abc CASSIOPEIA DT-5200 シリーズ ファーストステップガイド このガイドは、DT-5200 のアプリケーション開 発者向けの開発ガイドブックです。 DT-5200 と開発環境との接続手順、 および DT-5200 のアプリケーションを開発す る上で必要となるカシオ提供の SDK に関する インストール方法やテスト方法について記載 します。 Ver. 1.
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変更履歴 バージョン 0.90 0.91 日付 2005.11 2005.12 ページ 0.92 1.00 1.01 2005.12 2006.07 2006.12 14 1.02 2007.03 1.03 2007.08 1.04 2007.10 1.05 2008.01 1,2 4 23 28 4 4 6 44 46-47 7-13 14-16 9 56 70 55-98 10 2008.12 11 19-22 53 54 24 34 51-70 66-70 3-5 1.06 3-2 5-3 11, 49-54 40 49 55-74 60 55-74 10-21, 58-73, 80-93 80-97 101 説明 新規作成 ExportSDK が必要ですを削除 LANActiveSync は ActiveSync4.
1.07 2010.05 9, 10, 23, 24, 33 12 56 1.08 2010.
目次 1. 概要··················································································································································································· 1 1.1 機器仕様 ································································································································································· 1 1.
8.1 8.2 eMbedded Visual C++ による開発·······················································································································75 テストプログラミング···········································································································································75 システムライブラリを使用したプログラミング ····························································································77 9.1 9.2 9.
1. 概要 本書は、DT-5200 のアプリケーション開発者向けの開発ガイドブックです。 DT-5200 と開発環境との接続手順、および DT-5200 のアプリケーションを開発する上で必要となるカシオ 提供の SDK に関するインストール方法やテスト方法について記載します。 DT-5200 はパワフル、かつ多彩な機能を搭載した機種の一つであり、特に小売業/ 物流業/ 駐車場 /医 療関連をはじめとする分野での運用に適しています。 1.
CCD カメラ (DT-5200M50C/M50SC/M60C/M60SC) *3 電源 メイン電源用 DT-5200 約 100 万画素 標準充電電池パック: HA-D20BAT 大容量充電池パック: HA-D21LBAT バックアップ電源用 リチウム充電池パック (内蔵) 消費電力 DC1.8A:M50S, M60S DC1.9A:M50/ M50SC, M60/ M60SC DC2.
1.
1.
1.
2. アプリケーション開発要件 2.1 必要なプログラミング知識 DT-5200 のアプリケーションを開発するためには、以下のいずれかの開発言語によるプログラミング技術 が必要です。 • Visual C++ • Visual Basic.
2.2 必要なハードウェア [DT-5200] モデル DT-5200M50/M55 レーザー スキャナ 通信 Bluetooth 802.11b 802.
[別売品一覧] • HA-D60IO • HA-D62IO • HA-D30CHG (USB 接続 I/O ボックス) (LAN I/O ボックス) (置くだけ充電器) HA-D60IO/HA-62IO 本体、別売品一覧 8
2.
2.4 必要なソフトウェア DT-5200 のアプリケーションを開発するためには、Microsoft 社の開発プラットフォームと通信ソフトが必要 です。 開発プラットフォーム 開発言語 Visual C++ Visual Basic.NET Visual C# Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft 開発プラットフォーム embedded Visual C++ Version 4.0 + SP4 (※1)(※2) Visual Studio 2005 + SP1 以降 Visual Studio 2008 + SP1 以降 Visual Studio.NET 2003 + SP1 (※3) Visual Studio 2005 + SP1 以降 Visual Studio 2008 + SP1 以降 ※ 1. Microsoft eMbedded Visual C++ 4.0 は、下記 URL よりダウンロードできます。 http://www.microsoft.
3. 基本開発キットのPCへのインストール 3.1 アプリケーション開発環境の構築手順 DT-5200 基本開発キットを使用して、アプリケーションを作成する手順を以下に示します。 (1) 開発プラットフォームのインストール PC に、Microsoft 製の開発プラットフォームをインストールします。 DT-5200 基本開発キットは eMbedded Visual C++、Visual Studio 2008、Visual Studio 2005、お よび、Visual Studio .NET 2003 に対応しています。 詳細については、「2.4 必要なソフトウェア」を参照してください。 (2) 基本開発キットのPCへのインストール PC に、カシオ製の ExportSDK をインストールします。 また、必要に応じて、カシオ製の各種ライブラリをインストールします。 インストール方法については、「3.
