User manual - Windows CE ソフトウェアマニュアルver.1.07(2010年9月7日)

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2.6.8 サスペンド/レジューム時処理
Bluetooth 使用時に本体のサスペンドを実行すると、本体内蔵 Bluetooth デバイスの電源を自動的に
OFF します。その後本体のレジュームを行うと、内蔵 Bluetooth デバイスの電源も自動的に ON しますが、
一度電源が OFF されたことにより、Blueooth 通信に必要なパラメータが初期状態に戻るため、Bluetooth
デバイスに再度これらのパラメータ設定する必要があります。このため、Bluetooth スタックの再初期化を
実行する必要があります。
Bluetooth 設定ツールを使用している場合は、Bluetooth 設定ツールがサスペンド/レジュームを自動的に
検出して、Bluetooth スタックの再初期化を自動的に実行します。
ただし、Wake On Bluetooth を有効に設定している場合には、サスペンドを実行しても内蔵 Bluetooth
バイスの電源は ON のままですので、Bluetooth スタックの再初期化は行わいません。
WakeOnBluetooth の設定方法は、Bluetooth ライブラリマニュアルを参照してください。
2.6.9 SRモードパラメータ設定
Bluetooth 通信を行う場合には、マスターの Bluetooth 機器からスレーブの Bluetooth 機器に電波を送信
して接続を行います。ただし、接続する Bluetooth 機器によっては接続に時間がかかる場合があります。
この場合、Bluetooth 接続で使用する SR モードパラメータを変更することで、マスターの Bluetooth 機器
が接続時に送出する電波パターンが変化し、その結果 Bluetooth 通信の接続時間を短縮できる場合が
あります。
SR モードパラメータは、以下のレジストリで設定が可能です。
HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE¥RXBT¥HCI
2-68
キー名 設定値 意味
DEFAULT_PAGE_SCAN_REP_MODE dword:0/1/2
0:R01:R12:R2
SR モードパラメータの変更は、Bluetooth 接続を行う前に行ってください。
SR モードパラメータを変更しても、相手の Bluetooth 機器との接続時間が短縮されない場合がありま
す。