User manual - イメージャライブラリマニュアルver.1.06(2012年3月29日)

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■データ連結モードについて
連結識別子を含む Code93 コード、Code49コード、QR コードを読むと、デコーダはデータ連結モード
となります。これらのシンボルを読み取ると、デコード関数(IMGWaitForDecode
IMGWaitForDecodeRaw 関数) pMessage パラメータにはデコードデータは格納されず、pLength
パラメータは 0 が返り、戻り値は IMG_SUCCESSとなります。最終データとなるシンボル(シンボルにより
異なります)を読むとデータ連結モードを終了し、これまでに読み取ったデコードデータ(連結識別子
は省かれます)と最後に読み取ったデコードデータが連結して出力されます。
たとえば、Code93 コードの連結識別子は先頭のスペースです。データが(1)<space>123」、(2)
<space>456」、(3)789」の Code93 コードを順番に読むと、(1)(2)を読み取ったときには
pMessage にデコード結果は出力されません。そのあと(3)のデータを読み取ると、pMessage
123456789」が返り、pLength 9 となります。
また、データ連結モードでコードを読み取る場合は、デコードモードを通常モードに指定してください。
対応情報
機種
: DT-5200 / DT-X7 / DT-5300 / DT-X8 / IT-9000
ヘッダ
: ImagerLib.h
ライブラリ
: ImagerLib.lib