3.2 DT-5200 ExportSDKのインストール ※ DT-5200 ExportSDKをインストールする前に、「2.4 必要なソフトウェア」に示したソフトウェアをあらか じめお手持ちのPCにインストールしておいてください。 ※ DT-5200 基本開発キットの Ver. 1.xx をご利用になっていた方は、Ver. 2.xx をインストールする前に、 Ver. 1.
起動画面 「DT-5200 日本語版 基本開発キット」の CD-ROM を PC のドライブに挿入すると、自動的に以下のメニュ ー画面が起動します。 ※ 画面中のバージョン番号は、お手持ちのインストール CD によって異なります。 「インストール一覧」をクリックしてください。 13
インストールの選択 インストール対象を選択します。 ※ 画面中のバージョン番号は、お手持ちのインストール CD によって異なります。 「DT-5200 ExportSDK」をクリックしてください。 セットアップウィザードが起動します。 ※ ライブラリ、開発環境アドイン等については、必要に応じてインストーラの指示に従ってインストールし てください。ライブラリをDT-5200 にインストールする手順は「6.
インストール手順 (1) セットアップウィザードの開始 セットアップウィザードの開始画面を表示します。 「次へ(N) >」をクリックしてください。 (2) 使用許諾契約書の確認 使用許諾契約書に記載されている使用許諾契約内容を確認してください。 15
(3) 使用許諾契約内容の同意 使用許諾契約書の内容を確認し、「同意する(A)」をチェックします。 「次へ(N) >」をクリックしてください。 (4) ユーザ情報入力 ユーザ名と所属を入力します。 「次へ(N) >」をクリックしてください。 16
(5) セットアップ種類の選択 セットアップの種類として「カスタム」または「完全」のどちらかを選択してください。 「カスタム」を選択すると、セットアップするコンポーネントを自由に選択し、必要なもののみを PC にセット アップすることができます。 特に選択する必要のない場合は、「完全」を選択して、すべてのコンポーネントをセットアップしてくださ い。 「カスタム」または「完全」を選択してください。 (6) インストール先フォルダ インストール先のフォルダを確認します。 インストール先を変更する場合は「変更(C)…」ボタンをクリックしてフォルダを指定します。 「次へ(N)>」をクリックしてください。 17
(7) インストール準備完了 「インストール(I)」ボタンをクリックしてください。 インストールを開始します。 (8) インストール中 インストールが始まると、進行状況を表示します。 18
(9) セットアップ終了 セットアップが終了すると、セットアップ完了画面を表示します。 「終了(F)」ボタンをクリックしてください。 これで、DT-5200 ExportSDK をご使用になるための準備が整いました。 19
3.3 ライブラリのインストール DT-5200 で動作する各種のライブラリは、下記の開発プラットフォーム別に用意されています。 • • • • Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft eMbedded Visual C++ 4.0 Visual Studio .NET 2003 Visual Studio 2005 Visual Studio 2008 「インストール一覧」の画面から、お使いの開発プラットフォームに合わせてインストールしてください。 ※ ライブラリをDT-5200 にインストールする手順については、「6.1 CABファイルのインストール」を参照し てください。 ※ Visual C++用のヘッダーファイル(*.h)とインポートライブラリファイル(*.
3.4 オンラインヘルプのインストール ライブラリと同時にインストールされるヘルプファイルとは別に、下記の開発プラットフォーム別のオンライ ンヘルプも用意されています。 • Microsoft Visual Studio .
