User manual - Windows CE ソフトウェアマニュアルver.1.07(2010年9月7日)
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2.2.6 拡張機能
レーザ照射幅の制御
隣り合ったバーコードの両方にレーザを照射してしまう場合、読み取れない場合があります。
レーザの照射幅を狭くすることによって、隣接するバーコードにレーザが照射することなく、読み取れるよ
うに設定することが可能です。
照射幅は、以下の 4 種類を用意します。
• 照射幅制御なし
• 幅広
• 幅中
• 幅狭
照射幅制御なし 幅広 幅中 幅狭照射幅制御なし 幅広 幅中 幅狭
照射幅レーザースキャナライブラリを使用して設定することが可能です。デフォルトは照射幅制御なしで
す
レーザ照射幅の設定値は EEPROM に格納し、リセット時に値を読み出して制御を行います。
レーザキャリブレーション
*1
によりレーザ照射幅の設定値を調整することができます。レーザキャリブレー
ションによる設定値はレジストリに登録します。レジストリに設定値が登録してある場合は、レジストリの設定
値を優先します。
※1 : レーザキャリブレーション
レーザースキャナモジュールには固体差があるため、レーザの照射幅に “誤差” が生じます。
キャリブレーションを実行することにより、誤差を修正することが可能です。キャリブレーションは専用バー
コードを用いて行います。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRSetSwingAngle
振れ角制御モードの設定
OBRGetSwingAngle
振れ角制御モードの取得