User manual - 無線LAN導入マニュアル(AP側)ver.1.00(2003年4月7日)
DT-870/5100 DS 無線 LAN 設定マニュアル
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③位相変調(PSK)
●BPSK:
電波の波の位相変化が有るか無いかで”0”、”1”の2通りを伝送/判別する方
法
[特徴]
QPSK よりも広い範囲で安定した通信が可能
●QPSK:
BPSK の符号化を4つの位相変化の状態で判定
し、”00”、”01”、”10”、”11”の4通りを伝送/判別する方法。
[特徴]
BPSK よりも高速(2倍)のデータ通信が可能
周波数変調と同様に、ある一瞬に伝送できるデータは、BPSK は1
bit(“0”,”1”)ですが、QPSK は2bits(”00”,”01”,”10”,”11”)と
なりますので、符号変調の速度(位相切替の間隔)が同一であれば、QPSK は
BPSK の2倍の通信速度(物理転送レート)が得られます。
※ この方式は、Aironet 340Series などにおいて、1Mbps 時は BPSK を、2Mbps 時
は QPSK を使用しています。
[実施例]
衛星放送、PHS、無線LAN
2(値)PSK(BPSK)の符号伝送方式
"0"
"1"
t
"0" "1" "0" "0" "1"
cos ωt
BPSK変調された信号
4(値)PSK(QPSK)の符号伝送方式
"11"
t
"11" "00" "00" "01" "10"
cos ωt
QPSK変調された信号
"10"
"01"
"00"