3.5 サンプルプログラムのインストール 「インストール一覧」の画面から、「参考サンプルソース」の項目を選択すると、CD-ROM 内のサンプルプ ログラムフォルダが表示されます。 サンプルプログラムは、開発プラットフォーム別にフォルダが分かれています。 開発プラットフォーム Microsoft embedded Visual C++ Microsoft Visual Studio.NET 2003 Microsoft Visual Studio 2005 Microsoft Visual Studio 2008 フォルダ名称 EVC VS2003 VS2005 VS2008 お使いの開発プラットフォームに対応したフォルダを、PC にコピーしてご利用ください。 ※ サンプルプログラムのファイルには、「読み取り専用」属性が設定されています。ご利用の前に、必要 に応じて、「読み取り専用」属性を解除してください。 サンプルプログラムの内容については、「1.
4. I/Oボックスの接続 I/O ボックスの電源は、別売の AC アダプタ(AD-S42120A)を使用してください。 DT- 5200 への電源は I/O ボックスから供給します。 1. I/O ボックス背面の AC アダプタジャックへ、AC アダプタを差し込みます。 2. 電源コードを AC アダプタに接続し、電源コードのプラグをコンセントに接続します。 3. I/O ボックス背面の切り替えスイッチを、使用するポートに合わせてセットします。 A:USB 機器と接続するとき※ B:PC と接続する時 ※カシオ検証の USB 機器のみサポート ※HA-D62IO では USB 側にする 4.
5. PCとの接続 アプリケーションの開発を行うにあたり、DT-5200 と PC を接続するために、Microsoft 社の通信ツールを使 用します。 USB を使用する通信ツールは使用する OS によりツールが異なります。 お手持ちの PC にあわせて、下記のツールをご使用ください。 • ActiveSync(Windows XP および、それ以前の OS) Wndows XPおよび、それ以前のOSをご使用の場合は、DT-5200 とPCを接続するために、 ActiveSyncを使用します。詳細については、「5.1 ActiveSyncの接続(USB)」を参照してください。 ActiveSync は下記 URL よりダウンロードできます。 http://www.microsoft.com/downloads/details.
5.1 ActiveSyncの接続(USB) Windows XPおよび、それ以前のOSをご使用の場合は、ActiveSyncを使用して、DT-5200 とPCを接続し ます(Windows Vista以降のOSをご使用の場合は、「5.2 Windows Mobile Device Centerの接続」を参照 してください)。 5.1.
右図の状態で待機します。 DT-5200 底面の端子と I/O ボックス の給電端子を合わせるようにしてか ら I/O ボックスの固定用フックに DT-5200 の固定部を合わせて装着 します。 DT-5200 を正しく装着すると I/O ボ ックス前面の電源表示用 LED が緑 色に点灯します。 DT-5200 を I/O ボックスに乗せると Plug&Play でドライバを要求されま す。本開発キットの I/O ボックスドラ イバ”wceusbsh.inf”を指定します。 “wceusbsh.
[ドライバのインストール] 場所を指定にチェックを入れ、[次 へ(N)]を押します。 本開発キットの I/O ボックスドライ バ”wceusbsh.inf”をダウンロードし た場所を選択します。 [次へ(N)]を押します。 続いて、”wceusbsh.
完了を押します。以上でドライバの インストールは完了です。 先ほど待機させた ActiveSync 画面 より[次へ(N)]を押します。 接続が開始され、パートナーシッ プの設定画面が起動します。 用途に応じて“はい”、“いいえ”を 選択してください。 28
以上で接続完了です。 [使用上のご注意] • USB インターフェースのスイッチを切り替えるときは、必ず DT- 5200 を I/O ボックスから外してくださ い。 • I/O ボックスの給電端子は絶対にショートさせないでください。ショートさせると故障の原因となります。 • USB インターフェースでの通信中に振動や衝撃を与えないでください。通信が切れる原因となりま す。 • DT- 5200 を装着する際は、I/O ボックスの固定用フックにしっかりと装着し、I/O ボックス前面の電源 表示用 LED が緑色に点灯していることを確認してください。正しく装着されないと、充電や通信が行え ません。 29
5.1.
DT-5200 を I/O ボックスに乗せると Plug&Play でドライバを要求されま す。本開発キットの I/O ボックスドラ イバ”wceusbsh.inf”を指定します。 “wceusbsh.inf”は、「DT-5200 基 本開発キット」のインストール CD (¥Setup¥ActiveSync)にあります。 [ドライバのインストール] 一覧から選択するを選び[次へ(N)] を押します。 場所を指定にチェックを入れ、[次 へ(N)]を押します。 本開発キットの I/O ボックスドライ バ”wceusbsh.
