字表示(lcd_char) 1バイト目 2バイト目 ROMフォント時 ユーザーフォント指定時 00 00 0A,0D 01∼09,0B,0C 0E∼1F,81∼9F E0∼FC 20∼7F,A0∼DF FD∼FF 40∼7E,80∼FC 00∼3F,7F FD∼FF 9F∼FC 00∼9E,FD∼FF 40∼7E 80∼C0 00∼3F,7F C1∼FF 00∼FF 何も表示しません コントロールコード ANK スペース (3.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 3.1.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 3.1.4.
DT-900 C ライブラリ解説書 3.1.5.
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)行端での自動改行制御 文字列表示を行う時、行端で表示仕切れない場合には先頭文字により、1または2行の改行を自動で行います。 (ただし、改行モードあり指定時) (例1) 先頭文字が縮小ANKの場合、座標(0,0)に“1234567890ABCDEFGHIJ 0 0 1234 1 GHIJ 2 3 あ あ ”を表示 7890ABCDEF ※ 56は上書きされます。 (例2) 先頭文字が標準ANK/漢字の場合、座標(0,0)に“1234567890ABCDEFGHあ”表示 0 0 1 2 3 1234567890ABCDEF GH あ (4)行端での漢字表示制御 行端で切れ端になる場合には、1または2行の改行を自動で行います。(ただし、改行モードありの時) (例 1) 先頭文字が縮小ANKの場合、座標(12、1)に“A 0 0 1 123456789012 2 3 あいうえ ”を表示 0 0 1 2 3 12 いうえ 789012A あ ・‘い’が入りきらないので改行します。 ・123456は上書きされます (例2) 先頭文字が標準ANK
DT-900 C ライブラリ解説書 3.1.6.
DT-900 C ライブラリ解説書 3.2. フォント制御 1文字/文字列表示を行うとき、6ドット/8ドット/10ドットフォントの取り扱いは、予め設定されたフォントモードでに依存し ます。 異なるフォントモードの混在表示はできません。 3.2.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 3.2.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)8ドットモードのフォント ①縮小ANKデータ構成(8×8ドット) d7 d0 1 バイト目 □□■■■□□□ □■□□□■□□ □■□□□■□□ □■□□□■□□ □■■■■■□□ □■□□□■□□ □■□□□■□□ 8 バイト目 □□□□□□□□ 1フォント8バイト構造 38 1 44 2 44 3 44 4 7C 5 44 6 44 7 00 8 (バイト目) ②標準ANKデータ構成(8×16ドット) d7 d0 1 バイト目 □□□□□□□□ □□□■■□□□ □□■□□■□□ □■□□□□■□ □■□□□□■□ □■□□□□■□ □■□□□□■□ □■□□□□■□ □■■■■■■□ □■□□□□■□ □■□□□□■□ □■□□□□■□ □■□□□□■□ □■□□□□■□ □□□□□□□□ 16 バイト目 □□□□□□□□ 1フォント16バイト構造 00 1 18 2 24 3 42 4 42 5 42 6 42 7 42 8 (バイト目) 7E 9 42 10 42 11 42 12 42 13
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)10ドットモードのフォント ①縮小ANKデータ構成(10×10ドット) d7 d0d7 d0 1 バイト目 □□■■■■■□□□****** □■□□□□□■□□****** □■□□□□□■□□****** □■□□□□□■□□****** □■□□□□□■□□****** □■■■■■■■□□****** □■□□□□□■□□****** □■□□□□□■□□****** □■□□□□□■□□****** 19 バイト目 □□□□□□□□□□****** 2 バイト目 20 バイト目 1フォント20バイト構造 3E 00 41 00 41 1 2 3 4 5 00 6 41 7 00 8 41 9 00 10 (バイト目) 7F 11 00 16 41 17 00 18 00 19 00 20 (バイト目) 00 12 41 13 00 14 41 15 ②標準ANKデータ構成(10×20ドット) d7 d0d7 d0 1 バイト目 □□□□□□□□□□****** □□□□■■□□□□*
DT-900 C ライブラリ解説書 ③標準漢字データ構成(20×20ドット) d7 d0d7 d0d7 d0 1 バイト目 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□**** 3 バイト目 □■■■■■■■■■■■■■■■■■□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□■■■■■■■■■■■■■■■□□□**** □□■□□□□■□□□■□□□□■□□□**** □□■□□□□■□□□■□□□□■□□□**** □□■□□□□■□□□■□□□□■□□□**** □□■□□□□■□□□■□□□□■□□□**** □□■■■■■■■■■■■■■■■□□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□□□□□□■□□□■□□□□□□□□**** □□□□□□□■
DT-900 C ライブラリ解説書 3.2.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 (4) 強調/反転表示 ・(1)、(2)両方の処理を合わせます。(強調後反転する) □□□□□□ □□■■□□ □■□□■□ □■□□■□ □■□□■□ □■■■■□ □■□□■□ □■□□■□ □■□□■□ □■□□■□ □□□□□□ □□□□□□ ==> ■■■■■■ ■■□□□■ ■□□■□□ ■□□■□□ ■□□■□□ ■□□□□□ ■□□■□□ ■□□■□□ ■□□■□□ ■□□■□□ ■■■■■■ ■■■■■■ (5) 横倍角/強調表示 ・(1)、(3)両方の処理を合わせます。(横方向へ2倍してから強調する) □□□□□□ □□■■□□ □■□□■□ □■□□■□ □■□□■□ □■■■■□ □■□□■□ □■□□■□ □■□□■□ □■□□■□ □□□□□□ □□□□□□ ==> □□□□□□□□□□□□ □□□□■■■■■□□□ □□■■■□□□■■■□ □□■■■□□□■■■□ □□■■■□□□■■■□ □□■■■■■■■■■□ □□■■■□□□■■■□ □□■■■□□□■■■□ □□■■■□□□■■■□ □□■■■□□□■■■□ □□□
DT-900 C ライブラリ解説書 3.2.4.
DT-900 C ライブラリ解説書 ・漢字フォントファイル構成 ファイルTOP 8140h のフォント : : 84FFh のフォント 889Fh のフォント : : 9FFFh E040h ファイルヘッダ等はありません。 右図の様に続けてフォントイメージを 作成して下さい。 XX00h∼XX3Fhおよび8840h∼889Eh のフォントイメージは入れません。 詰めて作成して下さい。 XX7Fh、XXFDh、XXFEh、XXFFhは指定 しても表示されませんがダミーデータを入れ ておいて下さい。 EAFFh のフォント ファイルEND ※ 途中までしかデータが入っていない場合、それ以降のコードが指定された時は、スペースを表示します。 (4) 表示方法 外字フォントは外字切り替え(lcd_gaiji)を呼んでファイルを登録して下さい。登録後、1文字表示/文字列表示で 0xEB40∼0xEBC0 のコードを指定すると表示されます。 ANKフォントおよび漢字フォントのユーザーフォントは、ユーザーフォントファイル登録(lcd_usrfont)を呼んでファイル を登録して下さい。登録後、1文字表示/文字列表
DT-900 3.3. C ライブラリ解説書 DT700互換表示モード 本表示関数では、DT700と互換を取るため通常表示モードの他に、2つの互換モードを提供します。 リンク時に互換モード用のオブジェクトをリンクしてください。(AP_START.OBJ は、リンクしません) 3.3.1. 互換モードA ・128×64dot 内の中央 96×48dot のみを使用して表示します。 ・表示文字が小さくなるのみで、互換表示が可能です。 ※ユーザーフォント/外字フォント:ビット並びの変換TOOLを提供します(PC側で変換が必要)。 6*6dot 6*6dot 16桁 8行 16桁 8行 センタリングするため 左右16dot/上下8dot空き 8*8dot 8*8dot 12桁 6行 12桁 6行 センタリングするため 左右16dot/上下8dot空き 3.3.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 3.4.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 画面クリア 全表示データをスペースクリアします。 カレントカーソル位置をホームポジション(0,0)へ移動します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_cls( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 73 関数名 lcd_cls
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 カーソルタイプ設定 関数名 lcd_csr_set カーソル表示タイプ(カーソル非表示、アンダーラインカーソル、ブロックカーソル)を設定します。 カーソルの形状は、カレントカーソル位置の表示コード種別(ANK/漢字)に関係なく横のドット数はANKサイズとなります。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_csr_set( H csr_type ); 【パラメータ】 H csr_type :カーソル表示タイプ カーソル非表示 アンダーラインカーソル ブロックカーソル 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー :LCD_CSR_OFF :LCD_CSR_UNDER :LCD_CSR_BLOCK ≪備考≫ 74
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 カーソル位置設定 関数名 lcd_csr_put 指定される行・桁でカーソル位置を設定します。 指定範囲の最大行、最大桁は各フォントモードの縮小ANKを基準とします。 また、行/桁が最大値を越える場合は、一番近い行/桁にカーソル位置を設定します。 行/桁は左上端を(0,0)とします。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_csr_put( H csr_line, H csr_colum ); 【パラメータ】 H csr_line H csr_colum :カーソル行位置 6ドットモード時0∼9行を指定 8ドットモード時0∼7行を指定 10 ドットモード時0∼5行を指定 :カーソル桁位置 6ドットモード時0∼20桁を指定 8ドットモード時0∼15桁を指定 10 ドットモード時0∼11桁を指定 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 75
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 カーソル位置読出し カレントカーソル位置およびカーソル表示タイプを返します。 関数名 lcd_csr_get ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_csr_get( H *csr_line, H *csr_colum, H *csr_type ); 【パラメータ】 H *csr_line H *csr_colum H *csr_type 【リターンパラメータ】 ER ercd 【リターンコード】 E_OK :カーソル行位置のデータポインタ 6ドットモード時は0∼9を格納 8ドットモード時は0∼7を格納 10 ドットモード時は0∼5を格納 :カーソル桁位置のデータポインタ 6ドットモード時は0∼20を格納 8ドットモード時は0∼15を格納 10 ドットモード時は0∼11を格納 :カーソル表示タイプのデータポインタ カーソル非表示 : LCD_CSR_OFF アンダーラインカーソル : LCD_CSR_UNDER ブロックカーソル : LCD_CSR_BLOCK :リターンコード :正常終了 ≪備考≫ 76
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 1文字表示 関数名 カレントカーソル位置に1文字表示します。 ANK/漢字コードの表示ができます。 (標準/縮小ANKのフォントデータ区別には引数のANKモードを参照します。) 引数の文字属性で文字修飾表示が可能です。 lcd_char ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_char( H ank_mode, H disp_attr, UH disp_data, H lf_mode ); 【パラメータ】 H ank_mode H disp_attr H disp_data H lf_mode :ANKモード 縮小ANKモード :LCD_ANK_LIGHT 標準ANKモード :LCD_ANK_STANDARD :表示属性 通常表示 :LCD_ATTR_NORMAL 反転表示 :LCD_ATTR_REVERS 強調表示 :LCD_ATTR_WIDTH 横倍表示 :LCD_ATTR_DOUBLE ※複数の修飾を行う場合はOR指定して下さい。 :表示データ :改行モード 改行なし :LCD_LF_OFF 改行あり :LC
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 文字列表示 関数名 lcd_string カレントカーソル位置から文字列を表示します。 ANK/漢字コードの表示ができます。 (標準/縮小ANKのフォントデータ区別には引数のANKモードを参照します。) 引数の文字属性で文字修飾表示が可能です。 文字列の有効バイト数は1024バイトです。 従ってANKは1024/漢字は512文字が最大表示可能文字数で、以降は無視します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_string( H ank_mode, H disp_attr, UB *disp_data, H lf_mode ); 【パラメータ】 H ank_mode H disp_attr UB *disp_data H lf_mode :ANKモード 縮小ANKモード :LCD_ANK_LIGHT 標準ANKモード :LCD_ANK_STANDARD :表示属性 通常表示 :LCD_ATTR_NORMAL 反転表示 :LCD_ATTR_REVERS 強調表示 :LCD_ATTR_WIDTH 横倍表示 :LCD_AT
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 文字列表示2(スクロール抑制) 関数名 lcd_string2 通常の文字列表示と同等の処理をしますが、改行ありモード時、最下行でのスクロールを抑制します。 改行コード(CR・LF)は通常の改行処理を行ないます。また、最下行にある場合はスクロールを行ないます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_string2( H ank_mode, H disp_attr, UB *disp_data, H lf_mode ); 【パラメータ】 H ank_mode H disp_attr UB *disp_data H lf_mode :ANKモード 縮小ANKモード :LCD_ANK_LIGHT 標準ANKモード :LCD_ANK_STANDARD :表示属性 通常表示 :LCD_ATTR_NORMAL 反転表示 :LCD_ATTR_REVERS 強調表示 :LCD_ATTR_WIDTH 横倍表示 :LCD_ATTR_DOUBLE ※複数の修飾をしたい場合はORで設定して下さい。 :表示データバッファポインタ :改行モー
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ユーザー文字列表示 関数名 カレントカーソル位置から文字列を表示します。 ANKを表示することができます。 (標準/縮小ANKのフォントデータ区別には引数のANKモードを参照します。) 引数の文字属性で文字修飾表示が可能です。 文字列の有効バイト数は 1024 バイトで、以降は無視します。 lcd_userstr ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_userstr( H ank_mode, H disp_attr, UB *disp_data, H lf_mode ); 【パラメータ】 H ank_mode H disp_attr UB *disp_data H lf_mode :ANKモード 縮小ANKモード 標準ANKモード :表示属性(OR 指定可) 通常表示 反転表示 強調表示 横倍表示 :LCD_ANK_LIGHT :LCD_ANK_STANDARD :LCD_ATTR_NORMAL :LCD_ATTR_REVERS :LCD_ATTR_WIDTH :LCD_ATTR_DOUBLE :表示データバ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 直線描画 関数名 直線を描画します。 画面ドットイメージ(横128、縦64ドット)の開始座標と終了座標で描画します。 引数のドットモードがオン(黒)の場合は表示、オフ(白)の場合は削除します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_line( H dot_mode, H strart_x, H start_y, H end_x, H end_y ); 【パラメータ】 H dot_mode H start_x H start_y H end_x H end_y :直線表示モード 直線削除 :LCD_LINE_OFF 直線描画 :LCD_LINE_ON :開始X座標 横ドット位置の0∼127を指定 :開始Y座標 縦ドット位置の0∼63を指定 :終了X座標 横ドット位置の0∼127を指定 :終了Y座標 縦ドット位置の0∼63を指定 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 開始、終了座標が画面をはみ出す場合でもエラーにはなりません。 片方の座標が
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 外字フォント登録 外字フォントデータファイルの登録(切り替え)を行います。 関数名 lcd_gaiji ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_gaiji( H file_mode, B *filename ); 【パラメータ】 H file_mode B *filename :ファイルモード 6ドット外字登録ファイル 8ドット外字登録ファイル 10 ドット外字登録ファイル :外字登録ファイル名称 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー :LCD_6DOT_FILE :LCD_8DOT_FILE :LCD_10DOT_FILE ≪備考≫ 本関数がコールされた時点でファイルよりメモリーへ外字フォントデータを展開します。 ファイルを更新した場合は登録し直して下さい。 ファイルオープンまたは、ファイルリードでエラーが発生した場合は、パラメータエラーを返します。 82
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ユーザーフォントファイル登録 ユーザーフォントをシステムに登録します。 関数名 lcd_usrfont ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_usrfont( H file_kind, B *filename ); 【パラメータ】 H file_kind B *filename :ファイル種別 漢字6ドットフォント 漢字8ドットフォント 標準ANK6ドットフォント 標準ANK8ドットフォント 縮小ANK6ドットフォント 縮小ANK8ドットフォント 漢字 10 ドットフォント 標準ANK10 ドットフォント 縮小ANK10 ドットフォント :ユーザーフォントファイル名称 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー :LCD_K6_FILE :LCD_K8_FILE :LCD_AS6_FILE :LCD_AS8_FILE :LCD_AL6_FILE :LCD_AL8_FILE :LCD_K10_FILE :LCD_AS1
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ROMフォント設定 関数名 ユーザーフォントデータ表示からROMフォントデータ表示へ切り替えます。 (ユーザーフォントとROMフォントの混在表示が可能です。) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_romfont( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 84 lcd_romfont
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 LEDの制御 読み取りLEDの点灯/消灯を行います。 関数名 lcd_led ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_led( H led_mode, H led_kind ); 【パラメータ】 H led_mode H led_kind :LEDモード LCD_LED_OFF LCD_LED_ON :LED点灯種別 LCD_LED_GREEN LCD_LED_RED 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー :LED 消灯 :LED 点灯 :緑点灯 :赤点灯 ≪備考≫ LEDモードがLED点灯の場合、既に点灯している時はLEDを消灯して点灯します。 (緑点灯後の赤点灯は赤、赤点灯後の緑点灯は緑になります。) LEDモードがLED消灯の場合には、点灯種別は有効ではありません。(点灯中のLEDに対して消灯します) ただし、パラメータエラーの対象になりますので、0または1を必ず指定して下さい。 85
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ELバックライトの制御 ELバックライトの点灯/消灯を行います。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = lcd_el( H el_mode ); 【パラメータ】 H el_mode :ELモード LCD_EL_OFF LCD_EL_ON 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー :EL 消灯 :EL 点灯 ≪備考≫ 86 lcd_el
DT-900 C ライブラリ解説書 4. キー部 4.1. 機能 4.1.1. キーモード 本機のキーモードは、数値入力モードと文字入力モードの2種類があります。 S キーの押下により入力モードの切り替えを行います。 文字入力モード時は、ハードアイコンで S シンボルが表示されます。 (1)数値入力モード 0∼9の数値、小数点入力、+、−、入力の確定キーの入力が可能です。 ただし、+キーは、ファンクションキー(F1∼F8)等にキーコード登録をした場合に入力できます。 (2)文字入力モード 英字(A∼Z、SP)、記号(−、$、/、+、%、:、*)、数値(0∼9、.)の入力が可能です。 英記号は、めくり入力になっています。 例) ABC 7 ・・・・・・・ キーを押すたびに「A → B → C → 7」の順に候補が表示されます。 入力確定は、ENT キー、または、他のキーの入力で確定されます。 ただし、内部処理コードの場合は除きます。 (3)キーモードの遷移 キーモードの遷移を以下に示します。 S キー押下 数値入力モード 文字入力モード S キー押下 4.1.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.4. 数値入力 アプリケーション指定位置から右に指定文字数分を入力領域とし、入力領域の最右端から数値入力を行うものです。 アプリケーションが指定したバッファに数値データを格納し、確定キーまたは、終了条件を検出するまで待ちます。 制御コードを入力した場合は、そのコードの処理を行います。 尚、数値入力は数値データのみ有効とし、めくり文字が入力された場合、数値データに変換して処理を行います。 (1)数値入力編集処理 数値入力は以下のキー操作により入力文字の編集が行え、これらのキーに関しては数値列格納エリアには格納されません。 また、これらの操作は入力領域中でのみ有効です。 表4.2 数値入力編集画面 名 称 + (プラス) − (マイナス) . (小数点) クリア 後退 削除 デフォルトキ ー なし -(F3) .
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.5. キーコードの設定 各設定可能キーに対して、キーコードの設定を行うことができます。 設定可能キーに設定可能なキーコードは属性/コードの2バイトの構成を1データとし、機能および各入力機能による動作 内容を示します。 表4.3 設定キーコード グループ 機能 コード 制御 コード その他 (ANK) コード値 属性 コード 00h 能 00h コントラストを1段濃くします 01h コントラスト1段を淡くします 02h バックライト ON/OFF切替 03h バーコード読込み開始(※1) 08h 1文字後退 0Ah 改行 0Ch 入力領域のクリア FFh 00h 機 0Dh 復帰 10h 1文字削除 1Ch カーソル右移動 1Dh カーソル左移動 XXh 文字(※2) 1文字入力 (コード返却) 文字列入力 (文字格納) 数値入力 (文字格納) × × × ○ × × ○ ○ 数字(0∼9) +,-,.
DT-900 C ライブラリ解説書 表4.4 キーコード設定可能キー一覧 種別 ストロークキー キー 設定可能 入力モード切替(S) 後退(BS) クリア(CLR) テンキー 1 テンキー 2 テンキー 3 テンキー 4 テンキー 5 テンキー 6 テンキー 7 テンキー 8 テンキー 9 テンキー 0 テンキー .
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.6. キー通知設定 各設定可能キーに対して、キー通知モード(イベントフラグによる通知)の設定ができます。 通知モードに設定したキーはキーコードの返却および、機能の実行はされません。 表4.5 キー通知モード設定可能キー一覧 種別 ストロークキー キー 設定可能 入力モード切替(S) 後退(BS) クリア(CLR) テンキー 1 テンキー 2 テンキー 3 テンキー 4 テンキー 5 テンキー 6 テンキー 7 テンキー 8 テンキー 9 テンキー 0 テンキー .
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.7. キー入力有効/無効設定 各設定可能キーに対してキー入力を無効にすることができます。 表4.6 キー入力有効/無効設定可能キー一覧 種別 ストロークキー キー 設定可能 入力モード切替(S) 後退(BS) クリア(CLR) テンキー 1 テンキー 2 テンキー 3 テンキー 4 テンキー 5 テンキー 6 テンキー 7 テンキー 8 テンキー 9 テンキー 0 テンキー .
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.8. キーバッファ 本機のキーバッファは、以下に示すようなリングバッファ構成になっています。 128 文字分 キーコード格納 属性 キーコード 取り込みポインタ 入力ポインタ バッファ内データ数 キーバッファは指定した空間に設けることができます。初期化時、キーバッファサイズ/キーバッファ開始アドレスを キー管理テーブルに設定しています。 キーバッファのサイズはバッファ内に格納できるキーコードの個数で、本機では128キー固定としています。 電源Off→On(レジューム立ち上げ)時、キーバッファはクリアされます。 ただし、めくり文字入力中の場合は、エコーバック表示とのずれを防ぐためクリアされません。 4.1.9.
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.10.
