User manual - DT-870M51 アプリケーション機能解説書ver.1.00(2003年9月22日)

DT-870M51 アプリケーション解説書
3-1-5.FLCE
FLCE は、本体間の他にシリアルケーブル接続または IOBOX 経由で PC のアップダウンユーティリティと通信を
行うためのプログラムです。ファイル転送は、送り元および受け先それぞれのパスを指定して実行できます。
FLCE では、動作指定、送受信するファイル、格納先等、すべてパラメータとして引数で指定します。
(1)操作手順
FLCE は、実行プログラムで、以下の 2 通りの使用法があります。
① FLCE 単体使用
② ユーザアプリケーションからチャイルドプロセスとして使用
単体使用時は、起動時にパラメータを入力するダイアログが表示されます。必要なパラメータをダイアログに入
力し、OK を押します。ただし、アイドル起動モードで動作させる場合は、Cancelを押すか、何も入力しないでO
Kを押します。ユーザアプリケーションからファイル転送等を行いたいときは、FLCE をチャイルドプロセスとして
引数付きで起動します。通信終了後、終了コードを、プロセスの戻り値として取得できます。
(2)入力パラメータ
動作パラメータ: 通信コマンド、通信オプション、転送パス名、
使IO
レジストリ : 以下の項目のデフォルト値を変更したい場合のみレジストリを設定
−使用 IO インタフェース(IrDA or 232C)、ボーレート、ドライブレターの対応
(3)出力パラメータ
Winmain の戻り値 : 終了コード
(4)通信機能の指定
FLCE への動作指定は、以下に示すコマンドを起動時のダイアログに入力するか、引数つきで FLCE を起動す
る事により行います。動作コマンドは複数記述することが出来ます(20 コマンド以下)。この場合、左側のコマンド
から順に処理されます。あるコマンドでエラーが発生した場合は直ちにエラー終了し、そのコマンドより右側に記
述したコマンドは処理されません。なお、通信環境設定コマンドが指定されなかった場合は、デフォルト値が使
用されます。
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