User manual - 無線LANセキュリティ設定ガイドver.1.07(2012年4月17日)

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7. WPA を利用する(802.1x 認証その2)
WPA を利用して 802.1x 認証を行います。
暗号化に WEP と比べより安全性の高い TKIP を使用している為、動的 WEP を使用するよりも
WPA を使用することを強くお勧めします。
動的 WEP と同様に、PEAP と、EAP-TLS の二通りの認証方式を選択できます。
セキュリティ強化モデル IT-300/IT-9000/DT-X8/DT-X7M50SB、DT-X7M52SB、 DT-5300 シリーズでは、暗号
化に TKIP よりも高度な AES を使用する事が可能です。
セキュリティで、WPA を選択すると暗号化に TKIP、WPA2 を選択すると暗号化に AES が選択されます。
7-1.EAP-PEAP
PEAP(WPA-EAP)は証明書とユーザ・パスワードを使用した認証でセキュア無線 LAN 環境を実現しま
す。
PEAP は EAP-TLS のようにハンディターミナルに
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ユーザ証明書をインポート(インストール)する必
要はありませんが認証サーバおよびAPを認証するためにサーバ証明書を使用します。
よって、ハンディターミナルにルート証明書のインポート(インストール)が必要となります。
設定手順としては、ルート証明書をインポートした後、ワイヤレスLAN接続での PEAP 設定となります。
※
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認証サーバがハンディターミナルを認証する手段はユーザ・パスワードを使用します。
7-1-1.証明書の入手
商用証明機関の証明書を購入するか、或いは自前の CA サーバを構築して証明書を作成します。
7-1-2.ルート証明書のインポート
CE OS の証明書のインポートはコントロールパネルの証明書で行います。
CE 画面