DT-900 C ライブラリ解説書 4.1.11. キーロールオーバー機能 本キー関数は、通常キーに対してのみ2キーロールオーバー機能を有します。 (例1) 1 キー押下(押したまま) → 1入力 ↓ 2 キー押下(押したまま) → そのまま(2の入力は行われない) ↓ (例2) 1 キー解放 → 2入力 1 キー押下(押したまま) → 1入力 ↓ 2 キー押下(押したまま) → そのまま(2の入力は行われない) ↓ 2 キー解放 → そのまま(1の入力は行われない) ↓ 2 キー押下(押したまま) → そのまま(2の入力は行われない) ↓ 2 キー解放 → そのまま(1の入力は行われない) 4.2. キーコード 本関数で使用するキーコードは、下記のような属性/コードの2バイトで構成しています。 上位バイト 属 性 下位バイト コード 4.2.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 4.2.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 4.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 1文字入力 関数名 key_read キーバッファから1文字入力を行います。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = key_read( KEY_INP *pkey_inp ); 【パラメータ】 KEY_INP *pkey_inp :動作内容の先頭アドレス 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct st_key_inp { UB ext ; UB H H UH UH echo ; font_size ; type ; column_pos ; line_pos ; /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* /* リターン条件(OR 指定) KEY_INT_EXT KEY_LB_EXT KEY_OBR_EXT KEY_IO_EXT KEY_CI_EXT KEY_NON_EXT エコーバック指定 ECHO_ON ECHO_OFF フォントサイズ LCD_ANK_LIGH
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 文字列入力 キーバッファから文字列入力を行います。 関数名 key_string ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = key_string( KEY_INPS *pkey_inps, UB *string ); 【パラメータ】 KEY_INPS *pkey_inps UB *string :動作内容の先頭アドレス :入力文字列格納エリアアドレス(入力桁数+1の容量が必要) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct st_key_inps { UB ext ; UB H H UH UH UH UH UH 【リターンコード】 E_OK E_KEY_INT E_KEY_LB E_KEY_OBR E_KEY_CLR E_KEY_FUL E_KEY_IO E_KEY_CI E_PRM echo ; font_size ; type ; len ; column_pos ; line_pos ; column_len ; clr_type ; /
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 数値入力 関数名 key_num キーバッファより文字列入力を行います。数値(0∼9)および記号(+, −, .)以外は無視されます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = key_num( KEY_INPS *pkey_inps, UB *string ); 【パラメータ】 KEY_INPS *pkey_inps UB *string :動作内容の先頭アドレス :入力文字列格納エリアアドレス(入力桁数+1の容量が必要) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct st_key_inps { UB ext ; /* リターン条件(OR 指定) /* KEY_INT_EXT /* KEY_LB_EXT /* KEY_OBR_EXT /* KEY_CLR_EXT /* KEY_IO_EXT /* KEY_CI_EXT /* KEY_FULL_BEEP /* KEY_FULL_CHR /* KEY_NON_EXT UB echo ; /* エコーバック指定 /*
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 キーバッファのステータスチェック キーバッファの先頭に格納されているキーコードを読出します。 バッファ内にデータが存在しない場合はその旨を通知します。 読込みポインタは更新されません。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = key_check( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 000000xxh E_KEY_MD E_NG :データあり(ANKコード) :入力途中(アルファベット記号入力中です) :データなし ≪備考≫ 102 関数名 key_check
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 キーバッファのクリア キーバッファをクリアします。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = key_clear( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 103 key_clear
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファンクションキーコードの設定 関数名 ファンクションキーおよびマルチファンクションキーに対しキーコードの設定をします。 また、現在設定されているキーコードの取得を行います。 key_fnc ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = key_fnc( UB func_mode, UB func_num, KEYFORM *func_data ); 【パラメータ】 UB func_mode UB func_num KEYFORM *func_data :動作モード FNC_SET :設定 FNC_GET :取得 :ファンクションキー番号 FNC_1∼FNC_8 :ファンクションキー1∼8 MLT_R,MLT_L :マルチファンクションキーR,L :ファンクションキーデータアドレス 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct stKeyCode { UB attr ; UB code ; } KEYFORM ; 【リターンコード】 E_OK E_PRM /* 属
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファンクションキー通知モード設定 関数名 key_fnc_mode 各ファンクションキーに対して通知モード(イベントフラグによる通知)の設定/解除を行います。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = key_fnc_mode( UB mode, UB fun_num, ID *flgid, UW *setptn ); 【パラメータ】 UB mode UB func_num ID *flgid UW *setptn :動作モード FNC_MODE_SET FNC_MODE_CLR FNC_MODE_RED :設定 :解除 :取得 :ファンクションキー番号 FNC_1∼FNC_8 :ファンクションキー1∼8 MLT_R,MLT_L :マルチファンクションキーR,L :イベントフラグID (解除時は不要です) :セットするビットパターン(解除時は不要です) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 取得時にキー通知設定され
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 キー入力モード設定 関数名 各設定可能キーに対して、キー入力モードの設定および削除を行います。 key_select ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = key_select( UB mode, KEYSEL *key_sel ); 【パラメータ】 UB mode KEYSEL *key_sel 【リターンパラメータ】 ER ercd :動作モード SEL_SET : 設定 SEL_GET : 取得 SEL_RES : 解除(全て有効) :有効無効キーテーブルアドレス :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct stKeySel UB s; UB bs ; UB clr ; UB ten1 ; UB ten2 ; UB ten3 ; UB ten4 ; UB ten5 ; UB ten6 ; UB ten7 ; UB ten8 ; UB ten9 : UB ten0 ; UB ten ; UB ent ; UB func1 ; UB func2 ; UB func3 ; UB func4 ;
DT-900 C ライブラリ解説書 5. OBR 部 5.1. 基本仕様 この章では本製品のレーザースキャナ部および、OBR の基本仕様について記載します。 5.1.1. レーザースキャナ部 表5.1 レーザースキャナ性能 項目 発光素子 走査方式 走査回数 レーザー光走査角度 読み取り角度 仕様 赤色半導体レーザー 往復振動式ミラー 100±20scan/sec 50±5deg 40deg 5.1.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 表5.3 読み取り桁数と出力フォーマット バーコード種類 WPC CODE-39 NW-7 規 格 読取桁数 出力フォーマット 13 13 8 8 15 15 18 18 10 10 13 13 12 12 14 14 17 17 (7),8 (7),8 (7),8 (7),8 UPC-E addon+2 (9),10 (9),10 (9),10 (9),10 UPC-E addon+5 (12),13 (12),13 (12),13 (12),13 UPC-E(+UPC-A) 6+12 6+12 6+12 6+12 FFMMMMMNNNNNC」 FFMMMMMNNNNNC」 FFMMMNC」 FFMMMNC」 FFMMMMMNNNNNCAA」 FFMMMMMNNNNNCAA」 FFMMMMMNNNNNCAAAAA」 FFMMMMMNNNNNCAAAAA」 FFMMMMNCAA」 FFMMMMNCAA」 FFMMMMNCAAAAA」 FFMMMMNCAAAAA」 0SMMMMMNNNNNC」 0SMMMMMNNNNNN」 0SMMMMMNNNNNCAA」
DT-900 C ライブラリ解説書 5.2. 機能 レーザーを点灯し、バーコードの読み取りができる読み取り可能状態と、レーザーを消灯し、バーコードの読み取りができな い読み取り待機状態の切り替えを行ないます。また、現在の状態を参照することができます。 開始処理は読み取りコードの設定を行なうことも可能です。読み取りコードの設定についての詳細は設定を参照してください。 5.2.1. 1 文字/文字列の読込み (1)1 文字リード OBR バッファから 1 文字を読出します。 (2)文字列リード OBR バッファから1ラベル(コード)分読出します。 5.2.2. OBR データバッファの状態チェック OBR バッファのデータ格納状態をチェックし、バッファ内の残りバイト数と残り段数を通知します。 5.2.3. OBR データバッファのクリア OBR バッファのクリアを行います。 5.2.4. 格納先バッファの切り替え バーコードデータの出力先をキーバッファに切りかえる事により、読取ったデータをキー入力と同時に扱うことができます。 初期状態は、OBR バッファを設定しています。 (モード設定参照) 5.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)項目設定詳細 以降に各項目の詳細について記載します。 ①読み取りコード 特定のコードしか読み取らない場合、デコード処理の処理時間の関係から特定のコードのみを設定しておくことを推 奨します。 表5.4 読取りコード 設定条件 コード 自動機別 NW-7 (全てのコードを選択した時CODE-39 Industrial 2of5 Interleaved 2of5 CODE-93 CODE-128 MSI WPC(UPC-E以外) addon +2(5) WPC(UPC-E以外) UPC-E addon +2(5) UPC-E IATA コード限定 CODE-39 NW-7 WPC(UPC-E以外) addon +2(5) WPC(UPC-E以外) UPC-E addon +2(5) UPC-E Industrial 2of5 Interleaved 2of5 CODE-93 CODE-128 MSI IATA 110 備考 デコードの優先順位 高い デコードの優先順位 低い 複数の設定が可能です (複数コードを設定した場合の 優先順位は上段の通りです)
DT-900 C ライブラリ解説書 ②読み取り桁数 コードごとに読み取り桁数の有効範囲の指定が可能です。 制限事項 誤読防止のため複数のコードが同時に設定された場合、CODE-39、 NW-7、 Interleaved 2of5 に関しては、 有効範囲の変更を行ないます。 Interleaved 2of5 で奇数桁の指定をした場合、最小桁は、指定+1の偶数までが読み取り可能となり、最大桁 は、指定−1の偶数までが読み取り可能となります。従って、最大最小桁に同一の奇数を指定した場合、何も 読み取れなくなります。 CODE-39 の 1 桁、NW-7 の 1 桁、Interleaved 2of5 の 2 桁を読み取りたい場合は、コード限定の読み取りを指 定します。 < 設定範囲 > 表5.5 設定範囲 WPC CODE-39 NW-7 Industrial 2of5 Interleaved 2of5 CODE-93 CODE-128 MSI IATA : 桁数は固定 (設定不可能) : 1∼38桁 (スタート/ストップキャラクタを含みません) : 1∼38桁 (スタート/ストップキャラクタを含みません)
DT-900 C ライブラリ解説書 ④出力フォーマット 次に記載するバーコードの種類は、出力フォーマットの設定が可能です。 表5.8 バーコード一覧 バーコードの種類 設定内容 CODE-39 スタート/ストップキャラクタの出力の有無を設定します Full ASCII変換の有無を設定します NW-7 スタート/ストップキャラクタの出力の有無を設定します UPC-E UPC-Aの復元コードの出力の有無を設定します CODE-128 変換前データ/変換後データ(ASCII)のどちらを出力するかを 設定します 初期状態 出力有り 変換無し 出力有り 出力無し 変換後データ ⑤終了コード バーコードデータの最後につける制御コードを次の3種類から選択できます。 ・CR ・LF ・CR+LF ⑥チェックキャラクタの出力 次に記載するバーコードの種類は、チェックキャラクタの出力が可能です。 表5.9 バーコード一覧 バーコードの種類 CODE-39 UPC-E Industrial 2of5 Interleaved 2of5 初期状態 出力有り 出力有り 出力有り 出力有り ⑦読み取り方法 読み取り方法は次の項
DT-900 C ライブラリ解説書 ⑩照合回数 読み取ったデータに対する信頼性を強化するための照合回数を「動作環境メニュー」または、データ管理部が提供す る関数で設定できます。(照合回数をもとに内部で設定された回数の読み取りを行ない照合します) 1∼9 回まで設定することが可能です。 ⑪チェックデジッドの計算 各コードごとにチェックデジッドの計算を有効/無効にすることができます。 (チェックデジッドの計算:チェックキャラクタと、コードごとの計算方式の結果を照合します。) 初期値:有効 ⑫同一ラベルの二度読み防止 連続読みにて読み取りを行なっている場合、二度読み防止のため同一ラベルを連続して読むことはできません。 ⑬ブザー制御 1 コードごとの読み取り完了をブザー音によって通知することができます。 また、ブザー制御を無効にすることも可能です。 注意 ブザーの音量は「環境設定メニュー」または、データ管理部が提供する関数によって設定することができます。 そのため音量がオフになっている場合、ブザー音による通知を設定してあっても音はなりません。 ⑭LED 制御 1 コードごとの読み取り完了を LED の点灯によ
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)注意事項 ・バーコード読取りを行なっている最中に、動作モード設定による誤動作を防止するために、オープン中の動作モード設 定は無効となります。 ・設定パラメータ内にエラーを発見した場合、そのパラメータについては無効としますが引き続きパラメータ設定の処理 を行ないます。また、パラメータ中にエラーがあった場合、パラメータエラーを返します。 5.2.6.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)レーザー発光幅設定機能 レーザー発光幅制御なし 設定 1:間口幅 設定 2:幅広 定 3:幅中 設定 4:幅狭 ※設定したレーザー発光幅の段階は、バーコードの OPEN/CLOSE 時にも保存されています。 ※レジューム OFF/リセットにより、「間口幅」に設定されます。 表5.13 レーザー発光幅 レーザー発光幅制御量 間口幅 幅広 幅中 幅狭 レーザー発光幅 40° 32° 24° 16° (3)レーザー発光幅微調整機能 現状設定されているレーザー発光幅を微調整し、±5段階に広める/狭めることができます。 リセットするとクリアされます。 115
DT-900 C ライブラリ解説書 5.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBRオープン OBRのオープンを行います。 関数名 OBR_open ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_open (UW mode); 【パラメータ】 UW mode :オープンモード(以下の項目の論理和で指定) ・使用コード OBR_CD39 :CODE39 OBR_NW_7 :NW-7 OBR_WPCA :WPC(UPC-E 以外)addon OBR_WPC :WPC(UPC-E 以外) OBR_UPEA :UPC-E addon OBR_UPE :UPC-E OBR_IDF :Industrial 2of5 OBR_ITF :Interleaved 2of5 OBR_CD93 :CODE93 OBR_CD128 :CODE128 OBR_MSI :MSI OBR_IATA :IATA ・チェックデジット実行指示 OBR_CHK_ON ・チェックキャラクタ出力指示 OBR_OUT_ON ※1 現在設定されている動作モードでオープンする場合は、オープンモードを“0”にします。 ※2 オープンモードが“0
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBRクローズ OBRの終了処理を行います。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_close (void); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_OBR_POF :正常終了 :クローズ済み ≪備考≫ 118 OBR_close
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBRデータ1文字リード OBRデータを 1 文字読込みます。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 UB dat = OBR_getc (UW *rcd); 【パラメータ】 UW *rcd 【リターンパラメータ】 UB dat :読取りコード格納先へのポインタ OBR_NONDT :データなし OBR_CD39 :CODE39 OBR_NW_7 :NW-7 OBR_WPCA :WPC(UPC-E 以外)addon OBR_WPC :WPC(UPC-E 以外) OBR_UPEA :UPC-E addon OBR_UPE :UPC-E OBR_IDF :Industrial 2of5 OBR_ITF :Interleaved 2of5 OBR_CD93 :CODE93 OBR_CD128 :CODE128 OBR_MSI :MSI OBR_IATA :IATA :OBRデータ(1文字) ≪備考≫ 119 OBR_getc
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBRデータ文字列リード OBRデータを文字列で読込みます。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_gets (UB *buff,UW *rcd,UB *lengs); 【パラメータ】 UB *buff UW *rcd UB *lengs :OBRデータ出力先へのポインタ :読取りコード格納先へのポインタ OBR_NONDT :データなし OBR_CD39 :CODE39 OBR_NW_7 :NW-7 OBR_WPCA :WPC(UPC-E 以外)addon OBR_WPC :WPC(UPC-E 以外) OBR_UPEA :UPC-E addon OBR_UPE :UPC-E OBR_IDF :Industrial 2of5 OBR_ITF :Interleaved 2of5 OBR_CD93 :CODE93 OBR_CD128 :CODE128 OBR_MSI :MSI OBR_IATA :IATA :データバイト数格納先へのポインタ 【リターンパラメータ】 ER dat :リターンコード 【リター
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBRバッファのクリア 関数名 OBRバッファのクリアを行ないます。 (OBRバッファの管理情報のみをクリアし、バッファ内のデータはクリアしません) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_flush ( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 121 OBR_flush
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBRバッファステータスチェック OBRバッファの状態を読込みます。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_stat ( W *leng , UB *lcnt ); 【パラメータ】 W *leng UB *lcnt :バッファ内の残りバイト数格納先へのポインタ :バッファ内の残り段数格納先へのポインタ 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 122 OBR_stat
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBR動作モードの取得 OBRの動作モードを読込みます。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_moderd ( M_TBL *modtbl ); 【パラメータ】 M_TBL *modtbl :動作モードテーブル格納エリアへのポインタ 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 123 OBR_moderd
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBR動作モードの設定 関数名 OBR_modewt OBRの動作モードを設定します。 ① 読取り誤動作を防止するため、OBRオープン中の動作モード設定は禁止します。 また、動作モード設定時、OBRバッファ内にデータが残っていてはいけません。 ② 設定パラメータ内にエラーを発見した場合、そのパラメータについては無効となりますが、引続きパラメータ設定を行な います。 (パラメータ内に1つ以上エラーがあった場合は、E_PRM とします。) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_modewt ( M_TBL *modtbl ); 【パラメータ】 M_TBL *modtbl :動作モードテーブル格納エリアへのポインタ 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM E_OBR_PON :正常終了 :パラメータエラー :オープン済み ≪備考≫ 124
DT-900 C ライブラリ解説書 動作モードテーブル 項目 読取りコード 内容 初期値 b31 b0 予約領域 設定 参照 全て 選択 (FFFh) ○ ○ 左の表 参照 ○ ○ CODE39 NW-7 WPC addon WPC UPCE addon UPCE IDF ITF CODE93 CODE128 MSI IATA *1 読取るコードに該当するビットをON(1)にします。 (4バイト) *2 読取り性能を向上させるため、必要な読取りコードのみ 設定することを推奨します。 読取り桁数の設定 出力フォーマット の設定 チェックデジット の実行指定 チェックキャラクタの 出力指定 リザーブ Min FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh FFh 2 2 10 8 9 7 2 4 3 2 1 1 FFh - Max 出力 チェック チェック フォーマット デジット キャラクタ 48 *7 0 *1 0 1 CODE-39 38 0 *2 NW-7 18 1 WPC(UPCE以外) addon 13
