User manual - Windows Mobile ソフトウェアマニュアルver.1.06(2011年3月11日)
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ハードリセット処理
「Fn キー」と「CnterTrigger キー」と「Enter キー」押しながらリセットすると、
ハードウエア的にリセットがかかり、RTC および RAM がリセットされます。
これにより時計とRAM がクリアされ再度 OS ディスクより OS を再ロードします。
パワーオン・リセット状態
すべての電池を抜いて放置した後で電池を入れた状態です。
この状態で電源をオンするとブートローダは OS 再ロード(必要であれば RTC 初期化)処理を行います。
表 2-13
RAM E2PROM
OS メモリ プログラム
メモリ
RootDisk FlashDisk
レジストリ 時計
デバイス
ID
代理店
ID
ソフトリセット処理 保持 初期化 保持 保持 保持 保持 保持 保持
フルリセット処理 再ロード 初期化 初期化 保持 初期化 保持 保持 保持
ハードリセット処理 再ロード 初期化 保持 保持 保持 初期化 保持 保持
ユーザディスククリ
ア処理
再ロード 初期化 初期化 初期化 初期化 保持 保持 保持
パワーオンリセット 再ロード 初期化 保持 保持 保持 保持/
初期化
保持 保持
2.1.8 メモリ破壊チェック
ソフトリセット時には、メモリ上にロードした OS が壊れていないことをチェックサムによってチェックし、必要
な場合は再ロードを行います。
表 2-14
チェックサム確認 OSロード
ソフトリセット時 する チェックサム異常時
フルリセット時
ハードリセット時
ユーザディスククリア時
パワーオンリセット時
-- する
Suspend / Resume 時 しない しない
Suspend/Resume 時にチェックサム確認を行っていないのは高速化のためです。ただし、何らかの理由
で RAM が異常状態に陥っていないかを確認するために、「メモリ破壊チェック」は行っています。これは
RAM 上の固定番地にある 256 バイトの領域に予め固定データ(0x00 ~ 0xFF)を書き込んでおき、
Resume 時に値の比較を行うものです。異常を検出した場合、OS の再ロードを行いリセット起動を行いま
す。