User manual - イメージャライブラリマニュアルver.1.06(2012年3月29日)

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3.109 IMGSetDeliberation
シンボルのデコードを行う際の熟考度を設定します。
[C++]
int IMGSetDeliberation(
DWORD dwDeliberateTime
)
[Visual Basic]
Public Shared Function IMGSetDeliberation( _
ByVal dwDeliberateTime As Int32 _
) As Int32
[C#]
public static Int32 IMGSetDeliberation(
Int32 dwDeliberateTime
);
解説
シンボルのデコードを行う際の熟考度を設定します。熟考度は 5段階で設定することができます。熟考
度を IMG_DECODE_VERYQUICK や IMG_DECODE_QUICK に指定するとデコードできるシンボルは
限定されますが、デコードのスピードは速くなります。逆に熟考度を IMG_DECODE_DELIBERATE や
IMG_DECODE_VERYDELIBERATE に指定すると多くのシンボルを読むことができますが、デコードの
スピードは遅くなります。
Device Emulator では、設定値を内部変数として格納するため、なにも動作しませんが、
IMGGetDeliberation 関数を実行することにより、設定内容を確認することができます。
パラメータ
dwDeliberateTime
デコードを行う際の熟考度を以下の値で指定します。
IMG_DECODE_VERYQUICK
: 読み取り可能なシンボルは非常に限定されるが、デコー
ドスピードは非常に速い
IMG_DECODE_QUICK
: 読み取り可能なシンボルはやや限定されるが、デコード
スピードは速い
IMG_DECODE_NORMAL
: 読み取り可能なシンボル、デコードスピードは普通（デフ
ォルト）
IMG_DECODE_DELIBERATE
: 読み取り可能なシンボルはやや多いが、デコードスピー
ドは遅い
IMG_DECODE_VERYDELIBERATE
: 読み取り可能なシンボルは多いが、デコードスピードは
非常に遅い
戻り値
IMG_SUCCESS
: 正常終了
IMG_ERR_NOTINITIALIZED
: IMGInit が実行されていない（DT-X8-4x シリーズのみ）
DeviceEmulator では発生しません
IMG_ERR_PARAMETER
: パラメータエラー
Device Emulator では発生しません