DT-900 C ライブラリ解説書 項目 読取り方式の設定 内容 b7 (1バイト) ブザー制御の設定 (1バイト) LED制御の設定 b7 b7 参照 設定 ○ ○ 00h:単発読み 01h:連続読み(トリガキーあり) 連続 読み (01h) 初期値 ブザー あり (01h) ○ ○ 00h:ブザー制御なし 01h:ブザー制御あり LED あり (01h) ○ ○ OBR バッファ (00h) ○ × CR のみ (00h) ○ ○ 通常 読み (00h) ○ ○ b0 b0 b0 00h:LED制御なし 01h:LED制御あり 02h:LED制御あり(エラー除く) (1バイト) 出力バッファ の参照 (1バイト) 終了コードの設定 (バーコードの最後尾に 付加するコード) (1バイト) 読取り動作の設定 b7 b0 00h:OBRバッファに出力 01h:(予約) 02h:KEYバッファに出力(※1) b7 b0 00h:CR 01h:LF 02h:CR+LF b7 b0 00h:通常読み 01h:段数読み
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBRバッファの切替え 関数名 OBR_chgbuf OBRデータの出力先を、OBRバッファまたは、KEYバッファのどちらかに切替えます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_chgbuf ( UB buftype ); 【パラメータ】 UB buftype :バッファ種別 OBR_BUFOBR OBR_STOFF :OBRバッファ :KEYバッファ 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 127
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 トリガーキーによる電源オン設定 トリガキーによる電源オンモードの設定を行ないます。 関数名 OBR_trigmode ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_trigmode ( UH trigmode ); 【パラメータ】 UH trigmode :OBR立上げモード設定 OBR_TRIG0 :モード0 OBR_TRIG1 :モード1 OBR_TRIG2 :モード2 モード 0 状態 オープン × クローズ × 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 128 1 2 ○ ○ ○ ×
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 レーザー発光幅の設定 4段階の発光幅を設定します。 発光幅制御なしの設定も可能です。 現在の設定状態を確認できます。 関数名 OBR_swing ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_swing (H mode, H *pattern); 【パラメータ】 H mode H pattern :機能選択 SW_SET :設定 SW_READ :取得 :設定状態を格納するエリアのアドレス SW_RESET :設定解除 SW_SET0 :間口幅 SW_SET1 :発光幅1(幅広) SW_SET2 :発光幅2(幅中) SW_SET3 :発光幅3(幅狭) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 設定したレーザー発光幅の段階は、バーコードのOPEN/CLOSE時にも保存されます。 リセットを行なうと、設定は「間口幅」になります。 129
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 レーザー発光幅の微調整 設定されているレーザー発光幅の微調整を行ないます。 関数名 OBR_widenarrow ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = OBR_widenarrow(UH mode); 【パラメータ】 UH mode :機能選択 SW_WIDE SW_NARROW :広くする :狭める 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK :正常終了 ≪備考≫ 設定した微調整の値は、レーザー発光幅設定を行なったり、リセットを行なうとクリアされます。 130
DT-900 C ライブラリ解説書 6. 通信部 6.1. 通信仕様 6.1.1. 通信インタフェース (1)通信ポート 本機には4つの通信ポートが存在します。通信関数部ではシリアルインタフェース、カシオIRインタフェース、PHSインタ フェースに対する機能を提供します。 IrDA部ではIrDAポートに対する機能を提供します。 通信ポート 制御 形式 コネクタ COM No カシオ IR 半二重 インタフェース IrDA COM0 カシオオリジナル 調歩 シリアル 全二重 インタフェース 14Pin COM1 カシオオリジナル 調歩 PHS 全二重 インタフェース 18Pin COM3 カシオオリジナル 調歩 IrDA IrDA − IrDA (IrSIR 1.2) 調歩 半二重 規格 同期 方式 転送速度 (bps) キャラクタ レングス パリティ ビット ストップ ビット 2.4k 9.6k 19.2 38.4k 57.6k 115.2k 1.2k 2.4k 4.8k 9.6k 19.2 38.4k 57.6k 115.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.2. 機能 6.2.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.2.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)受 信 通信ポートをオープンすることで転送データの受信を行うことができ、SI/SO制御、フロー制御の通信制御機能を使用 することができます。またカシオIRポート専用の半二重制御による転送データの受信および受信データの読込みを行う ことができます。 ①受信バッファの設定 転送データの受信を行うためには転送データを受信して格納する領域と文字数(byte)を設定します。 通信関数部は設定された領域への転送データの格納、読出しをFIFO形式(この領域を受信バッファと呼び、格納 したデータを受信データと呼ぶ)で処理します。 転送データを受信したとき、この受信バッファに空きなければ受信バッファオーバーフローエラーとなります。 文字数を0に設定したとき通信部の内部領域を使用します。この場合はバッファフロー制御を行うことはできませ ん。 受信バッファの設定は「COMのオープン」ファンクションで行います。 ②受信ハンドラ 転送データの受信は、割込みにより通信関数部の受信ハンドラが行います。 通信関数部には標準ハンドラと簡易ハンドラの2つの受信ハンドラ部を持ち、指定によりどちらか
DT-900 C ライブラリ解説書 ③受信データの読込み 受信バッファに格納された転送データの読込みを「1文字受信」、「タイムアウト監視受信」で行うことができます。 これらのファンクションでは読込み可能な受信データが受信バッファに存在しないとき、受信データを待ちます。 また、カシオIRポート専用の半二重制御による転送データの受信および受信データの読込みをこれらのファンクシ ョンの他に「IOボックス送信設定」、「送受信の有効/無効」ファンクションを使用して行います。 各ファンクションの使用例については「通信関数部補足」を参照して下さい。 【転送データの受信および受信データの読込みの流れ】 1文字受信ファンクション タイムアウト監視受信ファンクション IOボックス送信設定ファンクショ ン 送受信の有効/無効ファンクション 1文字受信ファンクション タイムアウト監視受信ファンクション 通信制御機能 ・RS/CS・ソフトフロー制御 ・信号タイムアウト監視 転送データの読込み 受信ハンドラ 標準ハンドラ ・SI/SO制御 ・フロー制御 ・エラーコードバッファリング制御 ・デリートコード制御 転送デー
DT-900 C ライブラリ解説書 ④タイムアウト監視 読込み可能な受信データが受信バッファに存在しないとき、受信データを待ちます。 「タイムアウト監視受信」ファンクションでは受信データ待ちにタイマーを設定することができます。 受信データ待ちのままタイムアウト監視時間経過すると受信タイムアウトエラーになります。 【タイムアウト監視の流れ】 タイムアウト監視受信ファンクション 転送データの読込み 受信データ待ち タイムアウト監視時間内に転送データを受信 タイムアウト監視時間経過 受信バッファから受信データを読込 受信タイムアウトエラー 受信ハンドラ ・受信した転送データを受信バッファに格納 転送データの受信 136
DT-900 C ライブラリ解説書 ⑤パリティ、オーバラン、フレーミングエラー パリティ、オーバーラン、フレーミングエラーにはそれぞれ2種類のエラーステータスが在ります。これらは転送デー タの受信が要因で発生するエラーであり、通信関数部の受信割込みハンドラでエラーを検出して設定しますが、フ ァンクションコールがそれらを検出して異常終了とする制御が異なります。 a)CERR_r_PARITY、OVERRUN、FRAMINGエラーステータス エラーステータスは受信ハンドラでエラーステータスの設定を行った後にパリティ、オーバーラン、フレーミング エラーの検出を行うファンクションコール(実行中の場合あり)で異常終了となります。 b)CERR_r_PARITY2、OVERRUN2、FRAMING2エラーステータス これらのエラーステータスは「1文字受信」、「タイムアウト監視受信」および「受信バッファステータスのリード」フ ァンクションコールで異常終了となります。 ファンクションのエラー検出は、受信ハンドラでの転送データの受信とエラーの検出から時系列に行います。 また、「COMステータスのリード」ファンクションでこれ
DT-900 C ライブラリ解説書 【パリティ、オーバーラン、フレーミングエラーの検出の流れ】 パリティ、オーバーラン、フレーミングエラーを検出する各ファンクション ・ 受信データ a の読出しが行われていないとき、転送データ bd に対しての CERR_r_FRAMING で異常終了となります。 受信データ c の読出しを行なったときには、CERR_r_FRAMING はクリアしていますので正常終了 となります。 ・ 受信データ ac の読出し後に転送データ d を受信したとき、転送データ d に対しての CERR_r_FRAMING で異常終了となります。 その後のファンクションは、CERR_r_FRAMING はクリアしていますので正常終了となります。 1文字受信ファンクション タイムアウト監視受信ファンクション ・ 受信データ c の読出しを行なったとき、転送データ b に対しての CERR_r_FRAMING2で異常 終了となります。 その後のファンクションは、CERR_r_FRAMING2 はクリアしていますので正常終了となります。このよ うにエラー
DT-900 C ライブラリ解説書 6.2.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 【受信フロー制御の流れ】 1文字受信ファンクション タイムアウト監視受信ファンクション 受信データの読込み ・受信ビジーの状態である。 受信バッファには 1xx∼ABCabc を格納している。(“∼”は略の意味) 1∼C を読出したときバッファノンビジーとなる。 XON/XOFF 制御なら XON コード受信 RS/CS フロー制御なら RS 信号 ON 受信ハンドラ ・転送データ abcd 受信バッファには を受信して受信バッファに格納する。 1xxx∼abc を格納している。(“∼”は略の意味) c を格納しときにバッファビジーとなる。 XON/XOFF 制御なら XOFF コード送信 RS/CS フロー制御なら RS 信号 OFF 転送データの受信 140
DT-900 C ライブラリ解説書 【送信フロー制御の流れ】 1文字送信ファンクション n文字送信ファンクション IOボックス送信ファンクション 転送データの送信 ・送信ビジー(接続先受信ビジー)の状態である。 RS/CS フロー制御で、CS 信号 OFF なら CS 信号 XON 待ち ・CS 信号 ON で送信バッファノンビジー XON/XOFF 制御で XOFF コード受信なら XON コード受信待ち ・XON コード受信で送信バッファノンビジー 転送データの送信 ・1 文字送信毎に送信ビジーを確認 受信ハンドラ XON コードを受信 CS 信号 ON 転送データの受信 141
DT-900 C ライブラリ解説書 6.2.5. デリートコード制御 デリートコードと受信文字コードが一致したとき、そのデータを破棄して受信バッファへの格納を行いません。 デリートコードは4つまで指定できます。 デリートコード制御の設定は「COMのオープン」ファンクションで行います。 【デリードコードの制御のながれ】 受信データ 転送データを受信 デリートコード ‘a9D’ ‘1Zaj’ 受信バッファ ‘08b’ ‘a’が一致する デリートコードと比較 デリートコードと一致し ないデータをバッファに格納 6.2.6.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.2.7.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)タイムアウト監視 通信ポートのオープン、転送データの送信、受信データの読込みおよびER/RS信号のONを行うとき、DR/CS/C D信号の ONまたはOFF状態の監視(遷移待ち)を行います。 DR/CS/CD信号が規定の状態(ONまたはOFF)でないとき監視を行い、タイムアウト監視値の時間だけ経過する と信号タイムアウトエラーとなります。 また、タイムアウト監視値の設定値により信号の監視を行わないようにすることができます。 信号を監視するには「COMのオープン」、「DR/CS/CDタイムアウト監視値の設定」ファンクションでタイムアウト監 視値を指定します。 【ER/RS信号ONのタイムアウト監視の流れ】 COMのオープンファンクション ER信号の ON/OFF ファンクション RS信号の ON/OFF ファンクション ER/RS信号の ON/OFF ファンクション ER信号ON RS信号ON ER/RS信号のON DR信号監視 CS信号監視 DR信号監視 CD信号監視 CD信号監視 CS信号監視 (COMのオープンファンクションのみ) CD
DT-900 C ライブラリ解説書 【転送データ送受信ののタイムアウト監視の流れ】 n文字送信ファンクション 1文字送信ファンクション 1文字送信ファンクション タイムアウト監視受信ファンクション IOボックス送信ファンクション DR信号監視 CS信号監視 XON/XOFF 制御 受信データ待ち XON(送信バッファノンビジー)待ち DR信号監視 DR信号監視 CD信号監視 CS信号監視 タイムアウト監視時間経過 信号タイムアウトエラー DR信号 CS信号 145 CD信号
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)ファンクションコールの信号線制御 以下に信号線を操作および参照するファンクションを示します。 ①COMのオープン 信号線 ER RS DR CS CD CTRL 制御 ONまたはOFFに設定 ONまたはOFFに設定 ER信号ON後にON待ち RS信号ON後にON待ち ER、RS信号ON後にON待ち RS信号のみON後にOFF待ち 送信ディセーブルに設定 ②COMのクローズ 信号線 ER RS CTRL 制御 OFFに設定 OFFに設定 送信ディセーブルに設定 ③COMのステータスリード 信号線 DR CS CD 制御 ON/OFF状態を参照 ON/OFF状態を参照 ON/OFF状態を参照 ④n文字送信 信号線 DR 制御 転送データの送信前にON待ち XON/XOFF 制御でビジーのときにON待ち 転送データの送信前にON待ち XON/XOFF 制御でビジーのときにON待ち CS ⑤1文字受信 信号線 RS DR CD 制御 バッファノンビジーになったときONに設定 受信バッファに受信データがないときON待ち 受信バッファに受信データがないとき
DT-900 C ライブラリ解説書 ⑨IOボックス送信 信号線 DR CS CTRL 制御 転送データの送信前にON待ち 転送データの送信前にON待ち 転送データの送信前に送信イネーブル、 送信後に送信ディセーブルに設定 ⑩ER 信号の ON/OFF 信号線 ER DR 制御 ONまたはOFFに設定 ER信号ON後にON待ち ⑪RS 信号の ON/OFF 信号線 RS CS CD 制御 ONまたはOFFに設定 RS信号ON後にON待ち RS信号ON前にOFF待ち ⑫ER/RS 信号の ON/OFF 信号線 RS ER CS CD DR 制御 ONまたはOFFに設定 ONまたはOFFに設定 RS信号ON後にON待ち RS信号ON前にON待ち ER信号ON後にON待ち 147
DT-900 C ライブラリ解説書 6.2.8.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.2.9.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.2.10.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.3. エラー詳細 エラーステータスはファンクションコールが異常終了したとき、その詳細を示します。 「エラーステータスのリード」ファンクションでエラーステータスを取得することができます。 6.3.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.3.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 (4)COMのクローズ エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_NOTOPEN E_PRM なし NOT OPENエラー ・通信ポートはオープンされていない パラメータエラー ・通信ポートの指定が不当 (5)COMのステータスリード エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_NOTOPEN E_PRM CERR_o_LBx (x=0、1、2、4、5) なし NOT OPENエラー ・通信ポートはオープンされていない ローバッテリーエラー参照 (P.151) パラメータエラー ・通信ポートの指定が不当 (6)COMの占有 エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_DEMESNE E_PRM ファンクション終了時エラー なし 占有エラー ・通信ポートは既に占有されている ・通信ポートはオープン中 ・IrDAポートが使用中 カシオIRポートとIrDAポートはシステムリソースを共用し ているため、排他制御を行っている ファンクション終了時エラー参照 (P.
DT-900 C ライブラリ解説書 (8)n文字送信 エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_NORECOVER 致命的エラー ・「送受信の有効/無効」ファンクションで送信無効に設定 されている ・カシオIRポート使用時に送信有効でない状態 → 「COMのオープン」、「IOボックス送信」ファンクション の実行後 ・「ブレイク送出の ON/OFF」 ファンクションでブレイク ON 中 DR信号タイムアウト CS信号タイムアウト ブレイク要因による中断 ・信号タイムアウト監視中にブレイク要因検出 NOT OPENエラー ・通信ポートはオープンされていない ローバッテリーエラー参照 ・信号タイムアウト監視中にLBx検出 ファンクション終了時エラー参照 (P.
DT-900 C ライブラリ解説書 (10)タイムアウト監視受信 エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_NORECOVER 致命的エラー ・受信データ待ちのとき 「送受信の有効/無効」ファンクションで受信無効に設定 されている DR信号タイムアウト CD信号タイムアウト 受信タイムアウト パリティエラー ・受信データ待ちのときパリティエラー オーバーランエラー ・受信データ待ちのときオーバーランエラー フレーミングエラー ・受信データ待ちのときフレーミングエラー パリティエラー オーバーランエラー フレーミングエラー CERR_f_DRTIMEOUT CERR_f_CDTIMEOUT CERR_f_RCVTOUT CERR_r_PARITY CERR_r_OVERRUN CERR_r_FLAMING (CERR_r_FRAMING) CERR_r_PARITY2 CERR_r_OVERRUN2 CERR_r_FLAMING2 (CERR_r_FRAMING2) CERR_r_BUFFULL バッファフルエラー ・受信データ待ちのときバッファフルエラー ブレーク要因によ
DT-900 C ライブラリ解説書 (12)ブレーク送出の ON/OFF エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_NOTOPEN E_PRM ファンクション終了時エラー なし NOT OPENエラー ・通信ポートはオープンされていない ファンクション終了時エラー参照 (P.151) パラメータエラー ・通信ポートの指定が不当 パラメータエラー ・ブレークON/OFFの指定が不当 CERR_f_PARAMETER (13)送受信の有効/無効 エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_NOTOPEN E_PRM ファンクション終了時エラー なし NOT OPENエラー ・通信ポートはオープンされていない ファンクション終了時エラー参照 (P.
DT-900 C ライブラリ解説書 (17)受信バッファステータスのリード エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_NOTOPEN E_PRM CERR_r_PARITY2 CERR_r_OVERRUN2 CERR_r_FLAMING2 (CERR_r_FRAMING2) ファンクション終了時エラー なし NOT OPENエラー ・通信ポートはオープンされていない パリティエラー オーバーランエラー フレーミングエラー ファンクション終了時エラー参照 (P.151) パラメータエラー ・通信ポートの指定が不当 (18)エラーコードバッファリング制御の設定 エラーコード エラーステータス 要因 E_NG E_PRM ファンクション終了時エラー なし ファンクション終了時エラー参照 (P.
DT-900 C ライブラリ解説書 (23)RS 信号の ON/OFF エラーコード エラーステータス 要因 E_NG CERR_f_CSTIMEOUT CERR_f_CDTIMEOUT CERR_f_NOTOPEN CS信号タイムアウト CD信号タイムアウト NOT OPENエラー ・通信ポートはオープンされていない ブレイク要因による中断 ・信号タイムアウト監視中にブレイク要因検出 ローバッテリーエラー参照 (P.151) ・信号タイムアウト監視中にLBx検出 ファンクション終了時エラー参照 (P.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.4. 通信関数 補足 通信関数が提供する機能について補足します。 6.4.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.4.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.4.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.4.4. カシオIRポートの使用 (1)ベーシックIOボックスとの接続 カシオIRポートはベーシックIOボックスと接続して使用します。このとき半二重制御を行う必要があり、以下のファンクシ ョンコールを使用します。 ・ 送受信の有効/無効 ・ IOボックス送信設定 ・ IOボックス送信 半二重制御を行う場合、以下の2つ点を配慮しなくてはいけません。 a)CTRL信号の切替え時のターンアラウンドタイム CTRL信号を切替えてデータ転送を開始するまでの間に 7.
DT-900 C ライブラリ解説書 【転送データの送信例2】 ①ベーシックIOボックスに接続して 「COM のオープン」ファンクション カシオ IR ポートをオープン 「IOボックス送信ファンクション」 「送受信の有効/無効」ファンクション 「IOボックス送信設定」ファンクション ②送信イネーブル/受信ディセーブルに設定 ③CTRL 信号を送信イネーブル/受信ディセーブルに設定 ④ターンアラウンドタイムの待ちおよび、 7.8ms 程度のディレイ ベーシックIOボックスの CS 信号の OFF 待ち ⑤転送データの送信 「n 文字送信」ファンクション ⑥ベーシックIOボックスの CS 信号の ON 待ち 7.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)CERR_r_xxxx2エラーステータスのチェック 先に述べた通り、CTRL信号とベーシックIOボックスのRS232CのCS信号が共にOFFであるときフレーミングエラーが 発生する場合があります。 しかし、前述の“(1)ベーシックIOボックスとの接続”に示す例のようにソフトウェアでCTRL信号とベーシックIOボックスの CS信号が共にOFFにならない状態を作り出すことは容易でないと考えられます。従ってカシオIRポートで無手受信のデ ータ通信を行うことは不向きであり、データ通信を行うユーザエンティティの間で何等かの通信手順が必要になります。 パリティ、オーバーラン、フレーミングエラーのチェックをエラーステータスのCERR_f_PARITY2、FRAMING2、OVE RRUN2で行うと、「1文字受信」、「タイムアウト監視受信」ファンクションで受信データとエラーを時系列で得ることができ ます。 以下にエラーチェックの例を示します。 【エラーチェックの方法】 ・通信手順(プロトコル)を用いてデータ転送を行う。フレームの形式は以下の通りです。 ・本機が受信側、ベーシックI
DT-900 C ライブラリ解説書 CTRL CS 転送データ 受信バッファ ⑧ OFF ON 0x43 0xC6 0xC0 0x42 0x43 0xC6 0xC0 ⑨ OFF OFF 0xFF 0x42 0x43 0xC6 0xC0 エラー ファンクションコール フレーミング * CTRL と CS が OFF となりフレーミングエラーとなった。エラーのデータは破棄されます。 ⑩ OFF OFF 0x43 0xC6 0xC0 1 文字受信 ⑪ OFF OFF 0x43 0xC6 0xC0 エラーステータスのリード * エラーステータスが CERR_f_FRAMING。 CERR_f_FRAMING2 ではないので’0x42’はフレーミングエラーでない。 受信データの読込みを続けます。 ⑫ OFF OFF 0x44 0xC6 0xC0 1 文字受信 ⑬ OFF OFF 0xC6 0xC0 1 文字受信 ⑭ OFF OFF 0xC0 1 文字受信 ⑮ 0FF OFF 1 文字受信 * フレームのフッタである
DT-900 C ライブラリ解説書 6.4.5.
