User manual - DT-870M52 アプリケーション機能解説書ver.2.00(2003年9月22日)

DT-870 アプリケーション解説書
算し、その結果が 0 となる値をチェックサムデータとして使用します。
・ チェックサムデータは以下のように,リストファイルに出力されます。
FILE_CHECKSUM=HHHHLLLL( HHHH: HIGH-WORD / LLLL: LOW-WORD )
LIST_CHECKSUM=HHHHLLLL( HHHH: HIGH-WORD / LLLL: LOW-WORD )
本機能でエラーが発生した場合の既存リストファイル(LOG ファイル)については、リストファイル作成中にエラーが発生
した場合は削除されます。コマンドパラメータ解析中のエラーについては既存リストファイルを削除しません。
リストファイルの照合
・ 相手局(親機側)より転送(コピー)されたファイルのファイル情報とリストファイル (FCHK.LOG)の内容の比較照合、リ
ストファイルのチェックサムデータの算出と比較照合および、転送(コピー)された全ファイルのチェックサムデータを算
出し、リストファイルのチェックサムデータとの比較照合を行います。
・ プログラム終了コードとして、照合結果が正しい場合は戻り値が 0 となり、異常の場合の戻り値は 0 以外で終了します。
またこの時履歴ファイルを作成します。(<FCHK.LOG file pass name> FCHKC.HIS を作成します)
履歴ファイルは、コピーされたファイルとリストファイルを比較するにあたっての動作をファイルに残します。
・ 比較照合するファイル情報は、下記の通りとします。
ファイルサイズ
更新日付および時刻
転送(コピー)先パス(ファイル)
転送(コピー)ファイル数
転送(コピー)全ファイルのチェックサムデータ
リストファイルのチェックサムデータ
・ 転送(コピー)全ファイルのチェックサムデータは、転送(コピー)する全ファイルのデータ部をダブルワードで排他的論
理和をとったものを使用します。また、リストファイルのチェックサムデータは、リストファイルの内容をダブルワードで加
算し、その結果が 0 となる値をチェックサムデータとして使用します。
(2)ファンクション詳細
FCHKCE /G
H/PC から転送(コピー)するファイル名を指定し、転送(コピー)するファイル名のリストおよび、転送(コピー)する
全ファイルによるチェックサムを算出したチェックサムデータでリストファイルを作成します。さらに、リストファイル
のチェックサムデータも作成します。
ロギング対象ファイルの最大数は,65000 ファイルです。
スクリプトファイルの最大ファイルサイズは,32000 バイトです
書式 FCHKCE /G [</Option>] <file name list or Script file name> <Destination directory name>
[<FCHK.LOG File output Directory name>]
([]内のパラメータは省略可能です)
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