User manual - Windows Mobile ソフトウェアマニュアルver.1.06(2011年3月11日)
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ライトモード設定機能
以下の 5 種類の光源に合わせて、ライトモードを設定できます。ライトモードを『自動』とした場合、被写体
の中から白色点を自動的に判断します。『自動』で撮影して希望の画像が得られなかった場合は、光源に
合わせたライトモードを指定してください。屋外(曇り空)で撮影する場合は、ライトモードを『屋外』、蛍光
灯下で撮影する場合は、ライトモードを『蛍光灯下』、白熱灯下で撮影する場合は、ライトモードを『白熱灯
下』と設定することで被写体を自然な色合いで撮影できます。薄明かり下で明るい写真を撮る場合、ライト
モードを『暗所』と設定することで被写体を明るく撮影できます。
ただし、ライトモードを『暗所』とした場合、露光時間を長くしているため、手ブレが発生しやすくなります。
なお、光源に合わせたライトモードを指定しても、他の光源や、壁からの反射光などにより色温度が変化
し、正しい色合いで表示されないことがあります。
表 2-4-6
項目 設定パラメータ
自動
屋外(曇り空)での撮影 (色温度=6500K)
蛍光灯下での撮影 (色温度=5000K)
白熱灯下での撮影 (色温度=2850K)
ライトモード
暗所での撮影 (ホワイトバランス=自動、露光時間=長)
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
カメラライブラリ
CAMGetLightMode
現在のホワイトバランス設定を取得
CAMSetLightMode
ホワイトバランスを設定
明るさ補正
明るさを補正します。ここでいう『明るさ』は、自動露出(Automatic Exposure)の目標値です。
露出は被写体の明るさに合わせて自動的に決定しますが、その目標値を設定することができます。
設定範囲は 0(暗い)~24(明るい)、デフォルト値は 12 です。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
カメラライブラリ
CAMGetSensitivity
現在の明るさ設定を取得
CAMSetSensitivity
明るさを設定
照明LED
照明 LED の点灯・消灯・強度(明るさ)切替えを行うことができます。
照明 LED は、暗所でのカメラの写真撮影(近接のみ)に使用します。
照明 LED の強度は 0(暗い)~100%(明るい)の範囲で設定することができます。デフォルトは 80%です。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
カメラライブラリ
CAMIlluminationOn
照明 LED を点灯・消灯する
CAMGetIllumination
現在の照明 LED およびフラッシュの明るさを取得
CAMSetIllumination
照明 LED およびフラッシュの明るさを設定