DT-900 C ライブラリ解説書 6.5.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 COMオープン 関数名 c_open カシオIR、シリアル、PHSポートの各通信ポートをオープンします。 カシオIRポートをオープンしたときは半二重(受信イネーブル、送信ディセーブル)に、それ以外の通信ポートは全二重(送受 信イネーブル)の状態でオープンします。 本ファンクションは以下の処理および設定を行います。 ・通信ポート電源のオン ・SI/SO制御の設定 ・DR/CS/CD信号タイムアウト監視 ・送受信の有効 ・フロー制御の設定 ・デリートコード設定 ・受信割込みの許可 ・受信バッファの設定 ・通信ポートの排他制御 ・通信形式の設定 ・ER/RS信号設定 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_open( H com_no, UW param, B *buff, H buf_l, TIM_TBL *tim_out, DEL_TBL *del_cod, B busy_ch, B nonbusy_ch ); 【パラメータ】 次ページに記載 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK
DT-900 C ライブラリ解説書 【パラメータ】 H com_no UW param :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :カシオIRインタフェース :シリアルインタフェース :予約領域(指定するとパラメータエラーになります) :PHSインタフェース :通信形式パラメータ(各パラメータの論理和で指定) ボーレート B_115200 B_57600 B_38400 B_19200 B_9600 B_4800 B_2400 B_1200 パリティビット PARI_NON PARI_ODD PARI_EVN キャラクタレングス CHAR_8 CHAR_7 ストップビット STOP_1 STOP_2 SI/SO制御 SI_ON SI_OFF フロー制御 BUSY_OFF XON_XOFF BUSY_CHAR RS_CS RS信号制御 RTS_ON RTS_OFF ER信号制御 ER_ON ER_OFF :115200 bps : 57600 bps : 38400 bps : 19200 bps : 9600 bps : 4800 bps (※) : 2400 bps : 1200
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 COMクローズ 関数名 c_close オープン中の通信ポートをクローズし、通信ポートの使用を禁止します。クローズした通信ポートを使用してデータ通信を行 うことはできません。 本ファンクションは以下の処理を行います。 ・通信ポートの電源OFF ・通信ポートの排他解除 ・送受信の無効 ・各信号線のOFF ・受信割込みの禁止 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_close( H com_no ); 【パラメータ】 H com_no :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :予約 :PHSインタフェース 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 170
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 COMステータスのリード 関数名 c_status 通信ポートのステータスを読出します。ステータスのアトリビュートには以下のものがあります。 通信エラー、受信バッファオーバーフローおよびブレイク信号は、割込み要因のエラーステータスは本ファンクションによりク リアします。 ・信号線(DR,CD,CS)のオン/オフ ・受信バッファオーバーフロー ・通信エラー(パリティ,オーバーラン,フレーミング) ・ブレイク信号の受信 ・受信バッファに格納されたデータ(受信データ)の有無 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_status( H com_no ); 【パラメータ】 H com_no :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :予約 :PHSインタフェース 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_NG E_PRM 上記以外 :異常終了 :パラメータエラー :COM ステータス(次ページ参照) ≪備考≫ 171
DT-900 C ライブラリ解説書 COMステータス 15 14 13 12 11 10 0 0 0 9 8 7 6 5 0 0 0 4 3 2 1 0 STS_RD 1:受信データあり 0:受信データなし CI 信号 1:OFF 0:ON CD 信号 1:OFF 0:ON CS 信号 1:OFF 0:ON DR 信号 1:OFF 0:ON STS_PRI 1:パリティエラー 0 エラーなし STS_OVR 1:オーバーランエラー 0:エラーなし STS_FRE 1:フレミングエラー 0:エラーなし STS_FUL 1:バッファフルエラー 0: エラーなし STS_BRK 1:ブレーク検出 0: ブレーク未検出 172
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 COMの占有 通信ポートを占有します。 占有されている通信ポートをオープンすることはできません。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_hold( H com_no, B mode ); 【パラメータ】 H com_no B mode :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :占有設定 HOLD_ON HOLD_OFF :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :予約 :PHSインタフェース :占有する :占有解除 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 173 関数名 c_hold
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 COMのオープンチェック 関数名 c_chkopen 通信ポートのオープン状態を読出します。各通信ポートがオープン/クローズ中であるかチェックするできます。 また、「COMの占有」ファンクションおよび「IrCOMMオープン」ファンクションにより占有状態にある通信ポートを知ることが できます。 (IrDAポートの使用中はカシオIR、シリアルポートは占有状態になります。) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_chkopen( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード(オープン or 占有通知) 【リターンコード】 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 2 1 0 1:COM0 オープン or 占有 1:COM1 オープン or 占有 1:COM2 オープン or 占有 1:COM3 オープン or 占有 ≪備考≫ 174
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 n文字送信 関数名 c_dout 送信バッファに格納されたデータを指定された文字数(バイト数)分送信します。 指定の送信文字数が0である場合は、送信バッファ内の NULL 文字の手前までの文字を送信します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_dout( H com_no, B *buffer, H length ); 【パラメータ】 H com_no B *buffer H length :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :送信バッファアドレス :送信文字数(バイト数) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・「COMのオープン」ファンクションによりフロー制御を行います。 ・「COMのオープン」ファンクションによりSI/SO制御を行います。 ・「COMのオープン」ファンクショ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 1文字受信 受信バッファに格納されたデータを1文字(byte)読出します。 受信データが存在しない場合、受信データを待ちとなります。 関数名 c_din ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_din( H com_no, B *buffer ); 【パラメータ】 H com_no B *buffer :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :格納バッファアドレス 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・「COMのオープン」ファンクションによりフロー制御を行います。 ・「COMのオープン」ファンクションにより信号線の監視を行います。 ・「DR/CS/CD タイムアウト監視値の設定」ファンクションにより信号線の監視を行います。 176
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 タイムアウト監視受信 関数名 c_tmdin 受信バッファに格納さてたデータを1文字読出します。 受信データが存在しない場合、受信タイムアウト監視値の間受信データ待ちとなります。 タイムアウト監視値が0の場合は、タイムアウト監視を行いません。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_tmdin( H com_no, B *buffer, H rcv_time ); 【パラメータ】 H com_no B *buffer H rcv_time :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :格納バッファアドレス :受信タイムアウト監視値 0∼32767 (×7.8ms) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・「COMのオープン」ファンクションによりフロー制御を行います。 ・「COMのオープン」ファン
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 1文字送信 データを1文字(バイト)送信します。 関数名 c_out ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_out( H com_no, UB snddata ); 【パラメータ】 H com_no B snddata :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :送信文字 (1 バイト) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・「COMのオープン」ファンクションによりフロー制御を行います。 ・「COMのオープン」ファンクションによりSI/SO制御を行います。 ・「COMのオープン」ファンクションにより信号線の監視を行います。 ・「DR/CS/CD タイムアウト監視値の設定」ファンクションにより信号線の監視を行います。 178
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ブレーク信号の制御 ブレーク信号の送出または、送出停止を行います。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_break( H com_no, B mode ); 【パラメータ】 H com_no B mode :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :予約 :PHSインタフェース :ブレーク信号制御 BRK_ON :ブレーク信号を送出する BRK_OFF :ブレーク信号を停止する 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 179 c_break
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 送受信の有効/無効 関数名 c_txrx 通信コントローラの送受信動作を有効(イネーブル)または無効(ディセーブル)に設定します。 送信動作を無効に設定した場合、データの送信を行うことができなくなります。 また、受信動作を無効に設定した場合、データの受信を行うことができなくなります。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_txrx( H com_no, B mode ); 【パラメータ】 H com_no B mode :通信ポート COM0 :カシオIRインタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース : 送受信の有効/無効 C_RXENB :受信を有効に設定 C_TXENB :送信を有効に設定 C_RXDSB :受信を無効に設定 C_TXDSB :送信を無効に設定 C_RXTXENB :送受信を有効に設定 C_RXTXDSB :送受信を無効に設定 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 IOボックス送信設定 関数名 c_iobox CTRL信号を制御してベーシックIOボックスの送受信イネーブルを設定します。ベージック IO ボックスへの接続はカシオIR ポートのみ可能です。カシオIRポートは半二重制御でデータ転送を行います。 本ファンクションを使用してベーシックIOボックスの送信イネーブル(受信ディセーブル)と受信イネーブル(送信ディセーブ ル)を排他的に設定します。 本機から送信するときは送信イネーブル、本機が受信するときに受信イネーブルに指定します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_iobox( H com_no, B mode ); 【パラメータ】 H com_no B mode : 通信ポート COM0 : 送信状態設定 C_IOBOXENB C_IOBOXDSB :カシオIRインタフェース :送信に設定(送信イネーブル/受信ディセーブル) :送信を解除(送信ディセーブル/受信イネーブル) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 IOボックス送信 関数名 c_irout ベーシックIOボックスへデータの送信を行います。 ベーシックIOボックスへの接続はカシオIRポートのみ可能です。 カシオIRポートは半二重制御でデータ転送を行います。 本ファンクションは、CTRL信号を制御して送信イネーブル(受信ディセーブル)に設定し、データの送信を行います。 データの送信が終了すると受信イネーブル(送信ディセーブル)の状態に設定します。 本ファンクションは「n文字送信」、「送受信の有効/無効」、「IOボックス送信設定」の各ファンクションの機能を1つにまとめ た機能を持ちます。従って、本ファンクションの正常終了後のCTRL信号はOFFとなり、送受信の有効/無効の設定は送信 ディセーブル、送受信イネーブルとなります。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_irout( H com_no, B *buffer, H length ); 【パラメータ】 H com_no B *buffer H length :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース :送信バ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 受信バッファのクリア 関数名 c_flush 受信バッファ内と通信コントーローラのレシーバ内の転送データを破棄し、初期化します。 また「エラーステータスのリード」、「COMステータスのリード」ファンクションで通知するステータス(パリティ、フレーミング、オ ーバーラン、バッファフルエラー)をクリアします。ただし、これらのステータスは、ファンクション終了時の異常終了チェックで 検出可能です。 本ファンクションを XON/XOFF 制御指定時に使用すると XON/XOFF 制御コードが失われる可能性がありますので、 XON/XOFF 制御指定時は使用しないで下さい。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_flush( H com_no ); 【パラメータ】 H com_no :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :予約 :PHSインタフェース 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 受信バッファステータスのリード 関数名 c_bfsts 受信バッファのステータスをリードします。ステータスのアトリビューには以下のものがあります。 尚、NOTオープンエラー、パラメータエラー以外で異常終了となったとき、ステータスのリードを行います。 ・受信バッファに格納されている読出し可能なデータ数(受信文字数:バイト単位) ・受信バッファの先頭に格納されているデータの文字コード(次読出し文字) ・受信バッファに格納できるデータ数(受信可能文字数:バイト単位) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_bfsts( H com_no, COM_STS *bfsts ); 【パラメータ】 H com_no COM_STS *bfsts :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :受信バッファステータス 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct { H char
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 エラーコードバッファリング制御の設定 関数名 c_errbfring リターンコードバッファリング制御の設定を行います。 通信エラー(パリティ、オーバーラン、フレーミング)が発生したとき、指定のコードを受信バッファへ格納します。通信エラーと なった受信データは受信バッファに格納しません。 システムデフォルト値は、「エラーコードバッファリング制御しない」となっています。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_errbfring( H com_no, B mode, UB c_errcd ); 【パラメータ】 H com_no B mode UB c_errcd :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :設定/解除 ERRCD_ON :エラーコードバッファリング制御する ERRCD_OFF :エラーコードバッファリング制御しない :エラーコード(任意の1バイトコード) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターン
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 エラーステータスのリード 関数名 c_rderrsts エラーステータスを読出しおよびクリアを行います。 各ファンクションのリターンコードが異常終了であるとき本ファンクションでエラーステータスを読出し詳細を調べることができ ます。 エラーステータスは複数の場合があります。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_rderrsts( H com_no, UW *com_status ); 【パラメータ】 H com_no UW *com_status :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :エラーステータス 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ エラーステータス詳細は、「6.4.2 エラー詳細」を参照して下さい。 186
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 受信ハンドラ切替え 関数名 c_chghdr 受信ハンドラ(受信割込み処理)を標準または、簡易ハンドラに切替えを行います。 標準ハンドラでは、以下の5つの項目の処理を行います。簡易ハンドラは受信データバッファリング処理のみを行い、標準ハ ンドラより割込み処理時間を短縮します。 ・バッファバッファフロー制御 ・SI/SO制御 ・デリートコード制御 ・エラーコードバッファリング制御 ・受信データバッファリング処理 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_chghdr( H com_no, B mode ); 【パラメータ】 H com_no B mode :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :受信ハンドラ切替え STAND_HDR HIGH_HDR :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :予約 :PHSインタフェース :標準受信ハンドラ設定 :簡易受信ハンドラ設定 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメー
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 CI信号立ち上げモード設定 関数名 c_cimode CI信号による立ち上げモード設定を行います。 本ファンクションで立上げモードに指定にすると、指定した通信ポートのCI信号からの割込みにより本機を起動(レジューム ON立上げ)します。 本ファンクションは通信ポートのオープンまたはクローズ状態で使用することがでます。 本機をリセットおよびキャンセル(レジュームOFF)で起動した場合はモード0となります。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_cimode( H com_no, UH cimode ); 【パラメータ】 H com_no UH cimode :通信ポート COM1 :シリアルインタフェース :CI信号立ち上げモード設定 C_CI0 :モード0 C_CI1 :モード1 C_CI2 :モード2 モード 0 1 2 COMオープン × ○ ○ ○:立ち上げ可能 COMクローズ × ○ × ×:立ち上げ不可能 状態 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 DR/CS/CDタイムアウト監視値の設定 関数名 c_timer DR/CS/CD信号の監視を転送データの送信や受信した転送データの読出しなどのときに行う指定をします。 各ファンクションで信号のONまたはOFFをタイムアウト監視値の時間だけ待ち、タイムアウト監視値の時間を経過するとタ イムアウトエラーとなります。 タイムアウト値が0であるときは監視は行いません。 本ファンクションは「COMのオープン」ファンクションのDR/CS/CD信号タイムアウト監視設定と同じ機能を持ちます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_timer( H com_no, H cs_time, H dr_time, H cd_time ); 【パラメータ】 H com_no H cs_time H dr_time H cd_time :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :CSタイムアウト監視値設定(0∼32767)×7.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ER 信号の制御 ER信号線の ON/OFF を行います。 関数名 c_er ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_er( H com_no, B er_mode ); 【パラメータ】 H com_no B er_mode :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :ER信号線の設定 ERS_ON ERS_OFF :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :予約 :PHSインタフェース :ER信号ON :ER信号OFF 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・「COMのオープン」ファンクションにより信号線の監視を行います。 ・「DR/CS/CDタイムアウト監視値の設定」ファンクションにより信号線の監視を行います。 190
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 RS信号の制御 RS信号線の ON/OFF を行います。 関数名 c_rs ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_rs( H com_no, B rs_mode ); 【パラメータ】 H com_no B mode :通信ポート COM0 COM1 COM2 COM3 :RS 信号線の設定 RS_ON RS_OFF :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :予約 :PHSインタフェース :RS信号ON :RS信号OFF 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・「COMのオープン」ファンクションにより信号線の監視を行います。 ・「DR/CS/CD タイムアウト監視値の設定」ファンクションにより信号線の監視を行います。 ・RS信号ONに設定したときCS信号ON、CD信号OFFタイマ監視はCSタイムアウト監視値で行います。 191
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ER/RS信号の制御 ER/RS信号線のON/OFFを行います。 関数名 c_errs ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_errs( H com_no, B errs_mode ); 【パラメータ】 H com_no B mode :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース COM2 :予約 COM3 :PHSインタフェース :ER/RS 信号線の設定 ERRS_ON :ER/RS信号ON ERRS_OFF :ER/RS信号OFF 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・「COMのオープン」ファンクションにより信号線の監視を行います。 ・「DR/CS/CDタイムアウト監視値の設定」ファンクションにより信号線の監視を行います。 192
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ブレイク要因の設定 ブレイク要因イベント通知の設定または解除を行います。 関数名 c_brkevent ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_brkevent( UH event_mode, UB func_mode ); 【パラメータ】 UH event_mode UB func_mode :ブレイクイベント通知 BRK_EVENT_ON BRK_EVENT_OFF :ブレイク要因の通知を行う :ブレイク要因の通知を行わない :ファンクションキー番号 FNC_1∼FNC_8 MLT_R,MLT_L :ファンクションキー1∼8 :マルチファンクションキーR,L 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・「COMのオープン」ファンクション内でブレイク要因はクリアします。 ・ブレイク要因の検出を行うファンクションでブレイク要因検出後にブレイク要因はクリアします。 193
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 WakeUp信号の設定 関数名 WakeUp信号をHIまたはLOWに設定します。 WakeUp信号はPHSポートに接続するPHSアダプタ専用の出力信号です。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = c_wp( H com_no, UB wp_mode ); 【パラメータ】 H com_no UB er_mode :通信ポート COM3 :PHSインタフェース :WAKEUP信号線の設定 WP_HI :WAKEUP信号HI WP_LOW :WAKEUP信号LOW 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了(WAKEUP信号線の設定誤り) :パラメータエラー(通信ポート誤り) ≪備考≫ 異常終了のときエラーステータスはパラメータエラーになります。 本ファンクションはファンクション終了処理を行います。 194 c_wp
DT-900 C ライブラリ解説書 7. IrDA 部関数 7.1. 機能 7.1.1. シリアルポートエミュレーション IrDA部はシリアルポートエミュレーションエンティティとして存在します。 ユーザーエンティティはIrDA(プロトコル)のフレーム形式を意識することなくデータ通信を行うことができます。 (1)信号結線 IrDAポートを使用して本機同士を接続したとき、9Wireの信号結線は以下に示す通りにエミュレートします。 【信号結線】 RS RS CS CS ER ER CD CD DR DR 7.1.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)データ読込み 受信データの読込みを行います。 ユーザ定義のエリアに受信バッファデータの読込みを行い、読込んだバイトサイズを返します。 受信バッファデータが無くなるか、ユーザ定義のバッファサイズがフルになるまで読込みが可能です。 受信バッファが空でもデータ待ち時間が指定されている場合はデータ待ちとなります。 このときLBエラー、タイムアウト、ブレイクイベントのチェックおよび、パリティ、オーバーラン、フレーミングエラーのチェッ クを行い、エラー時は直ちに異常終了となります。 データ待ちからは、受信バッファから1バイト以上のデータの読込みが行え、かつ受信バッファに受信データが無くなれ ばユーザ定義のバッファサイズに満たない場合でも終了となります。 また、受信データがある場合でも読込み後にLBエラー、ブレイクイベントのチェックおよび、パリティ、オーバーラン、フレ ーミングエラーのチェックを行いエラー時は直ちに異常終了となります。 このため受信データの読込みが正常に行われていても異常終了となる場合があります。 データ待ち時間の指定は、通信状態設定関数(Ir_State_Se
DT-900 C ライブラリ解説書 (8)ER OFF ER信号をOFFにします。IrDAによる信号線のエミュレートとなります。 IrDAプロトコル規定のER信号OFFを指示するデータフレームを相手局に送信します。 このため、「データ書込み」機能と同様に送信バッファへの書込みを行います。 データ待ちの間およびデータ書込み後にLBエラー、ブレイクイベント、タイムアウトのチェックを行い、エラー時は直ちに 異常終了となります。 データ待ち時間の指定は、通信状態設定関数(Ir_State_Set)で行うことができます。 (9)RS ON RS信号をONにします。IrDAによる信号線のエミュレートとなります。 IrDAプロトコル規定のRS信号ONを指示するデータフレームを相手局に送信します。 このため、「データ書込み」機能と同様に送信バッファへの書込みを行います。 データ待ちの間およびデータ書込み後にLBエラー、ブレイクイベント、タイムアウトのチェックを行い、エラー時は直ちに 異常終了となります。 データ待ち時間の指定は、通信状態設定関数(Ir_State_Set)で行うことができます。 (10)RS OFF
DT-900 C ライブラリ解説書 (15)CS検査 CS信号のON/OFF状態をチェックし、通知します。 信号待ち時間が指定されているとき信号のON待ちとなります。 信号待ち時、LBエラー、タイムアウト、ブレイクイベントのチェックを行い、エラー時は直ちに異常終了となります。 信号待ち時間の指定は、通信状態設定関数(Ir_State_Set)で行うことができます。 (16)CI検査 CI信号のON/OFF状態をチェックし、通知します。 (17)BREAK検査 ブレイク信号の受信状態をチェックし、通知します。このとき受信状態をクリアします。 尚、ブレイク受信となった場合、フレーミングエラーは発生しません。 (18)エラー値取得 エラー値を取得します。 各関数の異常終了の詳細となるエラー値を返します。このときエラー値をクリアします。 (19)通信状態設定 IrDA部の通信状態を設定します。本機能はIrCOMMオープンに先立って行う必要があります。 局は自局が1次局か2次局であるかを指定します。 ・ 1次局 データリンクを2次局に指示します。自局が1次局であるときコネクトする相手局は2次局となります。
DT-900 C ライブラリ解説書 (20)自局能力設定 自局能力を設定します。本機能はIrCOMMオープンに先立って使用する必要があります。 設定値は IrDA規格書に記されている折衝フィールドパラメータです。 パラメータは以下に示す通りです。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ボーレイト 最大ターンアラウンドタイム フレームデータサイズ ウインドウサイズ BOF数 最小ターンアラウンドタイム リンク開放時間 (21)IrCOMM強制終了 IrCOMMを強制終了します。 IrCOMMをオープン状態から初期状態(クローズ状態)に設定します。 基本適にはIrCOMMクローズと同じ機能をもちますが、通信状態に関係なく直ちに赤外線デバイス電源OFF、赤外 線通信用リソースのリリースを行います。 7.1.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 7.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 IrCOMMオープン IrCOMM(赤外線ポート)をオープンします。 ・ IrDA部の初期化 ・ 通信用のデバイスおよびリソースのロック ・ 赤外線デバイス電源ON ・ ブレイクイベントのチェック ・ LBチェック ・ 相手局とのコネクト 関数名 Ir_Open ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_Open( H sec ); 【パラメータ】 H sec :コネクト最大待ち時間 1∼3600 :待ち時間(秒) FOREVER :正常または異常終了するまでコネクト待ちします 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 201
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 IrCOMMクローズ IrCOMM(赤外線ポート)をクローズします。 ・ 通信用のデバイスおよびリソースのリリース ・ 赤外線デバイス電源OFF ・ ブレイクイベントのチェック ・ LBチェック ・ コネクト切断 関数名 Ir_Close ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_Close( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 202
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 データ読込み 受信データの読込みを行います。 ・データ受信待ち(受信バッファにデータが無いとき) ・受信データの読込み(受信バッファからの読込み) ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・読込みデータ数の通知 関数名 Ir_Read ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_Read( B *buff、 UH ReadSize、 UH *GetSize ); 【パラメータ】 B *buff UH ReadSize UH *GetSize 【リターンパラメータ】 H ercd 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :受信データを格納するバッファのポインタ :受信データを格納するバッファのサイズ(バイト数) :読込みデータ数(受信バッファから読込みできたバイト数) :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) :正常終了 :異常終了 状態によってはデータの読込みが行われています ≪備考≫ 203