続いて、”wceusbsh.
接続が開始され、パートナーシップの設定画 面が起動します。 用途に応じて“はい”、“いいえ”を選択してく ださい。 以上で接続完了です。 [使用上のご注意] • USB インターフェースのスイッチを切り替えるときは、必ず DT- 5200 を I/O ボックスから外してくださ い。 • I/O ボックスの給電端子は絶対にショートさせないでください。ショートさせると故障の原因となります。 • USB インターフェースでの通信中に振動や衝撃を与えないでください。通信が切れる原因となりま す。 • DT- 5200 を装着する際は、I/O ボックスの固定用フックにしっかりと装着し、I/O ボックス前面の電源 表示用 LED が緑色に点灯していることを確認してください。正しく装着されないと、充電や通信が行え ません。 33
5.2 Windows Mobile Device Centerの接続 Windows Vista以降のOSをご使用の場合は、Windows Mobile Device Centerを使用して、DT-5200 と PCを接続します(Windows XPおよび、それ以前のOSの場合は、「5.1 ActiveSyncの接続(USB)」を参照し てください)。 デフォルト状態の DT-5200 では、Windows Mobile Device Center と接続することができません。 Windows Mobile Device Center と接続するためには、USB 接続設定ツールを使用して、PC と接続する 場合の設定を変更する必要があります。 5.2.1 操作方法 1. 使用中のアプリケーションをすべて終了します。 2. スタートメニューから「設定(S)」>「コントロールパネル(C)」>「USB 接続」を選択します。 3.
4. 「Windows Mobile Device Center」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。 5. リセット確認ダイアログが表示されるので、「はい(Y)」をクリックしてください。 6. DT-5200 が再起動します。 7. DT-5200 を I/O ボックスに配置し、PC 上の Windows Mobile デバイスセンター画面の指示に従ってく ださい。 ※ デフォルト状態に戻すためには、上記の手順 4.で「ActiveSync/LMWIN」を選択し、DT-5200 を再起動 してください。 5.2.2 Windows Mobile Device Centerのバージョン Windows Mobile Device Center 6.
5.3 IrDAによる接続 接続する PC が IrDA をサポートしている場合、IrDA を使用して DT-5200 との接続が可能になります。 IrDA で接続を行うためには、以下の手順に従い操作を行ってください。 1. DT-5200 側のコントロールパネルで「PC との接続」を選択します。 2. 「接続方法の変更…」で接続方法が「IrDA」に選択されていることを確認します。 3.
4. PC 側の ActiveSync の設定の COM ポートが「赤外線ポート(IR)」に選択されていることを確認してくだ さい。 5. 赤外線ポートを真直ぐ向き合わせてください。 6.
5.4 Bluetoothによる接続 DT-5200/PC 間を Bluetooth で接続する場合には、以下の手順に従って操作を行ってください。 1. PC に Bluetooth デバイスをインストールしていない場合には、Bluetooth をインストールします。 2. DT-5200 のコントロールパネルから「Bluetooth 接続」を選択します。 3. 「MWN-デバイス」画面の Bluetooth デバイス一覧から、接続する Bluetooth デバイスをダブルクリック します。 4.
5.5 ActiveSyncの接続(LAN) [LAN ActiveSync 接続方法] USB や IrDA を用いて事前に接続する PC と ActiveSync を利用してパートナーシップを 結びます。結んだあと、切断してください。 [スタート]→[プログラム]→[通信]→[LAN ActiveSync]を選択します。 接続する PC 名を選択し、“接続”ボタンを押します。 注意! ActiveSync4.
5.6 無線LANによる接続 DT-5200 を無線 LAN 接続するには、以下の手順に従って操作を行ってください。 ※ 無線 LAN 搭載モデルでのみ使用可能です。 ※ 無線 LAN を利用する前に、サイトサーベイを行ってから環境を構築してください。 [無線 LAN 接続設定方法] コントロールパネルで“CF/WLAN 電源設定”を選 択し、無線 LAN をオンにする。 [IP 設定] [スタート]→[設定]→[無線 LAN 設定]を起動。 項目 DHCP 有効 IP 指定 IP マスク ゲートウェイ DNS1 DNS2 WINS1 WINS2 値 DHCP の有効/無効を指定します。 IP アドレスを指定します [例:192.168.1.
