DT-870/DT-5100 自動復旧ツール解説書 Ver1.00 Copyright© 2003 CASIO COMPUTER CO., LTD. All rights reserved.
目 次 §1.概要 .................................... 1 §2.運用手順 ................................ 2 2−1 初期設定作業(システム管理者作業)...................................................................................2 2−2 実運用作業(ユーザー作業) .................................................................................................3 2−3 退避/復元リソース ...............................................................................................................3 §3.機能詳細および操作 ...................... 4 3−1 バックアップ ............
DT-870/DT-5100 自動復旧ツール §1.概要 自動復旧ツール(restore.exe)は、電池消耗等によりRAM上のファイルやレジストリ等が消失し てしまった場合に自動的に元の状態に戻すためのツールです。 このツールでは、バックアップツール(cf_backup.exe)を使って (1) システムデータのバックアップ (2) システムデータのリストア (3) ユーザが指定するセットアップアプリの自動実行 を行います。バックアップ時は、restore.
DT-870/DT-5100 自動復旧ツール §2.想定運用 自動バックアップツールを使用する際には、以下のような運用手順となります。 2−1 初期設定作業(システム管理者作業) ①アプリケーションのインストール ②サービスパックのインストール ③マシン初期設定 ④バックアップの実行 ① DT-5100/DT-870 の RAM あるいは FlashDisk にアプリケーションをインストールします。 ② DT-5100/DT-870 の FlashDisk にサービスパックをコピーし、サービスパックの SETUP.EXE を実行します。 (サービスパックのインストール方法については、サービスパックインストー ル手順書をご参照ください。) ③ SS無線設定や IP アドレス等の初期設定を行います。 ④ RESTORE.
DT-870/DT-5100 自動復旧ツール 2−2 実運用作業(ユーザー作業) ①業務運用 ②メモリ消失 ③リストア実行 ① 実業務を行います。 必要に応じて、バックアップツールにてバックアップを取ります。 ② 電池消耗等で RAM 上のメモリが消失。 ③ RAM 上のメモリが消失した場合、電源ON時に自動的に自動復旧ツールが起動し、 FlashDisk 上のバックアップデータを RAM 上にリストアし復旧します。 2−3 退避/復元リソース 設定のタイミング バックアップ時 リストア時 インストール時 設定時 ○ 各種の設定情報 バックアップ・ファイルへ退避 バックアップ・ファイルより復元 バックアップ・ファイルへ退避 バックアップ・ファイルより復元 バックアップ・ファイルへ退避 バックアップ・ファイルより復元 (レジストリ、環境ファイル等) ユーザ・アプリケーション ○ (RAMドライブ上のもの) ユーザ・アプリケーション ○ (FROMドライブ上のもの) サービスパック ○ (RAMに展開後のファイル) バック
DT-870/DT-5100 自動復旧ツール §3.機能詳細および操作 3−1 バックアップ FlashDisk RAM CE Windows ARM SetApl1.exe ※ SetApl2.exe ※ (1) Registry (2)② ドライバ類 SetApl3.exe ※ ユーザーアプリ Setup.exe(SP用) Setup.exe (2)③⑤ (2)⑥ ServicePackDT5100.CAB Casio 各種設定ファイル : : (2)① Restore.exe Backup バックアップ Backup (2)⑦ 完了フラグ CF Backup.ex ※ Setup.exe がリストア用のプログラムとして使用されるため、ユーザーが使用できる自動セ ットアッププログラム名を用意しています。 バックアップは次の動作により行います。 (1)“¥FlashDisk¥CE¥ARM”フォルダにサービスパックインストール用“Setup.exe”が存在 する場合、“SetApl1.
DT-870/DT-5100 自動復旧ツール ”3”=”¥CE¥ARM¥SetApl3.exe” ユーザセットアップアプリの名前と保存場所: 名前:SetApl1.exe, SetApl2.exe, SetApl3.exe フォルダ:¥FlashDisk¥CE¥ARM¥ ③ カードバックアップツールを自動的に起動し、バックアップを行います。 ④ バックアップが終了します。 (カードバックアップツールの終了メッセージボックスの表示内容からバックアップ の成功/失敗を判別し、メッセージボックスを自動的に閉じます。) ⑤ “¥Windows¥CF_Backup.exe” をコピーして、ファイル属性を「隠しファイル」、 名前と場所は“¥FlashDisk¥Backup¥CF_Backup.exe”に変更して保存します。 ⑥ 自分自身(Restore.exe)を “¥FlashDisk¥CE¥ARM¥Setup.
DT-870/DT-5100 自動復旧ツール 3−2 リストア FlashDisk RAM CE Windows ARM SetApl1.exe Registry SetApl2.exe ※ SetApl3.exe ※ (1)① (1)② バックアップ Setup.exe ServicePackDT5100.CAB (4)② 完了フラッグ ドライバ類 ユーザーアプリ Casio Restore.exe 各種設定ファイル (4) Backup : : Backup CF Backup.ex リストアは次の動作により行います。 (1) フ ル リ セ ッ ト 後 、 シ ス テ ム が 起 動 し 、 Welcome 画 面 が 表 示 さ れ て か ら 約 10 秒 後 、 “¥FlashDisk¥CE¥ARM¥Setup.
DT-870/DT-5100 自動復旧ツール とを確認します。メモリ情報が残っていた場合、リストアを行わずに終了します。 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥Drivers¥CASIO¥UTIL¥RESTORE] ”RestoreFlag”=1 ③ Welcome 画面を自動的に閉じます。 (2)キャリブレーションデータ(¥FlashDisk¥Calibrate.
DT-870/DT-5100 自動復旧ツール (5)リストア終了のメッセージが表示されます。その 5 秒後にリセットを実行します。. (6)システムの再起動後、ユーザセットアップアプリが自動実行されます。 (SetApl1.exe、SetApl2.exe、SetApl3.exe が存在した場合。) 3−3 ログ機能 ¥FlashDisk¥CE¥ARM¥Restore.log にログを保存します。バックアップ/リストア合わせて最大 30 回分保持し、30 回を超えたときは古いログから削除されます。 3−4 リストア時のスキップ機能 リストアモード起動時に、[5]キーが押されていた場合、短いブザー音がなり、処理をスキップして 終了します。 3−5 エラーについて 次の条件の時、エラーが起こります。 ローバッテリー状態でバックアップ/リストアを行ったとき。 FlashDisk の空き容量が足りない状態でバックアップを行ったとき。 メモリの空き容量が足りない状態でバックアップ/リストアを行ったとき。 3−6 注意事項 本ツールは本体に Service Pack 1.
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