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 データ書込み 送信データの書込みを行います。 ・LBチェック ・データ書込み待ち(送信バッファへの書込みが終了するまで) ・送信データの書込み(送信バッファへの書込み) ・ブレイクイベントのチェック ・書込みデータ数の通知 関数名 Ir_Write ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_Write( B *buff、 UH WriteSize、 UH *PutSize ); 【パラメータ】 B *buff UH WriteSize UH *PutSize 【リターンパラメータ】 H ercd 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :送信データを格納するバッファのポインタ :送信データ数(送信バッファに書込むバイト数) :書込みデータ数(送信バッファに書込みできたバイト数) :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) :正常終了 :異常終了 状態によってはデータの書込みが行われています ≪備考≫ 204
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 送信データ数問合せ 送信バッファに残っている未送出データ数を問合せます。 ・送信バッファ内の未送出のデータ数の通知 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック 関数名 Ir_QueryTx ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_QueryTx( H *SndDataSize ); 【パラメータ】 H *SndDataSize 【リターンパラメータ】 H ercd 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :未送出データ数(バイト) :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 205
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 受信データ数問合せ 受信バッファより読込み可能なデータ数を問合せます。 ・受信バッファ内の読込み可能なデータ数の通知 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック 関数名 Ir_QueryRx ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_QueryRx( H *RcvDataSize ) 【パラメータ】 H *RcvDataSize 【リターンパラメータ】 H ercd 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :読込み可能なデータ数(バイト) :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 206
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ER信号ON 関数名 ER信号をONにします。IrDAプロトコルによる信号線のエミュレートになります。 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・信号制御データの作成 ・送信データの書込み(制御データ) ・データ書込み待ち(送信バッファへの書込みが終了するまで) Ir_EROn ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_EROn( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 207
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ER信号OFF 関数名 ER信号をOFFにします。IrDAプロトコルによる信号線のエミュレートになります。 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・信号制御データの作成 ・送信データの書込み(制御データ) ・データ書込み待ち(送信バッファへの書込みが終了するまで) Ir_EROff ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_EROff( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG : 正常終了 : 異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 208
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 RS信号ON 関数名 RS信号をONにします。IrDAプロトコルによる信号線のエミュレートになります。 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・信号制御データの作成 ・送信データの書込み(制御データ) ・データ書込み待ち(送信バッファへの書込みが終了するまで) Ir_RSOn ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_RSOn( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 209
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 RS信号OFF 関数名 RS信号をOFFにします。IrDAプロトコルによる信号線のエミュレートになります。 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・信号制御データの作成 ・送信データの書込み(制御データ) ・データ書込み待ち(送信バッファへの書込みが終了するまで) Ir_RSOff ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_RSOff( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 210
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ブレーク送信ON 関数名 ブレーク信号を送出します。IrDAプロトコルによる信号のエミュレートになります。 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・信号制御データの作成 ・送信データの書込み(制御データ) ・データ書込み待ち(送信バッファへの書込みが終了するまで) Ir_BreakOn ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_BreakOn( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 211
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ブレーク送信OFF 関数名 Ir_BreakOff ブレーク信号の送出を停止します。IrDAプロトコルによる信号線のエミュレートになります。 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・信号制御データの作成 ・送信データの書込み(制御データ) ・データ書込み待ち(送信バッファへの書込みが終了するまで) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_BreakOff( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 212
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 CD検査 関数名 Ir_CheckCD CD信号のON/OFF状態をチェックします。また信号待ち時間の指定があるとき信号がONまたはOFFになるのを待ちます。 ON/OFF待ちをパラメータで指定することができます。 ・信号ONまたはOFF待ち ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・信号状態の通知 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_CheckCD( H line ); 【パラメータ】 H line :信号ON/OFF待ち指定 ON_WAIT :信号が ON になるまで待つ OFF_WAIT :信号が OFF になるまで待つ 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IRLINE_ON :信号ON E_IRLINE_OFF :信号OFF E_IRNG :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 213
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 DR検査 関数名 Ir_CheckDR DR信号のON/OFF状態をチェックします。また信号待ち時間の指定があるとき信号がONになるのを待ちます。 ・信号ON待ち ・LBチェック ・ ブレイクイベントのチェック ・ 信号状態の通知 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_CheckDR( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IRLINE_ON :信号ON E_IRLINE_OFF :信号OFF E_IRNG :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 214
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 CS検査 関数名 Ir_CheckCS CS信号のON/OFF状態をチェックします。また信号待ち時間の指定があるとき信号がのONになるのを待ちます。 ・信号ON待ち ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック ・信号状態の通知 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_CheckCS( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IRLINE_ON E_IRLINE_OFF E_IRNG :信号ON :信号OFF :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 215
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 CI検査 CI信号のON/OFF状態をチェックします。 ・信号状態の通知 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック 関数名 Ir_CheckCI ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_CheckCI( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IRLINE_ON :信号ON E_IRLINE_OFF :信号OFF E_IRNG :異常終了 ≪備考≫ 信号線をエミュレートするため、Ir_State_Set 関数で、9-wire に設定しておく必要があります。 216
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 BREAK検査 BREAK信号の受信をチェックします。 ・信号受信状態の通知 ・LBチェック ・ブレイクイベントのチェック 関数名 Ir_CheckBreak ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_CheckBreak( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IRBRK_ON :ブレイク信号検出 E_IRBRK_OFF :ブレイク信号未検出 E_IRNG :異常終了 ≪備考≫ 217
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 エラー値取得 エラー値を取得します。また取得後にエラー値をクリアします。 ・エラー値のクリア ・エラー値の通知 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 UW wercd = Ir_Err_Get( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 UW wercd :リターンコード 【リターンコード】 詳細は、次ページを参照して下さい ≪備考≫ 218 関数名 Ir_Err_Get
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー発生要因 以下のフォーマットでエラー値について示します。 エラー値 エラーコード名称 詳細 エラーの詳細 関数名 エラーの 発生する関数名 エラー値 IrCOMM 状態 関数異常終了時の IrCOMM オープン状態 主なエラー対処方法 IrDA部の上位が行う発生したエラーに対しての事後処理 IRERR_NORESOURCE 詳細 IrDA部内の資源不足によりLASP(コネクトに必要な内部情報)が確保できないと発生します IRERR_DISCONNECTエラーの要因として一緒に通知します 通常このエラーが発生することはありえないのでダンプ等を行い原因の調査をする必要があります 関数名 IrCOMM 状態 主なエラー対処方法 Ir_Open エラー値 オープンは行わずクローズ状態 ・ダンプ等を行い原因調査をする必要があります IRERR_NODEVICE 詳細 回線上(空間)にコネクト可能なデバイスがないとき発生します IRERR_DISCONNECTエラーの要因として一緒に通知します Ir_Open関数でのコネクト待ちタイムアウトの要因で
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー値 IRERR_DISCONNECT 詳細 コネクト手続き中またはコネクト後に相手局からの応答が無くなったとき、相手局からコネクト切断されたとき、レジュームON 立上げを行ったときに発生します 関数名 IrCOMM 状態 主なエラー対処方法 Ir_Open Ir_Close Ir_Read Ir_Write Ir_EROn Ir_EROff Ir_RSOn Ir_RSOff Ir_BreakOn Ir_BreakOff Ir_QueryTx Ir_QueryRx Ir_CheckCD Ir_CheckDR Ir_CheckCS Ir_CheckCI Ir_CheckBreak Ir_Init エラー値 オープンは行わずクローズ状態 クローズ状態となります ・通信環境を確認して再実行して下さい ・相手局と通信不可能な環境にあるのでその原因を取り除いて IrCOMM(赤外線ポート)のオープンを行って下さい 相手局から一定時間応答がない(回線が外れている)場合が考えら れます IRERR_PARAMETER 詳細 関数のパラメータの入力値に誤りがあ
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー値 IRERR_LB0 詳細 電源関数の機能を用いてLB0の通知モードに設定されており、LB0エラー(主電池なし、電池蓋開き)となったときに発生し ます このエラーはレジュームON立上げ時に通知します。レジュームON立上げでIrCOMM(赤外線ポート) はクローズ状態とな りますのでIRERR_DISCONNECTと一緒に通知されます 関数名 IrCOMM 状態 主なエラー対処方法 Ir_Open Ir_Close Ir_Read Ir_Write Ir_EROn Ir_EROff Ir_RSOn Ir_RSOff Ir_BreakOn Ir_BreakOff Ir_CheckCD Ir_CheckDR Ir_CheckCS Ir_QueryTx Ir_QueryRx Ir_CheckCI Ir_CheckBreak Ir_Init エラー値 オープンは行わずクローズ状態 クローズ状態となります ・再実行するときは Ir_Open を行って下さい ・イベントのクリアを行って下さい IRERR_LB1 詳細 電源関数の機能を用いてLB1の通知モード
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー値 IRERR_LB2 詳細 電源関数の機能を用いてLB2の通知モードに設定されており、LB2エラー(副電池電圧なし)となったときに発生します 関数名 IrCOMM 状態 主なエラー対処方法 Ir_Open Ir_Close Ir_Init オープンは行わずクローズ状態 クローズ状態となります ・電池交換後を行って下さい ・イベントのクリアを行って下さい ・再実行するときは Ir_Open を行って下さい Ir_Read Ir_Write Ir_EROn Ir_EROff Ir_RSOn Ir_RSOff Ir_BreakOn Ir_BreakOff Ir_CheckCD Ir_CheckDR Ir_CheckCS Ir_QueryTx Ir_QueryRx Ir_CheckCI Ir_CheckBreak オープン状態から変更はありま せん ・Ir_Close を行って終了して下さい ・電池交換後に Ir_Open を行って下さい ・イベントのクリアを行って下さい エラー値 IRERR_LB4 詳細 電源関数の機能を用いてLB4の通知
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー値 IRERR_LB5 詳細 電源関数の機能を用いてLB5の通知モードに設定されており、LB5エラー(OFF キー押下による電源 OFF)となったときに発 生します 通知モードに設定されているときは電源OFFしませんので、アプリケーションが責任を持つ必要があります 関数名 IrCOMM 状態 主なエラー対処方法 Ir_Open Ir_Close Ir_Init Ir_Read Ir_Write Ir_EROn Ir_EROff Ir_RSOn Ir_RSOff Ir_BreakOn Ir_BreakOff Ir_CheckCD Ir_CheckDR Ir_CheckCS Ir_QueryTx Ir_QueryRx Ir_CheckCI Ir_CheckBreak エラー値 オープンは行わずクローズ状態 クローズ状態となります ・イベントのクリアを行って下さい ・電源OFFして下さい オープン状態から変化はありま せん ・Ir_Close を行って終了して下さい ・イベントのクリアを行って下さい ・電源OFFして下さい IRERR_NOTOPE
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー値 IRERR_TIMEOUT 詳細 Ir_Opne関数で指定したコネクト待ち時間を経過した場合と、Ir_State_Set関数で指定したデータ待ち時間を経過すると 発生します 関数名 IrCOMM 状態 主なエラー対処方法 Ir_Open Ir_Read Ir_Write Ir_RSOn Ir_RSOff Ir_EROn Ir_EROff Ir_BreakOn Ir_BreakOff エラー値 クローズ状態です オープン状態に変化はありません ・通信環境を確認して再実行して下さい ・任意の処理を行って下さい。再実行してもかまいません IRERR_PARITY 詳細 Ir_State_Set関数で以下の指定のときRS232C上(IOボックスとPC間など)でパリティエラーとなったときに発生します ・3Wireまたは9Wire ・パリティあり 関数名 IrCOMM 状態 主なエラー対処方法 Ir_Read エラー値 オープン状態に変化はありません ・任意の処理を行って下さい IRERR_OVERRUN 詳細 Ir_State_Set関数で以下
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー値 IRERR_WIRE_TYPE 詳細 Ir_State_Set関数で3Wireあるいは9Wireが指定されている場合しか使用できない関数を使用したとき発生します 関数名 IrCOMM 状態 主なエラー対処方法 Ir_EROn Ir_EROff Ir_RSOn Ir_RSOff Ir_BreakOn Ir_BreakOff Ir_CheckCD Ir_CheckDR Ir_CheckCS Ir_CheckCI Ir_CheckBreak Ir_BreakOn Ir_BreakOff エラー値 オープン状態に変化はありません ・9Wire以外が指定されています。用途に合った指定を 行って下さい オープン状態に変化は ありません ・3Wireまたは9Wire以外に指定されています 用途に合った指定を行って下さい IRERR_CD_TIMEOUT 詳細 Ir_State_Set関数で指定した信号待ち時間を経過すると発生します 指定時間内にCD信号がONまたはOFFに変化しませんでした 関数名 IrCOMM 状態 Ir_CheckCD エラー値 オ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 通信状態設定 IrDA部の通信状態を設定します。 ・Wireの指定 ・データ読込み/書込み(データ待ち)時間の指定 ・DR/CS/CD信号待ち時間の設定(9Wire指定時のみ有効) ・RS232Cの通信仕様の指定(3/9Wire指定時のみ有効) ・局の指定 関数名 Ir_State_Set ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_State_Set( struct *State_DCB ); 【パラメータ】 struct *State_DCB 【ストラクト構造】 struct State_DCB { H H H H H H H H }; station; Wire; DataWaitTime; LineWaitTime; baudRate; DataLen; StopBit; ParityBit; :局 :Wire :データ待ち時間 :DR/CS/CD信号待ち時間 :RS232Cの通信速度 :RS232Cのデータ長 :RS232Cのストップビット :RS232Cのパリティビット 【リターンパラメータ】 H ercd
DT-900 C ライブラリ解説書 通信状態設定のDCB 項目 局 Wire データ待ち時間 DR/CS/CD 信号待ち時間 RS232C の通信速度 RS232C のデータ長 RS232C のストップビット RS232C のパリティビット 定数 PRIMARY SECONDARY WIRE3RAW WIRE3 WIRE9 WIRELPT 1-600 THROUGH FOREVER 1-600 THROUGH FOREVER BPS_12 BPS_24 BPS_48 BPS_96 BPS_192 BPS_384 BPS_576 BPS_1152 LEN_7B LEN_8B STOP_1B STOP_2B PRI_ODD PRI_EVN PRI_NON 詳細 自局を1次局に設定 自局を2次局に設定 3-wire raw に設定 3-wire に設定 9-wire に設定 LPT(3-wire raw)に設定(クラス名を LPT に設定する) 秒単位にデータ読込み/書込み待ち時間を設定 データ読込み/書込み待ちを行わない タイマ指定なしでデータ読込み/書込み待ちを行う 秒単位に D
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 自局能力設定 自局能力を設定します。 ・折衝パラメータの設定 関数名 Ir_SetPortConfig ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_SetPortConfig( struct *SetPortConfig_DCB ); 【パラメータ】 struct *SetPortConfig_DCB 【ストラクト構造】 struct SetPortConfig_DCB { UB UB UB UB UB UB UB irBaud; MaxTurnTime; FrameSize; WindowSize; BofCount; MinTurnTime; DiscTime; :ボーレイト :最大ターンアラウンドタイム :フレームサイズ :ウインドウサイズ :BOF数 :最小ターンアラウンドタイム :リンク開放時間 }; 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了
DT-900 C ライブラリ解説書 自局能力設定のDCB 項目 IR ボーレート ・ OR で設定して下さい 設定した値が有効とな ります 最大ターンアラウンドタイム フレームサイズ ウインドウサイズ BOF 数 ・ IR ボーレイトにより比例し て増減します BOF 数は 115.2k の場 合です 最小ターンアラウンドタイム リンク開放時間 ・ OR で設定して下さい 設定した値が有効とな ります 定数 IRBPS_24 IRBPS_96 IRBPS_192 IRBPS_384 IRBPS_576 IRBPS_1152 TURN_500MS FRAME_1024B WINDOW_4 BOF_48 BOF_24 BOF_12 BOF_5 BOF_3 BOF_2 BOF_1 BOF_0 TURN_5MS TURN_1MS RELEASE_3S RELEASE_8S RELEASE_12S RELEASE_16S RELEASE_20S RELEASE_25S RELEASE_30S RELEASE_40S 詳細 IR 接続速度を 2400bps に設定可能 IR 接続速度を 9600b
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 IrCOMM強制終了 IrCOMMを強制終了します。 ・通信用のデバイスおよびリソースのリリース ・赤外線デバイス電源OFF ・LBチェック 関数名 Ir_Init ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 H ercd = Ir_Init( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 H ercd :リターンコード (エラー詳細は、エラー値取得関数 (Ir_Err_Get) にて取得して下さい) 【リターンコード】 E_IROK E_IRNG :正常終了 :異常終了 ≪備考≫ 230
DT-900 C ライブラリ解説書 8. 通信ユーティリティ部関数 ・ 関数名は、プロトコル毎に同一のものが存在しますが、(cu_open,cu_fileSend、cu_fileRecv..等) 関数機能・インタフェ ースはプロトコルによって異なります。 ・ 使用するプロトコル別に提供されるヘッダーファイルをインクルードする必要があります。 8.1. 通信インタフェース 8.1.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 8.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 8.3. マルチドロップ 8.3.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)通信パラメータ 関数 共通パラメータ データ長 パリティビット ストップビット 通常受信タイムアウト *1 通常リトライ回数 *2 ポーリング受信中タイムアウト *3 データリンク待ちタイムアウト *4 通信速度 COM0(カシオIR) COM1(シリアル) フロー制御 システムメニュー用通信機能 8ビット固定 選択可(奇数/偶数/なし) システム環境設定(データ管理部)より取得 選択可(1 ビット/2 ビット) システム環境設定(データ管理部)より取得 システム環境設定(データ管理部)より取得 (00 - 99 秒) システム環境設定(データ管理部)より取得 (00 - 99 回) 3秒固定 備考 推奨値 3秒 推奨値 3回 *5 10分固定 選択可(2400∼115200bps) 選択可(1200∼115200bps) システム環境設定(データ管理部)より取得 システム環境設定(データ管理部)より取得 なし 通信速度に関して マルチドロップとして提供されているダウンロードプログラムは最大19200bpsの対応ですが、プロトコルが公
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)ファイル受信(主局から従局へのファイル転送) 主局のファイルを従局へ送信する。以下の特徴があります。 ・ 従局は端末IDにて識別され、特定の従局にファイルを送信することができます。 ・ 複数ファイルを1回のデータリンクにて送信できます。 尚、受信したファイルの書込み処理で異常が発生した場合には、従局での通信は異常終了します。 ・ テキスト/バイナリファイルのどちらも送信可能です。 ・ 従局は拡張子が“.MOT”であるファイルを受信すると、ファイルはアプリケーションプログラムであると解釈し、アプリ ケーションプログラム領域にメモリ展開します。 ・ 従局はファイル名が“CONFIG.HTS”であるファイルを受信すると、システム環境ファイルであると解釈し、受信後そ の内容をシステム環境に反映させます。*1 ・ 受信する局に表示するメッセージデータを転送できます。 *1 確立されているデータリンクが解放される直前に反映します。 例えば、1回のデータリンクでファイル“CONFIG.
DT-900 C ライブラリ解説書 8.3.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)ファイル送受信関数 主局とのファイル転送(送信、受信)を行うための関数です。 尚、ファイル転送時、本機の画面上に進捗グラフを表示することが可能です。 グラフ表示フォーマットは次の通りです。 0123456789012345 CONFIG.HTS ← 転送ファイル名(グラフ表示指定行) XXX% ← 進捗のパーセンテージ表示 |*****・・・・・| ← 進捗のグラフ表示(10%単位で“・”が“*”に変わります) *実際の表示位置は画面モードにより異なります。 ①ファイル送信関数 従局から主局へファイルの転送を行います。 ファイル送信には、ファイル送信関数により、一括して送信する方法とファイル送信情報の設定を行った後、1ファイル 送信関数により1ファイルずつ送信する方法とがあります。 [ファイル送信関数によるファイル送信] ファイル送信はファイル送信関数にて一括して送信できます。 この場合、通信中に画面表示メッセージを送信することはできません、ファイル一括送信の手順は以下の通りです。 ファイル送信 cu_stopKeySet 関数 中断キーの登録
DT-900 C ライブラリ解説書 [1ファイル送信関数によるファイル送信] ファイル送信中に画面表示メッセージを送信する場合や通信を中断する場合には、ファイル送信情報の設定およ び1ファイル送信関数を用いて1ファイルずつ送信するようにし、その中で画面表示メッセージの送信や通信の中 断を行います。 画面表示メッセージ送信の手順は以下の通りです。 ファイル送信 cu_stopKeySet 関数 中断キーの登録 cu_open 関数 通信ポートのオープン cu_fileSendSet 関数 ファイル送信情報の設定 cu_fileSend1 関数 1ファイルの送信 cu_msgSend 関数 表示メッセージの送信(必要であれば) cu_fileSend1 関数 1ファイルの送信 cu_msgSend 関数 表示メッセージの送信(必要であれば) cu_close 関数 通信ポートのクローズ cu_stopKeySet 関数 中断キーの削除 終了 238
DT-900 C ライブラリ解説書 ②ファイル受信関数 主局から従局へファイルの転送を行います。 ファイル受信はファイル受信関数にて、複数ファイルを一括して受信できます。 ファイル受信の手順は以下の通りです。 ファイル送信 cu_stopKeySet 関数 中断キーの登録 cu_open 関数 通信ポートのオープン cu_fileRecv 関数 ファイル受信 cu_close 関数 通信ポートのクローズ cu_stopKeySet 関数 中断キーの削除 終了 239
DT-900 C ライブラリ解説書 8.4. FLINKプロトコル機能 8.4.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)通信パラメータ 関数 (基本送受信関数 リモート操作関数) 共通パラメータ セッション確立待ちタイムアウト 時間(*1) 受信待ちタイムアウト時間 (*2) セッション終了待ちタイムアウト 時間(*3) COM0(赤外線 IrDA Ver1.0) 通信速度 COM1(シリアル) 通信速度 データ長 パリティビット ストップビット システムメニュー用通信機能 (同報通信、本体間通信(子機作成)を含む) システム環境設定(データ管理部)より取得します (0 ∼ 3600 秒) システム環境設定(データ管理部)より取得します (0 ∼ 600 秒) システム環境設定(データ管理部)より取得します (0 ∼ 600 秒) 選択可 (2400∼115.4Kbps) 選択可 (システムメニューで選択) 選択可 (1200∼115.
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)動作モード 通信ユーティリティでは接続構成の違いにより以下のモードをサポートします。 これらのモードはオープン時に選択します。 ①HTモード ・ セッション(*1)確立後、コマンドを送信する権利(以後、送信権とする)を持つモードです。 PC−本機間通信時および本体−本体間通信時に、どちらか一方の本機が選択されます。 ②PCモード ・ セッション確立後、本機からのコマンド待ちとなる、擬似PCモードです。 本体−本体間通信時に、どちらか一方の本機が選択されます。 本機 (PCモード) 本機 (HTモード) OK PC 本機 (PCモード) 本機 (HTモード) 本機 (HTモード) 本機 (PCモード) 本機 (PCモード) (4)コマンド送信権 ①HTモード セッション確立後、HT側は送信権を有し、PC(PCモードを含みます。以降、PCとします。)に各コマンドを送信するこ とにより、各機能を実現します。 送信権をPC側に譲渡する場合はIDLE通知コマンドを送信します。 その後、本機はPCからのコマンド受信待ち状態となります。 IDLE通知コマンド送
DT-900 C ライブラリ解説書 (5)処理概要 以下に各関数内の処理概要およびエラー発生時の処理を示します。 エラー発生時は、直ちに通信を終了します。 この場合、送信権の有無に関らず、先にエラーを検出した側がエラー情報(カテゴリコード・エラー詳細コード) を終了指示コマンドに設定し、相手局へ送信します。 相手局は、受信した終了指示コマンドのエラー情報により、異常終了を検出します。 (エラー処理は、自局内でエラーを検出した場合と、相手局からのエラー終了指示コマンドを受信した場合 の両方を指します。) 関数 ファイル送信 ファイル受信 ファイル追加 送信権局の処理 被送信権局の処理 コマンド送信後、指定ファイ ルを順次送信します コマンド送信後、指定ファイ ルを順次受信します コマンド送信後、指定ファイ ルを送信します 指定ファイルを順次受信します 指定ファイルを順次送信します ファイル削除 コマンドを送信します ファイル移動 コマンドを送信します 転送ファイルをテンポラリファイル (FL.
DT-900 C ライブラリ解説書 8.4.2. ファイル送受信基本機能 複数ファイルの送信および受信を行うための基本機能を提供します。 (1)通信基本関数 ファイル送受信関数およびリモート操作関数を使用する際に必要となる基本関数です。 ①通信ポートの初期化 [回線ポートの指定] 回線ポートの初期化を行います。回線ポートは COM0:赤外線(IrDA) COM1:シリアルインタフェースとします。 回線ポートによるパラメータおよび設定値を以下に示します。 COM0(赤外線) 最高速度 COM1(10 ピン) 通信速度 データ長 パリティ ストップビット CU_B2400(2400bps)/CU_B9600(9600bps)/CU_B19K(19.2kbps) CU_B38K(38.4kbps)/CU_B57K(57.6kbps)/CU_B115K(115.2kbps) CU_B1200(1200bps)/CU_B2400(2400bps)/CU_B4800(4800bps) CU_B9600(9600bps)/CU_B19K(19.2kbps)/CU_B38K(38.
