User manual - FLINKライブラリマニュアルver.2.05(2012年3月29日)
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4. 通信状態の通知
通信状態の通知方法
本ライブラリの関数は、関数実行後すぐに呼び出し元に制御が戻ります。
実行した関数の機能が正常終了したかどうかは、ライブラリからのメッセージ通知、または、
FLKReadStatus 関数により状態を読み出して判断します。
進捗表示
本ライブラリには、進捗状態を表示する機能はありません。
通信状態が変化した場合に、メッセージ通知するので、アプリケーション側で必要に応じて進捗情報を表
示してください。
また、FLKReadStatus 関数を実行することで、現在の進捗状況をいつでも読み出すことができます。
メッセージの種類
以下のタイミングで、本ライブラリから指定した Window にメッセージを通知します。
メッセージ番号は、FLKOpen 関数のパラメータで指定します。
WPARAM の値 種類 備考
FLK_COMMAND_END
実行したコマンドが正常
終了した。
次のコマンドを実行できます。
FLK_COMMAND_ERROR
実行したコマンドがエラー
終了した。
クローズを実行してください。
FLK_STATUS_CHANGE1
通信状態が変化した。 FLKReadStatus 関数で状態を読み
出すことで、現在実行中の処理
(Function、送受信ファイル名等)を
知ることができます。
FLK_STATUS_CHANGE2
ファイル転送中に、ファイ
ルの転送バイト数に変化
があった。
FLKReadStatus 関数で状態を読み
出すことで、転送中のファイルの進捗
情報を知ることが出ます。
FLK_INDICATION_END
(FLKIdle 関数実行時のみ)
相手局から終了指示コマ
ンドを受信した。
クローズを実行してください。