User manual - Windows CE ソフトウェアマニュアルver.1.07(2010年9月7日)
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終了コード
デコードデータの末尾につける終了コードを、次の 5 種類から選択することが可能です。
• CR
• LF
• CR+LF
• TAB
• 終了コードなし
デフォルトは「終了コードなし」です。
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。
レーザースキャナライブラリ
OBRSetSuffixChar
デコードデータの末尾制御コードを設定
OBRGetSuffixChar
デコードデータの末尾制御コードを取得
出力バッファ
スキャナは、バーコードを読み取ると、読み取りデータの出力を行います。出力方法には以下の 4 種類が
あります。
表 2-39
出力方法 説明
OBR バッファ出力
*
1
レーザースキャナドライバ内のメモリに読み取りデータを出力します。
メモリ内に出力した読み取りデータは、レーザースキャナライブラリを使用して取得
します。
キーメッセージ出力 指定したウィンドウハンドルに対しで、読み取りデータをウィンドウメッセージで出力
します。
ウィンドウハンドルは、レーザースキャナライブラリを使用して指定します。
クリップボード出力 読み取り結果を一度クリップボードにコピーし、キャレットのあたっているエディットコ
ントロールに対して出力します。
キーボード出力 読み取り結果をキーボードイベントとして、キャレットのあたっているエディットコントロ
ールに対して出力します。
※1 : OBR バッファ出力
バーコードを読み取ると、バーコードの種類・データサイズとともにデコードデータを、レーザースキャナド
ライ
バ内のデータ格納用メモリ領域に保存します。この方式には次のような特徴があります。
• バーコードの種類・データサイズ情報が取得できます。
• ユーザの任意のタイミングでデータが取得できます。
• 1 データの長さが最大 98 文字まで、ラベル数が 9 ラベル分まで保存可能です。すでに 9 ラベル分の
データを格納した状態で読み取りを行った場合、新規の読み取りデータは読み捨てます。