省略時の動作は以下のように処理します 項目 DHCP 有効 IP マスク ゲートウェイ DNS1 DNS2 WINS1 WINS2 空白時の処理 有効と見なします 設定しません 設定しません 設定しません 設定しません 設定しません 設定しません 設定しません 範囲外の値の処理 有効と見なします そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます [基本設定] [基本設定]に移動。 項目 セキュリティ 無効 WEP WPA キー 値 なし オープン PSK (キー設定も設定必要) EAP-PEAP EAP-TLS 16 進数表記(HexDecimal)で入力=32 バイト分(64 文字)固定 半角英数字で入力 = 最大 63 文字 入力済の文字数を表示します。 ini ファイルからキーを読み込んだ場合は*****で表示します。*****表示を 編集した場合は、新たにキーが設定されたとみなします。一度も編集されなか った場合は、ini ファイルから読み込んだキーがそのまま有効となります。 EAP
EAP-TLS 設定時は以下の入力も必要です。 項目 ユーザ名 証明書 ドメイン サーバの有効化 設定内容 半角英数字で入力 (最大 100 文字) 半角英数字で入力 (最大 100 文字) インストール済のクライアント証明書を選択します。 「検索」ボタンをタップすると、インストール済のクライアント証明 書一覧が表示されるので、選択します。 半角英数字で入力 (最大 100 文字) サーバ証明書の必要性を設定します。 チェックあり = 証明書必要 チェックなし = 証明書不要 デフォルト値 なし なし なし 証明書必要 [WLAN 設定] [WLAN 設定]に移動。 項目 WLAN 電源 省電力 規格 ローミング開始閾値 設定内容 オン オフ 有効 無効 IEEE802.11b のみ IEEE802.
[詳細設定] [詳細設定]に移動。 項目 無線 LAN 状態表示/LAN 管理ツール選択 アドホック設定を有効 すべてのセキュリティ設定 を有効 コメント 設定内容 [NetSearch/WLANConfig] =カシオ無線 LAN ツールのみを使用します ini ファイルによる無線 LAN 設定を使用します トレイアイコンタップ時にネットサーチを起動します [NetUI/WLANConfig] =MS ツールとカシオツール併用します ini ファイルによる無線 LAN 設定を使用します トレイアイコンタップ時に NetUI(MS ツール)を起動します [NetUI/NetUI] =MS ツールのみ使用します ini ファイルによる無線 LAN 設定は行いません トレイアイコンタップ時に NetUI を起動します この設定を選択した場合、「OK」ボタンタップにより ini ファ イルは NetUI を選択した記録のみとなり、その他設定は消 去します チェックあり = 設定可能 チェックなし = 設定不能 チェックあり = 設定可能 チェックなし = 設定不能 Ini ファイルに記入するコメントを指定 全
“OK”ボタンを押すと右図のメッセージが表示 され、“OK”を押します。 リセット後、設定が反映されます。 [接続の確認] コマンドプロンプトを利用して接続を確認しま す。 Ping を入力し、接続を確認してください。 44
5.7 イーサネットによる接続 DT-5200 の無線 LAN 非搭載モデルについても、LAN I/O ボックス(HA-D62IO)を利用することにより、高 速な LAN 接続が使用可能です。 ※ LAN I/Oボックスを利用するには、ServicePack1.02 が必要になります。 カシオサポートサイト(http://casio.jp/support/pa/)から、ダウンロードしてください。 以下の手順に従って、接続を行ってください。 ※ USB や IrDA を用いて、事前に接続する PC と ActiveSync を利用してパートナーシップを結びます。 結んだあと、切断してください。 1. 4.章の手順で LAN I/O ボックスに AC アダプタを接続します。 2. ネットワークケーブルを LAN I/O ボックスに接続し、反対側をネットワークハブに接続します。 3. LAN I/O ボックス背面のスイッチを、「LAN」側に設定します。 LAN 側にする 4. DT-5200 を、LAN I/O ボックスに装着します。 5.