DT-900 C ライブラリ解説書 HTコマンド送信による通信 [HTモード基本フロー] HT モード 中断キーの登録 cu_stopKeySet 関数 通信ポートのオープン/セッション確立 cu_open 関数 ファイル送受信/リモート操作 ファイル送受信/リモート操作関数 を順次実行します。 ファイル送受信/リモート操作 セッション解放/回線クローズ cu_close 関数 (終了指示コマンド送信) 中断キーの削除 cu_stopKeySet 関数 終了 [PCモード基本フロー] HT モード 中断キーの登録 cu_stopKeySet 関数 通信ポートのオープン/セッション確立 cu_open 関数 HT からのコマンド待ち (HT からの終了指示、または IDLE 通知を cu_cmdRecv 関数 受信するまで、受信コマンドを順次実行します。) セッション確立/回線クローズ cu_close 関数 中断キーの削除 cu_stopKeySet 関数 終了 245
DT-900 C ライブラリ解説書 PCコマンド送信による通信 [HTモード基本フロー] HT モード 中断キーの登録 cu_stopKeySet 関数 通信ポートのオープン/セッション確立 cu_open 関数 PC からのコマンド待ち (PC からの終了指示を受信するまで cu_idle 関数 受信コマンドを順次実行します。) セッション解放/回線クローズ cu_close 関数 中断キーの削除 cu_stopKeySet 関数 終了 [PCモード基本フロー] PC モード 中断キーの登録 cu_stopKeySet 関数 通信ポートのオープン/セッション確立 cu_open 関数 HT からのコマンド待ち cu_cmdRecv 関数 (HT からの IDLE 通知受信待ち。) ファイル送受信/リモート操作 ファイル送受信/リモート操作関数 を順次実行します。 ファイル送受信/リモート操作 セッション解放/回線クローズ cu_close 関数 中断キーの削除 cu_stopKeySet 関数 終了 246
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)ファイル送受信関数 相手局とのファイル転送(送信、追加、受信)を行うための関数です。 送信権局はファイル送信、追加および受信コマンドを使用して、相手局とのファイル転送を実現します。 被送信権局は、IDLE 状態(HTモード)、PC モードコマンド待ち状態(PCモード)にて、相手からのコマンドを受け付けます。 尚、ファイル転送時、HTの画面上に進捗グラフを表示することが可能です。 グラフ表示フォーマットは次の通りです (16ドットフォント 8*16での表示例) 0123456789012345 A:¥900TEST1.DAT (ⅳ) | * * * * * ・ ・ ・ ・ ・ | 050% (ⅰ) (ⅱ) (ⅴ) (ⅲ) (ⅰ)ファイル名表示先頭行(graphPos) 転送ファイル名を表示する行の先頭を指定します。 (ⅱ)ファイル名表示先頭カラム(graphCol) 転送ファイル名を表示する桁の先頭を指定します。 (ⅲ)ファイル名表示フラグ(graphName) 転送ファイル名を全パス表示するか、ファイル名のみ表示するかを指定します。 (ⅳ)ファイル名表示行
DT-900 C ライブラリ解説書 ①ファイル送信(cu_fileSend) 複数ファイルの送信を一括して行います。 送信先に指定ディレクトリが存在しない場合は、自動的に作成されます。 送信ファイルに対して以下のオプションを選択することができます。 (a)リードオンリーファイル強制ライトオプション 送信ファイルが、既に受信側にリードオンリーファイルとして存在していた場合、強制的にライトすることができ ます。この指定が無い場合にリードオンリーファイルへのライトを行うと、エラーとなります。 (b)再帰呼び出し指定オプション 送信ファイルパス名で指定されたディレクトリ傘下の全てのファイルが転送対象となります。 指定ディレクトリ傘下にサブディレクトリが存在した場合はサブディレクトリ名を付加してファイルの送信を行い ます。 (例) [送信ファイル名] [送信先ディレクトリ名] “A:¥SEND¥AAA.DAT” ”B:¥RECV¥” (送信側ディレクトリ構成) A:¥----SEND¥----SUB1¥------AAA.DAT B:¥---RECV¥---SUB1¥-----AAA.
DT-900 C ライブラリ解説書 ④IDLE 遷移(cu_idle) 相手局側に送信権を渡し、コマンド待ち状態となります。 終了指示コマンドを受信またはエラー発生まで、受信したコマンドを順次実行します。 尚、オプションとしてPCのスクリプトファイルの実行を指示することができます。 エラー発生時は直ちに処理を中止し、エラー処理を行った後、異常終了を返します。 [IDLE遷移基本フロー] IDLE 遷移 中断キーの登録 cu_stopKeySet 関数 通信ポートのオープン/セッション確立 cu_open 関数(HT モード) IDLE 通知送信後、コマンド受信待ち cu_idle 関数 *1 異常終了 正常終了 cu_readErrStat 関数 cu_readErrStat 関数 *2 セッション解放/回線クローズ cu_close 関数 中断キーの削除 cu_stopKeySet 関数 終了 *1・・・相手局からの終了指示コマンド受信またはエラー発生まで、受信コマンドを順次実行します。 *2・・・必要に応じて相手局からの終了指示コマンド詳細情報(フォーマット指示、リセット指
DT-900 C ライブラリ解説書 ⑤PCモードコマンド待ち(cu_cmdRecv) 本機からのコマンド受信待ち状態となる。PCモードでのみ使用可能です。 セッション確立直後は、HT側に送信権があるため、PCモードではオープン直後にこの関数を用いてコマンド待ちとな る必要がああります。 終了指示コマンドか、IDLE通知コマンドを受信またはエラー発生まで、受信したコマンドを順次実行します。 エラー発生時は直ちに処理を中止し、エラー処理を行った後、異常終了を返します。 [PCモード時の基本フロー] PC モード cu_stopKeySet 関数 cu_open 関数 cu_cmdRecv 関数 正常(終了指示受信) リターン値および 中断キーの登録 回線のオープン/セッション確立 本機からのコマンド待ち 正常(IDLE 通知受信) 終了種別チェック 各種コマンド送信 cu_readErrStat 関数 *2 異常(エラー) cu_readErrStat 関数 cu_close 関数 cu_stopKeySet 関数 (セッション解放)/回線クローズ 中断キーの削除 終了
DT-900 C ライブラリ解説書 8.4.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)相手局環境情報取得/設定関数 相手局のシステム環境情報の取得および設定を行うための関数です。 ①日付時刻の取得/設定(cu_dateTime) 相手局のシステム日付時刻の取得/設定を行います。 ②ディスク情報の取得(cu_getDiskInfo) 相手局側ディスク情報の取得を行います。 ディスク情報の項目は以下の通りです。 ・ ディスク総容量 ・ ディスク空き容量 ・ ディスク状態(フォーマット済み/未フォーマット/ディスクなし) ③システム情報の取得(cu_getSysInfo) 相手局側のシステム情報の取得を行います。 システム情報の項目は以下の通りです。 ・セッションID(通信時のセッション番号) ・プロトコルバージョン(ファイル転送プロトコルのバージョン番号) ・相手局機種コード(本機/PC(AT互換機)/PC(98シリーズ)) ・OSモデル情報(本機モデル種別/PCのOS種別) *尚、上記情報は回線オープン時のセッション確立直後に相手局より取得します。 ④画面表示メッセージの送信(cu_msgSend) 相手局へ画面表示用のメッセージを送信します。 相
DT-900 C ライブラリ解説書 [リモート操作関数の基本フロー] PC モード 中断キーの登録 cu_stopKeySet 関数 通信ポートのオープン/セッション確立 cu_open 関数 リモート操作コマンド送信 リモート操作関数 コマンド完了またはエラー発生 エラー情報の取得 cu_readErrStat 関数 セッション解放/回線クローズ cu_close 関数 中断キーの削除 cu_stopKeySet 関数 終了 253
DT-900 C ライブラリ解説書 8.4.4.
DT-900 C ライブラリ解説書 8.5. DT500 プロトコル機能 8.5.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)通信パラメータ 関数 システムメニュー用通信機能 共通パラメータ リンク確立時タイムアウト時間 システム環境設定(データ管理部)より取得 (*1) (30 ∼ 240 秒) COM0(赤外線 カシオIR/IrDA Ver1.
DT-900 C ライブラリ解説書 (3)転送ファイル 本プロトコルでは、DT500 プロトコル用のテキストファイルの転送を行います。 ①DT500 ファイル形式データファイル ・ フィールド長は1∼254バイトまで有効です。 ・ PC 側 windows 版転送ユーティリティのバイナリ転送でも転送可能です。 ただし、システムメニューによるバイナリ送信は行なえません。 ・ PC から受信したファイルをそのままの形式で指定ドライブに格納します。(※1) ②DT500 ファイル形式ユーザプログラムファイル(拡張子、“PD3”、”EX3“、”FN3“) ・ 本機でプログラムとして実行はできませんが、ファイルとして転送が可能です。 ・ PC から受信したファイルをそのままの形式で指定ドライブに格納します。(※1) ③DT-900 システム転送用変換ファイル(拡張子、“DTF”) ・ 本機用アプリケーション・パッチファイルを本プロトコル転送用に変換したファイル。 ・ システムメニューでのみ転送が可能です。 ・ PC 側 windows 版転送ユーティリティのバイナリ転送でも転送ができます。 (※1) DT500 で
DT-900 C ライブラリ解説書 8.5.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 (2)ファイル送受信関数 PCとのファイル転送(送信、受信)を行うための関数です。 尚、ファイル転送時、HTの画面上に進捗グラフを表示することができます。 グラフ表示フォーマットは次の通りです。 0123456789012345 CONFIG.HTS ← 転送ファイル名(グラフ表示指定行) XXX% ← 進捗のパーセンテージ表示 |*****・・・・・| ← 進捗のグラフ表示(10%単位で“・”が“*”に変わります) ①ファイル送信 HTからPCへ1ファイルの転送を行います。 ファイル送信は、ファイル送信関数により、1ファイルを送信します。 ファイル送信の手順は以下の通り。 ファイル送信 中断キーの登録 cu_stopKeySet 関数 通信ポートのオープン cu_open 関数 1ファイル送信(繰り返し可能) cu_fileSend 関数 通信ポートのクローズ cu_close 関数 中断キーの削除 cu_stopKeySet 関数 終了 259
DT-900 C ライブラリ解説書 ②ファイル受信 PCからHTへ1ファイルの転送を行います。 ファイル受信はファイル受信関数にて、1ファイルを受信できます。 ファイル受信の手順は以下の通りです。 ファイル送信 中断キーの登録 cu_stopKeySet 関数 通信ポートのオープン cu_open 関数 1ファイル受信(繰り返し可能) cu_fileRecv 関数 通信ポートのクローズ cu_close 関数 中断キーの削除 cu_stopKeySet 関数 終了 (3)制御コード関数 拡張機能として、プロトコル制御コードの変更/参照機能を提供します。 ①SOH変更/参照 ・ 「ヘッディングテキストの開始」を示すSOH(デフォルト 01h)コードを変更することができます。 ・ 現在設定されているSOHコード値を取得することができます。 ②STX変更/参照 ・ 「データテキストの開始」を示すSTX(デフォルト 02h)コードを変更することができます。 ・ 現在設定されているSTXコード値を取得することができます。 ③ETX変更/参照 ・ 「テキストの終結」を示すETX(デフォルト
DT-900 C ライブラリ解説書 8.5.3. 補足 DT500 プロトコルを使用する時の注意点を以下に示します。 (1)DT500 との相違点 ①データファイル ・ 本機上に同一のファイルが存在した時は上書きします。 ・ 受信データは BASIC 形式ファイルへの変換は行なわずそのまま格納します。 ・ フィールド末尾のスペースは削除しません。 ・ システムメニュー上からのバイナリ転送による送信はできません。 ②ユーザプログラムファイル ・ 本機では DT500 プログラムは使用できません。 ・ 受信データは HEX 形式ファイルへの変換は行なわず、そのまま格納します。 ③本機システム関連ファイル ・ 本機アプリケーションファイル・パッチファイル等のシステム関連ファイルは、DT500 プロトコルで転送する時、ファ イル変換を行なう必要があります。 (2)AP インストール時の留意点 ①アプリケーションファイル・パッチファイル ・ データコンバータ(dtfilcnv.exe)により、転送用変換ファイル(*.
DT-900 C ライブラリ解説書 8.6.
DT-900 C ライブラリ解説書 8.6.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 中断キーの設定 関数名 【通信ユーティリティ : 共通ファンクション】 通信を中断するキーを登録/復旧(戻す)を行います。 設定できるキーはF1∼F8のみであり、COM0,1で共通設定となります。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_stopKeySet( UB keyId) 【パラメータ】 UB keyId :設定する中断キーの指定 CU_FNC_1 :F1 CU_FNC_2 :F2 CU_FNC_3 :F3 CU_FNC_4 :F4 CU_FNC_5 :F5 CU_FNC_6 :F6 CU_FNC_7 :F7 CU_FNC_8 :F8 CU_FNC_NON :設定なし 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 264 cu_stopKeySet
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 転送ドライブ指定 関数名 cu_setDrive 【通信ユーティリティ : 共通ファンクション】 マルチドロップおよび DT500 プロトコルにて、ファイル送信・ファイル受信の転送ドライブを指定します。 (FLINKでは無効です) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_setDrive( UB drive) 【パラメータ】 UB drive :送信・受信ファイルのドライブ CU_DRIVE_A :Aドライブ CU_DRIVE_B :Bドライブ 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 265
DT-900 C ライブラリ解説書 8.6.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 回線オープン 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 通信ポートの初期化およびセッションの確立を行います。 関数名 cu_open ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_open(H comNo, UB connectMode, struct sys_tty *param) 【パラメータ】 H comNo UB connectMode struct sys_tty *param 【ストラクト構造】 struct sys_tty :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :接続モード CU_CNCT_MULT :マルチドロップ接続 :通信パラメータのポインタ { W speed: W length; W parity; W stop_bit; :B_1200∼B_115200 :CHAR_8 :PARI_NON :PARI_ODD :PARI_EVN :STOP_1 :STOP_2 } *param; 【リターンパラメータ】 ER ercd :
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル送信 関数名 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 指定された複数ファイルを一括して送信します。 送信の結果は、送信ファイル情報エリアの stat に格納されます。 パラメータの指定により、画面に送信処理の進捗を示すグラフを表示できます。 cu_fileSend C言語インタフェース 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileSend(H comNo, UB priority, UB fileKind, UH filecount, CU_FILE_INFO_FORM *fileInfo, UB graphFlag, UB graphPos) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース UB priority :優先順位(0∼255) UB fileKind :ファイル種別 カシオ提供の通信ユーティリティを使用する場合、以下の設定が必要です。 01h: *.LOD 以外のファイルを送信 02h: *.
DT-900 C ライブラリ解説書 転送ファイル情報:転送結果格納領域の設定値一覧 値 0 1 2 3 4 5 255 シンボル CU_STAT_TRANS CU_STAT_OPEN_ERR CU_STAT_READ_ERR CU_STAT_WRITE_ERR CU_STAT_SEND_ERR (未使用) : CU_STAT_PRE_TRANS 意味 正常終了 転送ファイルのオープンエラー 転送ファイルのリードエラー 転送ファイルのライトエラー 転送ファイルの送信側エラー (未使用) : 転送未処理 269
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル送信情報設定 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 ファイルの送信に先立ち、送信情報の設定/送信を行います。 関数名 cu_fileSendSet ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileSendSet( H comNo, UB priority, UB fileKind, UH fileCount,W totalTransSize) 【パラメータ】 H comNo UB priority UB fileKind UH fileCount W totalTransSize :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :優先順位 (0∼255) :ファイル種別 カシオ提供の通信ユーティリティを使用する場合、以下の設定が必要です。 01h: *.LOD 以外のファイルを送信 02h: *.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 1ファイル送信 関数名 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 1ファイルの送信を行います。 パラメータの指定により、画面に送信処理の進捗を示すグラフを表示できます。 cu_fileSend1 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileSend1(H comNo, CU_FILE_INFO_FORM *fileInfo, UB graphFlag, UB graphPos) 【パラメータ】 H comNo CU_FILE_INFO_FORM *fileInfo UB graphFlag UB graphPos :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :転送ファイル情報のアドレス (転送ファイル情報はファイル送信関数を参照して下さい) :グラフ表示フラグ CU_GRAPH_ON_1 :転送全体を100%として表示 CU_GRAPH_ON_2 :1ファイルを100%として表示 CU_GRAPH_OFF :表示しません :グラフ表示行(0∼7,grap
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル受信 関数名 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 相手より送信される複数ファイルを一括して受信します。 パラメータの指定により、画面に受信処理の進捗を示すグラフを表示できます。 cu_fileRecv ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileRecv(H comNo, UB priority, UB fileKind, UH,*fileCount, CU_FILE_INFO_FORM *fileInfo, UB graphFlag, UB graphPos) 【パラメータ】 H comNo UB priority UB fileKind UH *fileCount CU_FILE_INFO_FORM *fileInfo UB graphFlag UB graphPos :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :優先順位 (0∼255)0∼FFh (必須ですが本機では使用していません) :ファイル種別 カシオ提供の通信ユーティリティを
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 画面表示メッセージ送信 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 画面表示メッセージの送信を行います。 関数名 cu_msgSend ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_msgSend(H comNo, UB *data) 【パラメータ】 H comNo UB *data :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :メッセージ格納アドレス(メッセージの最後はNULLコードでターミネートする必要があります) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・当関数を使用する前に必ず cu_fileSend1 関数を使用して下さい。 273
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 通信中断 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 通信を中断します。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_end(H comNo) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 COM1 :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース 【リターンパラメータ】 ER ercd : リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・当関数を使用する前に必ず cu_fileSend1 関数を使用して下さい。 274 cu_end
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 回線クローズ 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 通信ポートをクローズします。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_close(H comNo) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 COM1 :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 275 cu_close
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 エラー詳細情報取得 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 当ファイル送受信関数でのエラー詳細情報を取得します。 取得後、エラー詳細情報はクリアされます。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_readErrStat(H comNo, UW *cuStat, UW *biosStat) 【パラメータ】 H comNo UW *cuStat UW *biosStat :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :通信ユーティリティエラーの情報設定エリアアドレス (次ページの「エラー詳細情報」参照) :エラー発生時の通信関数部システムエラー詳細情報 (次ページの「エラー詳細情報」参照) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 276 cu_readErrStat
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー詳細情報(1) 1.通信ユーティリティエラー 通信ユーティリティとしてのエラーを返します。以下のビット構成で通知されます。 エラー状態 0∼255にてエラーの状態を表します。 未使用 エラー状態一覧を参照のし下さい。 コマンド種別 0∼255にてエラー発生時のコマンド番号を表します。 コマンド種別一覧を参照して下さい。 動作モード 0、1にてエラー発生時の動作モードを表します。 (コマンド種別が CU_CMD_NON の場合には無意味)。 動作モード一覧を参照して下さい。 フェーズ 0、1にてエラー発生時のフェーズを表します。 フェーズ一覧を参照して下さい。 フェーズ一覧 値 0 1 シンボル CU_PHASE_DATALINK CU_PHASE_INFO_TRANS 意味 データリンク以前 情報転送以降 動作モード一覧 値 0 1 シンボル CU_MODE_RES CU_MODE_CMD 意味 レスポンス受信時 コマンド受信時 277
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー詳細情報(2) コマンド種別一覧 値 00 01 02 03 04 : 21 22 23 24 25 26 : F1 F2 F3 : FF シンボル CU_CMD_NON CU_CMD_SYN CU_CMD_POL CU_CMD_EOT (未使用) : CU_CMD_FS_REQ CU_CMD_FR_REQ CU_CMD_FS_START_REQ CU_CMD_FI_NOTICE CU_CMD_FC_TRANS (未使用) : CU_CMD_MT CU_CMD_DL_OFF (未使用) : (未使用) 意味 該当コマンドなし 同期コード ポーリングコマンド EOTコード (未使用) : ファイル送信要求コマンド ファイル受信要求コマンド ファイル送信開始要求コマンド ファイル転送情報通知コマンド ファイル内容転送コマンド (未使用) : 画面表示メッセージ送信コマンド データリンク切断コマンド (未使用) : (未使用) エラー状態一覧 値 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F 10 11 12 13
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー詳細情報(3) 2.通信関数部システムエラー 通信プロトコルエラーが発生した時点での、通信関数部システムエラー詳細情報を返します。 3.システムメニューエラー システムメニューでのみ発生し得るエラー状態を以下に示します。 値 80 81 82 83 84 85 89 シンボル − − − − − − − 意味 指定ドライブなし (未使用) (未使用) システム情報取得NG システム環境ファイル異常 送信ファイルなし システムメニュー内部エラー 279
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 データリンク拒否情報取得 関数名 cu_readDlRjInfo 【通信ユーティリティ : マルチドロッププロトコル】 エラー詳細情報のエラー状態で CU_ERR_DL_RJ が返却された場合の拒否理由値を取得します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_readDlRjInfo(H comNo, UH *rjInfo) 【パラメータ】 H comNo UH *rjInfo :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :切断理由値(ビット対応)を設定するアドレス <ビット割り付け(該当するものは1を設定)> システム予約 ユーザー解放 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ ・エラー詳細情報のエラー状態で CU_ERR_DL_RJ が返却された直後に取得する必要があります。 それ以外の場合には返却値の値は不定となります。 280
DT-900 C ライブラリ解説書 8.6.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 回線オープン(初期化) 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 通信ポートの初期化およびセッションの確立を行ないます。 セッション確立までは、タイムアウト時間まで待ちます。 相手局システム情報の取得を行ないます。 関数名 cu_open ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_open(H comNo, H irSpeed, CU_RSPRM *rsPrm, H mode) 【パラメータ】 H comNo H irSpeed CU_RSPRM *rsPrm H mode :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :赤外通信最高速度(comNo が COM1 使用時は参照しません)CU_B2400∼CU_B115K :10 ピン通信パラメータ(comNo が COM0 使用時は参照しません) :局モード CU_MODE_HT : HT モード CU_MODE_PC : PC モード(擬似PCとして動作を行います) 【ストラクト構造】 typedef
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル送信 関数名 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 指定された複数ファイルを一括して送信します。 転送先ディレクトリが存在しない場合は自動的に生成します。 パラメータの指定により、画面に送信処理の進捗を示すグラフを表示できます。 cu_fileSend ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileSend(H comNo,H mode,B *fName,B *dir,H protect, CU_GRAPHSET *graphSet) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :転送モード(通常転送か再帰呼び出し転送かを指定します) CU_TRANS_NORMAL :通常転送 CU_TRANS_RECURSIVE :再帰呼び出し :送信ファイル名エリア(複数指定およびワイルドカード可) :送信先ディレクトリ名エリア(複数指定およびワイルドカード不可) :強制上書きフラグ(受信側に同一ファイルが書込禁止モードで存在し
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル追加 関数名 cu_fileAdd 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 指定されたファイルを相手局側の既存ファイルにアペンドします。 送信元、追加先ファイル名とも複数ファイルの指定および、ワイルドカードの指定はできません。 追加先ファイル名が相手局側に存在しない場合、新規にファイルを作成します。 パラメータの指定により、画面に追加処理の進捗を示すグラフを表示できます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileAdd(H comNo,B *sfName, B *rfName, CU_GRAPHSET *graphSet) 【パラメータ】 H comNo B *sfName B *rfName CU_GRAPHSET *graphSet :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :送信元ファイル名エリア (複数指定およびワイルドカード不可) :追加先ファイル名エリア (複数指定およびワイルドカード不可) :グラフ表示情報 (cu_fileSen
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル受信 関数名 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 指定された複数ファイルを一括して受信します。 受信先ディレクトリが存在しない場合は自動的に生成します。 パラメータの指定により、画面に受信処理の進捗を示すグラフを表示できます。 cu_fileRecv ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileRecv(H comNo,H mode, B *fName, B *dir, H protect, CU_GRAPHSET *graphSet) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース H mode :転送モード(通常転送か再帰呼び出し転送かを指定する。) CU_TRANS_NORMAL :通常転送 CU_TRANS_RECURSIVE :再帰呼び出し B *fName :受信ファイル名エリア(複数指定およびワイルドカード可) B *dir :受信先ディレクトリ名エリア(複数指定およびワイルドカード不可) H prot
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 回線クローズ 関数名 cu_close 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 セッションの開放および回線ポートのクローズを行います。 終了指示コマンドを相手に送信することにより、セッションを開放します。 その際、送信権モード時に限り、相手局に対して終了時の動作指示コマンドを送信することができます。 ただし、既にエラーが発生した場合している場合は送信されません。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_close(H comNo, H endKind) 【パラメータ】 H comNo H endKind :通信ポート COM0 COM1 :相手局への終了指示 CU_CLOSE_NORMAL CU_CLOSE_RESET CU_CLOSE_FORMAT_A CU_CLOSE_FORMAT_B CU_CLOSE_PWROFF :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース (送信権局モード時のみ有効) :通常終了 :リセット指示 :A ドライブフォーマット指示 :B ドライブフォーマット指示 :電源
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 エラー情報の取得 関数名 cu_readErrStat 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 当ファイル/コマンド送信受信関数でのエラー情報を取得します。 また、相手局からの終了指示コマンド受信時、カテゴリコード・エラー詳細コードを取得します。 取得後、エラー情報はクリアされます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_readErrStat(H comNo, CU_ERRINFO *errInfo) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 COM1 CU_ERRINFO *errInfo 【リターンパラメータ】 ER ercd :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース :エラー情報設定エリア :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct{ UB kind UB command UB category UB detail UW biosStat :エラー種別 (下記参照) :コマンド種別 (次ページ参照) :カテゴリ (次ページ参照) :エラ
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー情報の取得 コマンド種別・エラー状態 一覧 コマンド種別 値 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F 10 11 12 シンボル CU_CMD_NON CU_CMD_FSEND_TINFO CU_CMD_FSEND_FINFO CU_CMD_FRECV_TREQ CU_CMD_FADD CU_CMD_FDATA CU_CMD_FDEL CU_CMD_FMOV CU_CMD_MAKEDIR CU_CMD_TIME_SET CU_CMD_TIME_GET CU_CMD_DISP CU_CMD_BEEP CU_CMD_FINFO_GET CU_CMD_FINFO_SET CU_CMD_DINFO_GET CU_CMD_SYS_GET CU_CMD_IDLE CU_CMD_END 意味 該当コマンドなし ファイル転送情報コマンド ファイル情報コマンド ファイル受信要求コマンド ファイル追加コマンド ファイルデータコマンド ファイル削除コマンド ファイル移動コマンド ディレクトリ作成コマンド 日付時刻設定コマンド
