User manual - Windows CE ソフトウェアマニュアルver.1.05(2010年6月30日)
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2.9 無線LAN
802.11b および 11g は 2.4GHz 帯の、免許不要で使用可能な ISM(Industry、Science、Medical)バンド
の電波を利用し、近距離の通信を行います。
デバイス名について
DT-5300 では、DeviceIoControl()を使用して無線 LAN ドライバのデータを取得する場合に使用するデバ
イス名は“SDIO86861”となります。
2.9.1 基本仕様
ローミング
2 つ以上の同一 SSID のアクセスポイントが存在する環境下で、自動的に接続するアクセスポイントを切り
替えます。
省電力
通信を行っていない場合に、モジュール内の無線回路の電源を自動的に切ることにより、省電力化を行
います。
AdHoc モード
アクセスポイントを使用せず無線機器間で直接通信を行います。
ただし、接続の問題が発生するため AdHoc モードの使用は推奨しません。
WEP
RC4 を使用し通信を行うための暗号化機能です。
40bit(64bit)、104bit(128bit)をサポートします。
TKIP
WEP の脆弱性に対応するため、TKIP をサポートします。
AES
暗号化アルゴリズムとして AES が利用できます。
802.1x セキュリティ
認証を強固にし、より安全な無線 LAN を構築することが可能です。
一般的に TKIP と連動します。
PEAP-EAP-MS-CHAP-V2/EAP-TLS をサポートします。