User manual - Windows CE ソフトウェアマニュアルver.1.05(2010年6月30日)
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※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBROpen
読み取り許可状態の設定
OBRSetBuffType
デコードデータ出力方式の設定
OBRGetBuffType
デコードデータ出力方式の取得
OBRGetc
OBR バッファ 1 文字読み出し
OBRGets
OBR バッファ 1 コード分のデコードデータの読み出し
OBRGetStatus
OBR バッファ状態の取得
OBRClearBuff
OBR バッファのクリア
読み取り完了条件
以下の条件を満たした場合、読み取りを完了します。
• 読み取り成功
• タイムアウト
• OBR バッファ許容量オーバー
• モジュール異常検出
読み取り完了通知
読み取り完了時に、アプリケーションに対して通知を行います。通知方法は以下の3種類あり、各方法に
対して有効・無効の設定を行うことが可能です。デフォルトは「ウィンドウメッセージによる通知」です。
表 2-2-19
通知方法 説明
ウィンドウメッセージ 読み取り完了時に、指定したウィンドウハンドルに対して、ウィンドウメッセージを送
ります。また、ウィンドウメッセージの wParam を参照することにより、読み取り完了
条件を取得することができます。
イベント 読み取り完了時に、所定のイベントを発行します。読み取り完了条件はレーザース
キャナライブラリを使用して取得することが可能です。
なし 読み取り完了時に、通知を行いません。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRSetScanningNotification
読み取り完了通知の設定
OBRGetScanningNotification
読み取り完了通知の取得
イベントの名称
イベントによる読み取り完了通知を行う場合、所定のイベント名は以下のレジストリにより変更することが可
能です。
[HKEY_LOCAL_MACHINE¥Drivers¥CASIO¥Laser]
表 2-2-20
キー名 設定値
EventName
sz:任意の名称
レジストリに値がない場合の、デフォルトのイベント名は”OBRScanningEvent”となります。