7.
5.8 PCの共有ドライブへのアクセス方法 DT-5200 がネットワークで接続されている場合、DT-5200 のエクスプローラから PC で共有されているドラ イブへのアクセスが可能になります。 以下の手順に従い操作を行ってください。 1. 2. 3. 4. 5. DT-5200 でネットワークへ接続するための設定を行います。 マイデバイスを起動します。 アドレスバーを表示。 ネットワーク上での PC 名を入力(例: ¥¥ IP アドレスでの指定はできません)します。 ネットワークのログオンダイアログボックスが表示されたら、ユーザ ID、パスワード、およびネットワーク ドメインを入力します。 6. PC で共有されているドライブが表示されるので、PC と DT-5200 間でファイルのコピーが可能となりま す。 3. アドレスバーを表示 4. ネットワーク PC 名を入力 5.
5.9 Visual Studio.NET2003 からのTCP/IPとの接続方法 アプリケーション開発環境のあるPCとDT-5200 がネットワークで接続されている場合、PCと直接リンクでき るようにするために、Windows CE Utilities(「2.4. 必要なソフトウェア」参照)のaddonパックが使用できま す。接続方法に関しては、addonパックの詳細が記載してあるReadMe.
6. 開発環境の準備 6.1 CABファイルのインストール 「3.2 DT-5200 ExportSDKのインストール」で各種ライブラリをインストールすると、PCの下記フォルダに、 DT-5200 用のCABファイルがインストールされます。 C:¥Program Files¥CASIO¥MBSYS¥CAB この節では、CAB ファイルを DT-5200 にインストールする手順を説明します。 CAB ファイル ライブラリ名 システムライブラリ(※) レーザスキャナライブラリ(※) Bluetooth ライブラリ(※) カメラライブラリ(※) イメージャライブラリ(※) JPEG ライブラリ FLINK ライブラリ 音声出力ライブラリ CAB ファイル名 ja_SystemLib.ARMV4I.CAB ja_OBReadLib.ARMV4I.CAB ja_BluetoothLib.ARMV4I.CAB ja_CameraLib.ARMV4I.CAB ja_ImagerLib.ARMV4I.CAB ja_JPEG.ARMV4I.CAB ja_Flink.ARMV4I.CAB ja_MoSpk.ARMV4I.
インストール手順 (1) CABファイルの転送 ActiveSync を利用して、DT-5200 上の任意の場所に各 CAB ファイルを転送します。 ※ 本ガイドでは、CAB ファイルを DT-5200 のルートフォルダに配置しています。 ※ ActiveSyncの利用方法は「5.
(2) CABファイルのインストール 転送した CAB ファイルを実行します。 DT-5200 の ENT キーあるいはソフトキーボード上の ENT キーを押下します。 (3) インストール完了 セットアップが終了すると、自動的に CAB ファイルが削除されます。 ※ 本ガイドでは、システムライブラリのインストール手順を示しています。他のライブラリについても同様の 手順でインストールしてください。 ※ DT-5200 のフルリセットを実行した場合は、再度インストールを行ってください。 これで、システムライブラリをご使用になるための準備が整いました。 51
6.2 eMbedded Visual C++4.0 eMbeded Visual C++ 4.0 を使用してアプリケーションを開発するためには、DT-5200 ExportSDK が必 要です。 eMbeded Visual C++がインストールされている場合、WCE 構成のプラットフォームを選択するコンボボッ クス(eMbeded Visual C++のツールバー内)で DT-5200 を選択してください。リモートレジストリエディタ等 のリモートツールのプラットフォームでも DT-5200 を選択してください。 詳細は「8. eMbedded Visual C++ による開発」を参照してください。 注意 ※ eMbeded Visual C++ 4.0 で DT-5200 のアプリケーション開発を行う場合、eMbedded Visual C++ 4.