DT-900 C ライブラリ解説書 10 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 11 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 20 00 01 02 03 04 0F 0x 1x ユーティリティエラー 回線オープンエラー ・回線がオープンされていない ・オープン時にエラーが発生していないか確認 使用関数フェーズエラー ・関数の使い方に誤りがある ・動作モード/送信権局モードを確認 使用関数パラメータエラー ・関数パラメータに誤りがある ・指定パラメータを確認 指定ファイル未検出エラー ・指定されたファイルが存在しない ・指定ファイルを確認 相手局未検出 ・セッション確立待ちタイムアウト ・通信設定、回線経路を確認 システム日付設定エラー ・指定日付を確認 システム時刻設定エラー ・指定時刻を確認 タイマー使用エラー ・タイマーが登録できなかった ・APで使用しているタイマ数を確認 CPUクロック切替えエラー ・CPU切替え禁止状態でないか確認 致命的エラー ・IrDA、通信関数からのエラー ・ローバッテリの発生
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 IDLE遷移 関数名 cu_idle 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 IDLE 通知送信後、相手局からのコマンド受信待ち状態となります。HTモード時のみ使用可能です。 以後、相手局から受信したコマンドは順次実行していきます。 終了指示コマンドを受信するか、エラーが発生するまで処理を終了しません。 ファイル送信、追加および受信の際、進捗グラフを表示することができます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_idle(H comNo, B *script, CU_GRAPHSET *graphSet) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース B *script :スクリプトファイル名エリア[ファイル名のみ。終端子 0x00 を含め最大 13 バイト] (複数指定およびワイルドカードは不可です 未設定時は NULL を設定します) CU_GRAPHSET *graphSet :グラフ表示情報(cu_fileSend 関数参
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 コマンド受信待ち 関数名 cu_cmdRecv 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 HT からのコマンド受信待ち状態となります。PCモード時のみ使用可能です。 以後、HT から受信したコマンドは順次実行されます。 IDLE 通知コマンド、終了指示コマンドを受信するか、エラーが発生するまで処理を終了しません。 ファイル送信、追加および受信の際、進捗グラフを表示することができます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_cmdRecv(H comNo, H *endKind, B *script, CU_GRAPHSET *graphSet) 【パラメータ】 [入力] H comNo CU_GRAPHSET *graphSet [出力] H *endKind B *script :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :グラフ表示情報(cu_fileSend 関数参照) (ファイル送信、追加、受信の場合のみ表示します) :終了種別フラグ設定エリア(正常
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル削除 関数名 cu_fileDelete 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側のファイル/ディレクトリを削除します。複数ファイル/ディレクトリの削除が可能です。 指定ファイルが存在しない場合は正常終了します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileDelete(H comNo, B *fName) 【パラメータ】 H comNo B *fName :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :削除するファイル/ディレクトリ名エリア(複数指定およびワイルドカード可) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 292
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル移動 関数名 cu_fileMove 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側のファイルを同一ディスク内で移動します。 移動先ディレクトリが存在しない場合は自動生成します。 移動元ディレクトリと移動先ディレクトリが同一でファイル名のみ異なる場合は、ファイル名の変更になります。 移動元と移動先のドライブ名が異なる場合はエラーになります。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileMove(H comNo, B *sfName, B *dfName) 【パラメータ】 H comNo B *sfName B *dfName :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :移動元ファイル名エリア(複数指定およびワイルドカード不可) :移動先ファイル名エリア(複数指定およびワイルドカード不可) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ディレクトリ作成 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 側のディスクにディレクトリを作成します。 関数名 cu_makeDir ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_makeDir(H comNo, B *mDir, CU_DATETIME *datetime, B atr) 【パラメータ】 H comNo B *mDir CU_DATETIME *datetime B atr 【リターンパラメータ】 ER ercd :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :作成ディレクトリ名エリア(複数指定およびワイルドカード不可) :日付時刻エリア(下記参照) :属性(OR 指定により複数指定可) _A_NORMAL :通常ファイル(R/W) _A_HIDDEN :不可視ファイル _A_RDONLY :読出し専用ファイル _A_SYSTEM :システムファイル _A_SUBDIR :ディレクトリ _A_ARCH :アーカイブ (_A_SUBDIR は自動的に
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル情報の取得 関数名 cu_getFileInfo 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側の指定ファイル情報(ファイルサイズ・タイムスタンプ・属性)の取得を行います。 検索ファイル名と一致するファイルの情報がファイル情報エリアに設定されます。 ワイルドカード指定時は1回目に「最初の取得」、2回目以降に「次情報取得」を指定します。 ワイルドカード指定時は、この関数を連続的に呼ぶ必要があります。 他の通信関数を使用すると、次情報取得は行えません。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_getFileInfo(H comNo, H mode, B *fName, CU_FINFO *fInfo) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース H mode :最初/次フラグ CU_GET_FIRST :最初の取得(1ファイル指定またはワイルドカード指定時の1回目) CU_GET_NEXT :次情報取得(ワイルドカード指定時の
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル情報の更新 関数名 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側の指定ファイル情報(タイムスタンプ・属性・サイズ)の更新を行います。 ファイル情報エリアの内容をファイル名エリアと一致するファイルに設定します。 cu_setFileInfo ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_setFileInfo(H comNo, CU_FINFO *fInfo) 【パラメータ】 H comNo CU_FINFO *fInfo :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :ファイル情報設定エリア 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct{ B name[256] :設定するファイル名(フルパス名) (複数指定不可・ワイルドカード指定不可) :日付時刻エリア(cu_dateTime 関数参照) (変更しない場合は cu_dateTime 関数と同様) :サイズ(0 指定時は変更しません
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ディスク情報の取得 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側の指定ドライブ情報の取得を行います。 指定ドライブの情報がドライブ情報エリアへ設定されます。 関数名 cu_getDiskInfo ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_getDiskInfo(H comNo, B drive, CU_DINFO *dInfo) 【パラメータ】 [入力] H comNo B drive :通信ポート COM0 COM1 :ドライブ名エリア CU_DINFO *dInfo :ドライブ情報エリアアドレス(検索したドライブの情報が設定されます) 【リターンパラメータ】 ER ercd :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース ‘A’∼’Z’の何れか。 :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct{ UW size; /* ディスク容量 UW freex; UB status; /* ディスク空き容量 */ /* ディスク状態 */ CU_DINFO_NO
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 日付時刻の取得および設定 関数名 cu_dateTime 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側の日付時刻の取得および設定を行います。 取得の場合は、日付時刻エリアへ相手局のシステム日付時刻が設定されます。 設定の場合は、日付時刻エリアの値を相手局のシステム日付時刻に設定します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_dateTime(H comNo, H mode, CU_DATETIME *dateTime) 【パラメータ】 H comNo H mode CU_DATETIME *dateTime CU_DATETIME *dateTime 【リターンパラメータ】 ER ercd :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :取得/設定フラグ CU_GET_MODE :取得 CU_SET_MODE :設定 :設定日付時刻エリアアドレス :取得日付時刻エリアアドレス(取得した日付時刻が設定されます) :リターンコード 【ストラクト構造】 ty
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 システム情報の取得 関数名 cu_getSysInfo 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側のシステム情報を取得します。 相手局がPCの場合は接続セッション番号も返します。(相手局がHTの場合は 0 固定) 尚、これらの情報はオープンのセッション時に既に取得しているため、通信は行わず、情報のみを返します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_getSysInfo(H comNo, CU_SYSINFO *sysInfo) 【パラメータ】 H comNo :COM No. COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース CU_SYSINFO *sysInfo :取得システム情報エリア(検索されたシステム情報が設定されます) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【ストラクト構造】 typedef struct{ UH id; :セッション ID(PC との接続以外は 0 固定) UB ftpver; UB code[3]; :FTP
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 画面表示メッセージの送信 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側に表示するメッセージを送信します。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_msgSend(H comNo, B *msg) 【パラメータ】 H comNo B *msg :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :表示メッセージ格納エリア(終端は NULL を設定) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 300 cu_msgSend
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ブザー鳴動 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 相手局側のブザーを鳴らします。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_beep(H comNo) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 COM1 :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 301 cu_beep
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 IOボックス情報設定 関数名 cu_setIoboxInfo 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 マスターIOボックス(TCP/IP)に対し情報設定を行います。 設定情報は、cu_open 関数実行時にIOボックスに送信され、IOボックスからの応答情報は取得情報アドレスに格納されます。 本関数は、cu_open 関数実行前に実行して下さい。 cu_open 関数実行後は、setLen=0に設定して本関数を実行して下さい。(設定クリア) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_setIoboxInfo( H setLen, UB *setInfo, H *getLen, UB *getInfo) 【パラメータ】 H setLen :設定情報のレングス(0∼1024:0設定時はIOボックス通信を行いません) UB *setInfo :設定情報アドレス H *getLen :(設定時)取得情報エリアレングス(0∼1024:0設定時は、取得情報は設定されません) (cu_open 実行時)取得情報レングス UB *g
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 FCHK リストファイルの生成 関数名 cu_fchklog_Create 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 指定複数ファイルのFCHKリストファイル(FCHK.LOG)を生成します。 FCHKリストファイルには、指定されたファイルに対する以下の情報が生成されます。 (1)ファイルのパス名(転送先ディレクトリ名を含む)、(2)作成日付、(3)作成時間、(4)ファイルサイズ、(5)指定された全ファイルのチ ェックサムデータ、(6)FCHK リストファイル自身のチェックサムデータ パラメータの指定により、画面にFCHKリストファイルの生成処理の進捗を示すグラフを表示できます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fchklog_Create(H mode, B *fName, B *dir, B *listDir, H append,CU_GRAPHSET *graphSet) 【パラメータ】 H mode B B B H *fName *dir *listDir append CU_GRAPHSE
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 FCHK リストファイルのチェック 関数名 cu_fchklog_Check 【通信ユーティリティ : FLINK プロトコル】 指定されたディレクトリのFCHKリストファイル(FCHK.LOG)の内容とFCHKリストファイル内のファイル情報を比較照合します。 比較照合するファイル情報は、以下の情報です。 (1)作成日付、(2)作成時間、(3)ファイルサイズ、(4)全ファイルのチェックサム、(5)FCHK リストファイル自身のチェックサムデータ パラメータの指定により、画面にFCHKリストファイルの比較処理の進捗を示すグラフを表示できます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fchklog_Check(B *listDir, CU_GRAPHSET *graphSet) 【パラメータ】 B *listDir CU_GRAPHSET *graphSet :FCHK リストファイルが存在するディレクトリ名(複数指定およびワイルドカード指定不可) :グラフ表示情報 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコー
DT-900 C ライブラリ解説書 8.6.4.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 回線オープン(初期化) 【通信ユーティリティ : DT500 プロトコル】 通信ポートの初期化およびセッションの確立を行います。 関数名 cu_open ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_open(H comNo, struct sys_tty *param) 【パラメータ】 H comNo struct sys_tty *param 【リターンパラメータ】 ER ercd :通信ポート COM0 :カシオIRインタフェース COM1 :シリアルインタフェース :通信パラメータエリアアドレス :リターンコード 【ストラクト構造】 struct sys_tty{ W speed: W length; W parity; W stop_bit; :B_1200∼B_115200 :CHAR_8,CHAR_7 :PARI_NON :PARI_ODD :PARI_EVN :STOP_1 :STOP_2 }; 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル送信 関数名 cu_fileSend 【通信ユーティリティ : DT500 プロトコル】 指定された1ファイルを送信します。 パラメータの指定により、画面に送信処理の進捗を示すグラフを表示できます。 転送ファイルは、転送ドライブ指定(cu_setDrive)で指定されたドライブ上に存在する必要があります。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileSend(H comNo, B *fName, B fieldCount, UB *fieldCol, CU_DT_OPT *option) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :送信ファイル名エリアアドレス (ワイルドカード不可) ファイル名のみを指定します (例:“DTFILE01.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ファイル受信 関数名 cu_fileRecv 【通信ユーティリティ : DT500 プロトコル】 ファイルを受信します。 パラメータの指定により、画面に送信処理の進捗を示すグラフを表示できます。 転送ファイルは、転送ドライブ指定(cu_setDrive)で設定されたドライブ上に受信されます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_fileRecv(H comNo, B *fName, B *fieldCount, UB *fieldCol, CU_DT_OPT *option ) 【パラメータ】 H comNo B *fName B *fieldCount UB *fieldCom CU_DT_OPT *option 【リターンパラメータ】 ER ercd :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :受信するファイル名エリアアドレス (ファイル名省略は不可) :(呼出時)fieldColから始まる配列の長さ :(戻り時)受信したファイルのフィールド数 :受信ファイルの各
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 回線クローズ 【通信ユーティリティ : DT500 プロトコル】 通信ポートをクローズします。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_close(H comNo) 【パラメータ】 H comNo :通信ポート COM0 COM1 :カシオ IR インタフェース :シリアルインタフェース 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NG E_PRM :正常終了 :異常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 309 cu_close
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 エラー詳細情報取得 関数名 cu_readErrStat 【通信ユーティリティ : DT500 プロトコル】 当ファイル送受信関数でのエラー詳細情報を取得します。取得後、エラー詳細情報はクリアされます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_readErrStat(H comNo, UW *cuStat, UW *biosStat) 【パラメータ】 H comNo UW *cuStat UW *biosStat :通信ポート COM0 :カシオ IR インタフェース COM1 :シリアルインタフェース :通信ユーティリティエラーの情報設定エリアアドレス (次ページの「エラー詳細情報」を参照して下さい) :エラー発生時の通信関数部システムエラー詳細情報 (次ページの「エラー詳細情報」を参照して下さい) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 310
DT-900 C ライブラリ解説書 エラー詳細情報 1.通信ユーティリティエラー 通信ユーティリティとしてのエラーを返す。以下のビット構成で通知されます。 エラー状態 0∼255にてエラーの状態を表します 未使用 エラー状態一覧を参照のこと フェーズ 0∼2にてエラー発生時のフェーズを表します フェーズ一覧を参照のこと フェーズ一覧 値 0 1 2 シンボル 意味 CU_DT_PHASE_DATALINK CU_DT_PHASE_TRANS CU_DT_PHASE__END データリンク確立中 データ伝送中 データリンク終結中 エラー状態一覧 値 00 02 05 07 32 33 34 35 37 38 3B 46 47 50 51 52 53 54 55 56 60 70∼73 意味 エラー発生なし。 設定ファイル不正 パラメータエラー ファイルライトエラー(ディスクフルエラー) ファイルタイプ不正 受信テキストフォーマット不正 回線オープンエラー ファイルが見つからない ファイルオープンエラー ヘディングテキストファイル名異常 レコード数オーバー 通信エラー 中断キー 通信タイムア
DT-900 C ライブラリ解説書 2.通信関数部システムエラー 通信エラーが発生した時点での、通信関数部システムエラー詳細情報を返します。 3.システムメニューエラー システムメニューでのみ発生し得るエラー状態を以下に示します。 値 80 81 82 83 84 意味 システム環境ファイル異常 指定ドライブなし フォーマットエラー 送信ファイル未検出 システム情報取得NG 312
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 DT500 プロトコル制御コード拡張設定 関数名 cu_SetCode 【通信ユーティリティ : DT500 プロトコル】 DT500プロトコルの制御ヘッダコード・ターミネータコード(SOH・STX・ETX)の値を変更または読出します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = cu_setSOH(UB kind ,UB mode,UB *code ) 【パラメータ】 UB kind UB mode UB *code :参照/変更する制御コードを指定する。 CU_DT_SOH :SOHコード(デフォルト 01H) CU_DT_STX :STXコード(デフォルト 02H) CU_DT_ETX :ETXコード(デフォルト 03H) :設定/読出しフラグ CU_DT_GET :コード読出し CU_DT_SET :コード設定 :設定/読出しコード格納アドレス コード読出し時 :現在のコードを返します。 コード設定時 :入力コードを設定します。最後にヌルを設定してください。 ・コード値の有効バイト数は1バイトです。 00H は出力
DT-900 C ライブラリ解説書 9. タイマ部 9.1. 機能 9.1.1. タイマー部 (1)タイマー1 1秒単位のインターバルタイマーです。 表9.1 タイマー概要 項 目 仕 様 最小単位 1sec 設定時間 1(1sec)∼3600(1Hour) 誤差 最大登録数 要求時間+(最大)1sec 10 タイムアウト時の処理 指定時間経過後、指定されたイベントフラグをONにします (2)タイマー2 31.25msec単位のインターバルタイマーです。 本タイマーは、タイムアウト時指定されているイベントフラグをONにします。 表9.2 タイマー概要 項 目 仕 様 最小単位 31.25msec 設定時間 1(31.25msec)∼115200(1Hour) 誤差 最大登録数 要求時間+(最大)31.25msec 10 9.1.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 9.1.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 9.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 タイマー1登録 1秒間隔のインターバルタイマーをセットします。 指定時間経過後に通知(イベントフラグ設定)します。 登録可能件数は10件です。それ以上の登録は異常終了となります。 関数名 s_settimer ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_settimer( ID flgid, UW setptn, UW tmcnt ); 【パラメータ】 ID flgid UW setptn UW tmcnt :イベントフラグID FL_TM1_INT_ID を設定してください。 :ビットパターン FL_TM1_INT_RTC0 ∼ FL_TM1_INT_RTC31 :タイマーカウント 1∼3600 (1 カウント = 1 秒) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 00h∼09h E_PRM E_TID_OVER :タイマー登録ID :パラメータエラー :登録数オーバー ≪備考≫ 本タイマーは最大+1秒の誤差が生じます。 また、タイマーが不要になった場合は必ず s_timer
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 タイマー1削除 登録済みタイマー1を削除します。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_timerend( ER del_id ); 【パラメータ】 ER del_id :タイマー登録ID(00h∼09h) 登録時に得られたIDを指定して下さい。 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM E_TID_NON :正常終了 :パラメータエラー :未登録タイマの削除 ≪備考≫ 318 s_timerend
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 タイマー2登録 31.25 ミリ秒間隔のインターバルタイマーをセットします。 指定時間経過後に通知(イベントフラグ設定)します。 登録可能件数は10件です。それ以上の登録は異常終了となります。 関数名 s_settimer2 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_settimer2( ID flgid, UW setptn, UW tmcnt ); 【パラメータ】 ID flgid :イベントフラグID FL_TM2_INT_ID を設定してください。 UW setptn :ビットパターン FL_TM2_INT_ITU0 ∼ FL_TM2_INT_ITU31 UW tmcnt :タイマーカウント 1∼115200 (1 カウント = 31.25 ミリ秒) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 00h∼09h E_PRM E_TID_OVER :タイマー登録ID :パラメータエラー :登録数オーバー ≪備考≫ 本タイマーは最大+31.25 ミリ秒の誤差が生じます。
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 タイマー2削除 登録済みタイマー2を削除します。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_timerend2( ER del_id ); 【パラメータ】 ER del_id :タイマー登録ID(00h∼09h) 登録時に取得したIDを指定して下さい。 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM E_TID_NON :正常終了 :パラメータエラー :未登録タイマー削除 ≪備考≫ 320 s_timerend2
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 エラービープ音 エラービープ音を鳴らします。 ・周波数 = 4096Hz ・音長 = 100msec 関数名 s_beep ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 void s_beep( void ); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 なし 【リターンコード】 なし ≪備考≫ エラービープ音要求時に現在エラービープ音が鳴動中の場合、エラービープ音要求は無視されます。 その他の音鳴動時は、音鳴動停止を行った後でエラービープ音の鳴動を開始します。 音量は、システムデータ管理で定義した値に従います。 321
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 サウンド音 任意の周波数/音長にてサウンド音を鳴らします。 ・周波数 = 0(無音),128Hz ∼ 4096Hz ・音長 = 0(停止),1 ∼ 160 (×25msec) 関数名 s_sound ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_sound( UW freq, UW leng ); 【パラメータ】 UW freq UW leng :周波数(0,128∼4096 Hz) :音長(0,1 ∼ 160 ×25msec) leng に0を設定した場合、鳴動中のサウンド音1またはキークリック音は停止します。 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ サウンド音鳴動中に本関数を実行した場合、1鳴動分のみバッファリングされます。 バッファリング中に本関数を実行した場合、鳴動待ちバッファが空くまでウェイトします。 サウンド鳴動中にエラービープ音鳴動関数が実行された場合、バッファリングはクリアされます。 音量はシステムデ
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 日付の設定 日付を設定します。 関数名 s_dateset ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_dateset( DAY_DAT *day_dat ); 【パラメータ】 DAY_DAT *day_dat :日付格納エリアアドレス 【ストラクト構造】 typedef struct day_tabl { UH UB UB } DAY_DAT; year; month; day; 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 323 :西暦(1980 ∼ 2079) :月(1 ∼ 12) :日(1 ∼ 31)ただし、月よって変わります。
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 日付の取得 現在の日付を取得します。 関数名 s_dateget ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_dateget( DAY_DAT *day_dat ); 【パラメータ】 DAY_DAT *day_dat :日付格納エリアアドレス 【ストラクト構造】 typedef struct day_tabl { UH UB UB } DAY_DAT; year; month; day; :西暦(1980 ∼ 2079) :月(1 ∼ 12) :日(1 ∼ 31) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 本機能はメモリ内に格納されている日付データをそのまま取得しており、日付データ内容のチェックは行っていません。 324
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 時刻の設定 時刻を設定します。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_timeset( TIM_DAT *tim_dat ); 【パラメータ】 TIM_DAT *tim_dat :時刻格納エリアアドレス 【ストラクト構造】 typedef struct tim_tabl { UB UB UB } TIM_DAT; hour; mint; sec; :時(0 ∼ 23) :分(0 ∼ 59) :秒(0 ∼ 59) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 325 s_timeset
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 時刻の取得 現在の時刻を取得します。 関数名 s_timeget ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = s_timeget( TIM_DAT *tim_dat ); 【パラメータ】 TIM_DAT *tim_dat :時刻格納エリアアドレス 【ストラクト構造】 typedef struct tim_tabl { UB UB UB } TIM_DAT; hour; mint; sec; :時(0 ∼ 23) :分(0 ∼ 59) :秒(0 ∼ 59) 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 本機能はメモリ内に格納された時刻データをそのまま取得しており、時刻データ内容のチェックは行っていません。 326
DT-900 C ライブラリ解説書 10. 電源 10.1. 機能 10.1.1. 主電池電圧低下監視/警告 本機は、主電池なし状態になる前に一定電圧以下になると警告を出します。 この警告は、一定電圧以下の状態が続いた場合に、表示右下にあるシンボルを点灯させます。 電圧が一定電圧以上に復帰するとシンボルを消灯します。 通知モード設定することで、主電源電圧低下(LB1)確定時APに通知することも可能です。 10.1.2. 副電池電圧低下監視/警告 本機は、副電池が一定電圧以下になると警告を出します。 この警告は、一定電圧以下の状態を検出した場合に、表示右下にあるシンボルを点灯させます。 電圧が一定電圧以上に復帰するとシンボルを消灯します。 通知モード設定することで、主電源電圧低下(LB2)確定時APに通知することも可能です。 10.1.3.
