User manual - Windows CE ソフトウェアマニュアルver.1.07(2010年9月7日)

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イベントの名称
イベントによる読み取り完了通知を行う場合、所定のイベント名は以下のレジストリにより変更することが可
能です。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥Drivers¥CASIO¥Laser
2-41
キー名 設定値
EventName
sz:任意の名称
レジストリに値がない場合の、デフォルトのイベント名は”OBRScanningEvent”となります。
イベント要因の取得
イベントによる読み取り完了通知を行う場合、読み取りが完了した要因を記録します。記録した要因は、レ
ーザースキャナライブラリを使用して取得することが可能です。
この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRGetLastEventStatus
イベントステータスの取得
コード固有の特殊動作設定
Code128 バーコードを読み取ったときに、特定の条件を満たす場合、特殊な動作を行うように設定するこ
とが可能です。
パッチ、MoDevDT5200.101.CABLaserDT5200.101.CAB OBRSetDT5200.101.CAB をインストールす
る必要があります。
バーコード種類 条件 動作
FNC2 を含むバーコード読み取り時 バーコードリーダに FNC2 を含むバ
ーコードのデータを一時的に保存
し、これを次のシンボルデータの前
に付加して出力します。 ※注 1
Code128
FNC4 を含むバーコード読み取り時 FNC4 に続く一つのデータキャラクタ
ASCII 値に値 128 を可算します。
連続した二つの FNC4 キャラクタを用
いると、別の連続した二つの FNC4
ャラクタを読み取るか、シンボル末尾
にいたるまで、FNC4 に続くすべての
データキャラクタの ASCII 値に 128
可算します。
※注 1:連結後のデータの最大サイズは 98 文字となります。これを超える場合は、直前の読み取り結果までの
連結データを出力します。
この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRSetCode128Option
Code128 コードのデコードオプションを設定
OBRGetCode128Option
Code128 コードのデコードオプションを取得