User manual - 無線LAN導入マニュアル(AP側)ver.1.00(2003年4月7日)
DT-870/5100 DS 無線 LAN 設定マニュアル
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(5)アンテナの向き
a)アクセスポイントのアンテナ
APのアンテナは、床に対して垂直となるように設置してください。
APのアンテナの偏波面
...
は、アンテナの長手方向にあります。
偏波面を一致させ、見通し環境での良好な通信を実現するため、及びAPの通
信可能エリアを有効に活用するため、APのアンテナは極力垂直に設置してくだ
さい。
AP
アクセスポイントは、2本のアンテナでダイバーシティー機能に対応していま
す。
ダイバーシティーとは、複数のアンテナのうち、最も通信状態の良好なアンテ
ナを選択して実際の通信を行う機能うを指します
APは、2本なアンテナを使用したダイバーシティー機能に対応できますが、通
信時にはこのうち1本を選択して使用しています。
ここでは、1本のアンテナの指向性について解説します
送受信の電波の強さ
強 弱
垂直方向におけるアクセスポイントのアンテナの指向性
は上記のようになっています。(概念図)
アンテナの上下方向には指向性がありませんので、上下
方向は通信距離が短く、水平方向は長くなります。
AP
垂直方向の指向性
水平方向の指向性
送受信の電波の強さ
強 弱
水平方向におけるアクセスポイントのアンテナの指向性
は上記のようになっています。(概念図)
アンテナを垂直に立てた場合、水平面の全方向に均一な
通信距離になります。
(注)指向性パタンは、設置環境や周囲の誘電体などの影響を受けて変化しますので、実使用に際して、予めサ
イトサーベイを実施して、アクセスポイントの配置を決定する必要があります。