DT-900 C ライブラリ解説書 10.1.7. 電源通知モード設定/解除 通知モードが指定された時は、指定されているイベントを設定します。 以下の項目の通知が可能です。 No 1 2 3 4 5 6 7 通知項目 電源OFFキー (LB5) 主電池なしまたは 電池蓋外し (LB0) APO (LB4) 主電池警告 (LB1) 副電池警告 (LB2) IOボックス接続 CI信号検出 通常処理 電源OFF処理 電源OFF処理 電源OFF処理 シンボル表示 シンボル表示 何もしない 何もしない 通知モード処理 通知タイミング 電源OFFしない イベント設定 電源OFF処理 イベント設定 発生時 電源OFFしない イベント設定 シンボル表示 イベント設定 シンボル表示 イベント設定 イベント設定 イベント設定 発生時 次回立上げ時 発生時 ※1 発生時 ※1 発生時 CI信号受信時 ※2 ※1 通知設定がされていても警告状態から復帰した場合、設定したイベントを消します。 ※2 CI信号制御は、シリアル/PHSにあります。 10.1.8.
DT-900 C ライブラリ解説書 10.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 APO禁止設定 APO禁止/禁止解除の設定を行います。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = pwr_hold_apo( UH OnOff, UW BitPtrn ); 【パラメータ】 UH OnOff UW BitPtrn :APO禁止設定 PWR_ON :禁止設定 PWR_OFF :禁止解除 :ビットパターン要因 FL_INV_APO_USR を設定して下さい。 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 330 pwr_hold_apo
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 電源オフ 電源をオフにします。 関数名 pwr_off ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = pwr_off( UH OnOff ); 【パラメータ】 UH OnOff :電源オフ設定 PWR_ON :次回電源オン時、レジュームオンモードで起動します。 PWR_OFF :次回電源オン時、レジュームオフモードで起動します。 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー 備考 331
DT-900 C ライブラリ解説書 11. 通知モード 11.1. 通知モードの概念 通知モードは、LB、キーファンクション、タイマの発生に対して状態を確認する機能です。 通知モードを指定しない場合は、各イベントの処理はシステムで管理します。 通知モードはイベントの発生をフラグで通知するだけなので、イベントに対応する処理を行いたい場所に、イベントに対応 するフラグを判断して対応処理に分岐する処理を組み込んで下さい。 11.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 11.3. 通知モード使用例 11.3.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 以下にLB通知モードを使用する場合のチャートを記します。 LB通知モード 通知モード設定 LBフラグON Y 通知モード指定している 割込みが発生した場合、 キー入力待ちを抜けます。 N LB通知のみを行う場合は 終了条件をLB発生時のみ とします。 キー入力待ち 必ず最初にLBのチェッ クを行います LBフラグON Y N 他の通知フラグ Y 判定 通知処理 N キー入力待ちから次のキー 入力待ちまで長い場合、途中 で判定処理を行います。 LBフラグON Y LB処理 N LB処理 分岐した先の処理 必ず電源装置イベントをクリア して下さい。 334
DT-900 C ライブラリ解説書 以下にLB0、1、2に対する通知モードの使用例を記します。 ER ID UW KEY_INP err, retcd; dumy ptn, i; keyinf; ・ pwr_inhabit( PWR_ON, FL_LB_INT_ID, FL_LB_INT_LB0|FL_LB_INT_LB1|FL_LB_INT_LB2); ・ ・ ・ for(i = 0, retcd = E_KEY_LB; i < 2 && retcd == E_KEY_LB; ++i) { err = flg_sts( &dumy, &ptn, FL_LB_INT_ID ); if(ptn & FL_LB_INT_LB0) { pwr_inhabit_clr( FL_LB_INT_ID, FL_LB_INT_LB0 ); sub_lb0(); }else if(ptn & FL_LB_INT_LB1) { pwr_inhabit_clr( FL_LB_INT_ID, FL_LB_INT_LB1 ); sub_lb1(); }else if(ptn & FL_LB_INT_LB2) { pwr_inha
DT-900 C ライブラリ解説書 11.3.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 以下にファンクションキー1、2に対する通知モードの使用例を記します。 ER UW KEY_INP ID err, retcd; ptn, i; keyinf; dumy, fid; ・ ・ fid = FL_FK_INT_ID; ptn = FL_FK_INT_FNC1; err = key_fnc_mode( FNC_MODE_SET, FNC_1, &fid, &ptn ); fid = FL_FK_INT_ID; ptn = FL_FK_INT_FNC2; err = key_fnc_mode( FNC_MODE_SET, FNC_2, &fid, &ptn ); ・ ・ ・ keyinf.ext = KEY_INT_EXT; keyinf.echo = ECHO_OFF; keyinf.font_size = LCD_ANK_STANDARD; keyinf.type = LCD_ATTR_NORMAL; keyinf.column_pos = 0; keyinf.
DT-900 C ライブラリ解説書 11.4.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 関数名 通知フラグ状態取得 指定 ID の通知フラグの各種状態を参照し、対象フラグの現在の値を返します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = flg_sts(ID *p_flgpid, UW *p_flgptn, ID flgid); 【パラメータ】 ID *p_flgpid UW *p_flgptn ID flgid :ワーク領域の先頭アドレス :フラグのビットパターンを返す領域の先頭アドレス :フラグID 【リターンパラメータ】 ER ercd ID *p_flgpid UW *p_flgptn :リターンコード :ワークデータ :フラグのビットパターンを格納する領域の先頭アドレス 【リターンコード】 E_OK E_NOEXS E_ILADR :正常終了 :フラグ ID 範囲外/予約 ID :不正アドレス ≪備考≫ 339 flg_sts
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 通知フラグ状態クリア 指定 ID の通知フラグの指定ビットをクリアします。 関数名 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = clr_flg(ID flgid, UW setptn); 【パラメータ】 ID flgid UW setptn :フラグID :クリアするビットパターン 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_NOEXS :正常終了 :フラグ ID 範囲外/予約 ID ≪備考≫ 340 clr_flg
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 フラグセット待ち 指定 ID のフラグがセットされるのを、指定待ち条件に従って待ちます。 関数名 wai_flg ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = wai_flg(UW *p_flgptn, ID flgid, UW waiptn, UW wfmode); 【パラメータ】 UW *p_flgptn ID flgid UW waipth UW wfmode :待ち解除時のビットパターンを返す領域の先頭アドレス :フラグID :待ちビットパターン :待ちモード wfmode = (TWF_ANDW || TW_ORW) |[TWF_CLF] TWF_ANDW :AND 待ち TWF_ORW :OR 待ち TWF_CLR :クリア指定 (条件が満足されてタスク待ち解除になるとイベントフラグ の全部のビットが0にクリアされます) 【リターンパラメータ】 ER ercd UW *p_flgptn :リターンコード :待ち解除時のビットパターンを格納する領域の先頭アドレス 【リターンコード】 E_OK E_RLWAI E_Q
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 通知モード設定 関数名 pwr_inhabit 通知モードの設定および解除を行います。 通知要因が発生した時、該当ビットがセットされている時のみ通知されます。 2回目以降本関数をコールする場合、異なるイベントフラグを指定するとイベントフラグ名は変更されます。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = pwr_inhabit( UH OnOff、 ID EventFlg、 UW BitPtrn ); 【パラメータ】 UH OnOff ID EventFlg UW BitPtrn :通知モード PWR_ON :通知モード設定 PWR_OFF :通知モード解除 :イベントフラグID :ビットパターン FL_LB_INT_LB0 - FL_LB_INT_LB5 FL_CI_INT_SIF FL_CI_INT_PHS FL_SET_INT_IO 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 342 :LB検出 :CI検出 (シリア
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 電源通知イベントのクリア 電源通知イベントフラグをクリアします。 関数名 pwr_inhabit_clr ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 ER ercd = pwr_inhabit_clr(ID EventFlg、 UW BitPtrn ); 【パラメータ】 ID EventFlg UW BitPtrn :イベントフラグID :ビットパターン FL_LB_INT_LB0 - FL_LB_INT_LB5 FL_CI_INT_SIF FL_CI_INT_PHS FL_SET_INT_IO 【リターンパラメータ】 ER ercd :リターンコード 【リターンコード】 E_OK E_PRM :正常終了 :パラメータエラー ≪備考≫ 343 :LB検出 :CI検出 (シリアルインタフェース) :CI検出 (PHSインタフェース) :IO ボックス検出
DT-900 C ライブラリ解説書 12. 共通関数 12.1. 機能 共通関数は、アプリケーションの終了/各種設定を以下の機能によりサポートします。 12.1.1. ABORT処理 本関数が CALL された場合、以下の画面を表示し電源キー押下待ちになります。 User ABORT USER ERR KIND CODE :XXXXXXXX :XXXXXXXX :XXXXXXXX :XXXXXXXX ABORT 画面表示中は、以下の状態になります。 ・ 全ての通知モードは解除されます。 ・ 電源キー、INITスイッチ以外は入力できません。 ・ 次回電源オン時は、レジュームOFFモードになります。 ・ 全てのファイルをクローズします。 ・ LCD 以外の全てのデバイスの電源を OFF にします。 ・ 本画面表示中は、APOは行いません。 12.1.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 12.2.
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 ABORT処理 関数名 abort 以下の処理を行ない、アボート画面を表示し電源キー押下待ちになります。(DT700インタフェース非互換) ①全ファイルの強制クローズ ②全通知モードの解除 ③デバイス電源OFF(LCD以外) ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 void = abort(int user_code); 【パラメータ】 int user_code :表示させたい任意のコード 【リターンパラメータ】 なし ≪備考≫ 次回電源キーによる立ち上げは、「レジューム OFF」になります。 346
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 EXIT処理 関数名 以下の処理を行いユーザアプリケーションを終了し、システムメニューに戻ります。 ①リターンコードの待避 ②全ファイルの強制クローズ ③全通知モードの解除 ④ファンクションキー等、システム状態をデフォルトに戻す。 exit ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 void = exit(int rtn_code); 【パラメータ】 int rtn_code :ユーザアプリケーションのリターンコード(固定エリアに保存されます) 【リターンパラメータ】 なし ≪備考≫ 347
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 動作環境メニューの起動 関数名 アプリケーションを WAIT させ、動作環境メニュータスクを起動します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 void = wkup_cost(void); 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 なし ≪備考≫ 348 wkup_cost
DT-900 C ライブラリ解説書 機能 OBRキャリブレーション処理起動 レーザー発光幅制御に伴うOBRキャリブレーション処理を起動します。 ≪C言語インタフェース≫ 【コーリングシーケンス】 void = wkup_calib(void) 【パラメータ】 なし 【リターンパラメータ】 なし ≪備考≫ 349 関数名 wkup_calib
DT-900 C ライブラリ解説書 13. 参考資料 13.1.
DT-900 C ライブラリ解説書 (4)通信部 関数名 c_open 機能 COM のオープン DT-700 DT-750 DT-800 本機 ○ ○ ○ ○ c_close COM のクローズ ○ ○ ○ ○ c_status COM ステータのスリード ○ ○ ○ ○ c_hold COM の占有 ○ ○ ○ ○ c_chkopen c_wp COM のオープンチェック WakeUp 信号の設定 ○ ○ ○ ○ c_dout n 文字送信 ○ ○ ○ ○ c_din 1 文字受信 ○ ○ ○ ○ c_tmdin タイムアウト監視受信 ○ ○ ○ ○ c_mdout メモリブロック送信 ○ ○ c_mdin メモリブロック受信 ○ ○ c_out 1 文字送信 ○ ○ ○ ○ c_break ブレーク信号の制御 ○ ○ ○ ○ c_txrx 送受信の有効/無効 ○ ○ ○ ○ c_iobox IO ボックス送信設定 ○ ○
DT-900 C ライブラリ解説書 (7)バーコード部 関数名 機能 DT-700 DT-750 DT-800 本機 OBR_open OBR オープン ○ ○ ○ ○ OBR_close OBR クローズ ○ ○ ○ ○ OBR_getc OBR データ 1 文字リード ○ ○ ○ ○ OBR_gets OBR データ文字列リード ○ ○ ○ ○ OBR_stat OBR バッファステータスチェック ○ ○ ○ ○ OBR_flush OBR バッファのクリア ○ ○ ○ ○ OBR_moderd OBR 動作モードの取得 ○ ○ ○ ○ OBR_modewt OBR 動作モード設定 ○ ○ ○ ○ OBR_chgbuf OBR バッファの切替え ○ ○ ○ ○ OBR_gain 発光ゲイン切替え ○ ○ OBR_trigmode OBR_swing トリガーキーによる電源オン設定 レーザー発光幅の設定/参照 ○ ○ OBR_widenarro
DT-900 C ライブラリ解説書 (9)タイマ部 関数名 s_settimer 機能 タイマー 1 登録 DT-700 DT-750 DT-800 本機 ○ ○ ○ ○ s_timerend タイマー 1 削除 ○ ○ ○ ○ s_settimer2 タイマー 2 登録 ○ ○ ○ ○ s_timerend2 タイマー 2 削除 ○ ○ ○ ○ s_beep エラービープ音 ○ ○ s_beep2 エラービープ音2(赤LED点灯) s_sound サウンド音 1 s_dateget s_dateset ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 日付の取得 ○ ○ ○ ○ 日付の設定 ○ ○ ○ ○ s_timeget 時間の取得 ○ ○ ○ ○ s_timeset 時間の設定 ○ ○ ○ ○ DT-700 DT-750 DT-800 本機 ○ ○ ○ (10)データ管理部 関数名 機能 dat_mem_size メモリ領域の空きサイズの取得 ○
DT-900 C ライブラリ解説書 (11)システムデータ 項目 電源関連 管理データ APO 時間 DT-700 DT-750 DT-800 本機 ○ ○ ○ ○ ABO 時間 ○ ○ ○ ○ レジューム ON/OFF ○ ○ ○ ○ 自動コントラスト調整 ON/OFF ○ KEY 関連 クリック音 ON/OFF ○ ○ 表示関連 フォント MODE ○ ○ フォント種別(通常/強調) 通信関連 ○ ○ ○ ○ ○ 日本語/英語 ○ ○ ○ ○ コントラスト値 ○ ○ ○ ○ コントラスト差分 ○ ○ LB 表示 MODE ○ 速度(IR) ○ ○ ○ ○ データ(IR) ○ ○ 予約領域 ○ パリティ(IR) ○ ○ 予約領域 ○ STOP(IR) ○ ○ 予約領域 ○ 速度(RF/シリアル) ○ ○ 予約領域 ○ データ(RF/シリアル) ○ ○ 予約領域 ○ パリティ(RF/シリアル) ○ ○ 予約領域 ○ STOP
DT-900 C ライブラリ解説書 (前頁つづき) 項目 プロトコル関連 管理データ DT-700 DT-750 DT-800 本機 通常受信タイムアウト ○ ○ ○ 通常リトライ回数 ○ ○ ○ マルチデータリンク受信タイムアウト ○ 対向送信データリンク受信タイムアウト ○ 対向受信データリンク受信タイムアウト ○ 対向受信データリンクリトライ回数 ○ ○ データリンク受信タイムアウト ○ 受信データなしタイムアウト ○ 再データリンク可能回数 ○ セッション確立タイムアウト ○ ○ 受信タイムアウト ○ ○ DR タイムアウト(10PIN) ○ CS タイムアウト(10PIN) ○ CD タイムアウト(10PIN) ○ シリアル NO ○ 水平パリティ ○ リンクタイムアウト ○ メモリ関連 アプリケーション SIZE ファイルモード FORMAT ○ ○ ○ (12)ファイル部 関数名 機能 DT-700 DT-750 DT-800 本機 dat_fsize
DT-900 C ライブラリ解説書 (13)共通関数 関数名 機能 DT-700 DT-750 DT-800 本機 ○ ○ ○ ○ abort ABORT 処理 exit EXIT 処理 ○ ○ ○ ○ wkup_cost 動作環境メニューの起動 ○ ○ ○ ○ wkup_calib キャリブレーション起動 ○ ○ wkup_ss SS 無線ユーティリティ起動 ○ (14)通信ユーティリティ 関数名 cu_open 機能 通信ポート初期化 DT-700 DT-750 DT-800 本機 ○ ○ ○ ○ cu_stopKeySet 中断キーの登録/削除 ○ ○ ○ ○ cu_fileSend ファイル送信 ○ ○ ○ ○ cu_fileSendSet ファイル送信情報設定 ○ ○ ○ cu_fileSend1 1 ファイル送信 ○ ○ cu_fileRecv ファイル受信 ○ ○ ○ ○ ○ cu_msgSend 画面表示メッセージ送信 ○ ○ ○ ○ c
DT-900 C ライブラリ解説書 (15)IrDA部 関数名 機能 DT-700 DT-750 DT-800 本機 Ir_Open IrCOMM オープン ○ ○ Ir_Close IrCOMM クローズ ○ ○ Ir_Read データ読込み ○ ○ Ir_Write データ書込み ○ ○ Ir_QueryTx 送信データ数問合せ ○ ○ Ir_QueryRx 受信データ数問合せ ○ ○ Ir_EROn ER ON ○ ○ Ir_EROff ER OFF ○ ○ Ir_RSOn RS ON ○ ○ Ir_RSOff RS OFF ○ ○ Ir_BreakOn BREAK ON ○ ○ Ir_BreakOff BREAK OFF ○ ○ Ir_CheckCD CD 検査 ○ ○ Ir_CheckDR DR 検査 ○ ○ Ir_CheckCS CS 検査 ○ ○ Ir_CheckCI CI 検査 ○ ○ Ir_CheckBreak BREAK 検査 ○
DT-900 C ライブラリ解説書 (18)システムメニュー 項目 TOP 項目選択 設定内容 DT-700 DT-750 DT-800 本機 AP 起動 ○ ○ ○ ○ 動作環境メニュー起動 ○ ○ ○ ○ 日付時刻設定 ○ ○ ○ ○ 転送 ○ ○ ○ ○ FROM バックアップ ○ キャリブレーション起動 ○ OS バージョン表示 立上時 立上時 SS 無線ユーティリティ起動 転送 ○ ○ 本体受信 ○ 本体送信 ○ 1 ショットインストール ○ ○ ユーティリティ ○ ○ ○ ○ 同朋インストール ○ ○ ○ メモリ転送 ○ AP インストール ○ ○ 子機作成 ○ ○ 通信ポート設定 ○ ○ 通信速度設定 ○ プロトコル メモリ転送 子機作成 本体受信 ○ 本体送信 ○ 通信ポート設定 ○ 通信速度設定 ○ チェックサム ○ 本体送信 ○ ○ 本体受信 ○ ○ ○ ○ ファイル送信 ○ ○ ファイル受信 ○
DT-900 C ライブラリ解説書 (19)動作環境メニュー 項目 TOP 項目選択 環境 設定内容 環境 DT-700 DT-750 DT-800 本機 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 表示モード ○ ○ 通信セット ○ ○ バーコード ○ ○ ○ ○ ID セット ○ ○ ○ ○ APO 時間 ○ ○ ○ ○ ABO 時間 ○ ○ ○ ○ キークリック ON/OFF ○ ○ ○ ○ ブザー音量 ○ ○ ○ ○ 自動コントラスト ON/OFF ○ 警告メッセージ ON/OFF 表示モード フォントモード ○ フォントモード ○ ○ ○ ○ メッセージ ○ ○ ○ ○ サイズ(12/16/24) ○ サイズ(6/8/10) ○ タイプ(標準/強調) 通信セット バーコード 通信ポート ○ ○ ○ ○ 通信速度 ○ ○ データ長 ○ ○ パリティ ○ ○ ストップビット ○ ○ 読取り回数 ○ ○ ○
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