6.3 Visual Studio 2005 Visual Studio 2005 を利用するには、あらかじめ DT-5200 に Compact Framework 2.0 をインストールす る必要があります。 ここでは、VB、C#アプリケーション開発にて、DT-5200 を利用したリモートデバッグを行う手順を示しま す。 1. ActiveSync を利用して DT-5200 と接続を行います。 2. Visual Studio 2005 で VB または、C#アプリケーションプロジェクトを開きます。 3. 下図の赤枠のボタンを押して Visual Studio 2005 が DT-5200 との接続を認識している事を確認しま す。認識していない場合は、再度 ActiveSync での接続を行ってください。 4. 左側のリストボックスから接続デバイスを Windows CE 5.0 デバイスを選択します。 5.
6.4 Visual Studio.NET 2003 Microsoft では、Visual Studio .NET 2003 のターゲットデバイスの設定を可能にする addon を提供してい ます。 addon は、以下の手順に従って設定してください。 1. WindowsCE Utilities for VisualStudio.NET 2003 を PC にインストールします。 2. DT-5200 と PC 間にて ActiveSync の接続を確立します。 3. Visual Studio.NET2003 を起動し、「ツール(T)」>「Select Windows CE Device CPU」を実行します。 (ActiveSync 接続を確立していない場合、エラーメッセージを表示します。) ドロップダウンから「ARMV4I」を選択し、「Configure」ボタンをクリックしてから「Close」ボタンをクリックし ます。 4. Visual Studio.NET2003 を再起動します。 これで Visual Studio.NET 2003 を使用して作成した WindowsCE.
7.
DT-5200 VGA エミュレータ DT-5200 VGA エミュレータ I/O シミュレータ 56
Windows Vista以降のOSを使用する場合 Windows Vista 以降の OS(Windows 7、Windows Server 2008)を使用する場合は、デバイスエミュレー タおよび I/O シミュレータを管理者として実行してください。 Explorer からプロパティを開いて管理者としてこのプラグラムを実行するにチェックを入れてください。 (例:Windows Vista で I/O シミュレータを管理者として実行) デフォルトでは以下の場所にインストールされています。 • デバイスエミュレータ C:¥Program Files¥Microsoft Device Emulator¥1.0¥DeviceEmulator.exe • I/O シミュレータ C:¥Program Files¥Common Files¥CASIO¥Emulator¥DevIoSim.
7.1 必要なソフトウェア デバイスエミュレータをご使用になるためには、下記のソフトウェアが必要です。 Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 を使用する場合 • ActiveSync 4.2 以降または Windows Mobile Device Center 6.1 以降 (必要な場合のみ) http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=6b6ae681-5bf9-48af-b6f9-f382 70741f6a&DisplayLang=ja http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=46F72DF1-E46A-4A5F-A791-09 F07AAA1914&displaylang=ja • Visual Studio 2008 または Visual Studio 2005 (必須) • CASIO DT-5200 SDK (必須) • Microsoft Device Emulator 3.
Microsoft Device Emulator 3.0 の利用方法 DT-X7 基本開発キットでインストールされるデバイスエミュレータは、Microsoft Device Emulator Version 1.0 がベースになっています。 Microsoft Device Emulator Version 3.0 をご利用になるには、以下の手順に従って、設定ファイルを変 更してください。 1. DT-5200 基本開発キット CD-ROM から、DT-5200 ExportSDK と「デバイスエミュレータ」をインストー ルします。 2. Microsoft 社のサイトから、Microsoft Device Emulator 3.0 をダウンロードして、インストールします。 3. 下記の DT-5200 エミュレータの設定ファイルをテキストエディタで開き、編集して、保存します。 C:¥Program Files¥Windows CE Tools¥wce500¥DT-5200¥Emulation¥DT-5200.cdes 変更前 [Emulator] module=DevEmu500.
7.2 デバイスエミュレータの起動 7.2.1 デバイスエミュレータの起動方法 1. スタートメニューの「すべてのプログラム(P)」>「CASIO Device Emulator」>「DT-5200 QVGA」を実行 します。 「CASIO Device Emulator」に「DT-5200 QVGA」が表示されない場合は、「デバイスの追加」を実行 してください。Windows Vista以降のOSの場合は、Windows Vista以降のOSを使用する場合を参考 に、DevEmuLoader.exeを管理者として実行してください。 C:¥Program Files¥Common Files¥CASIO¥Emulator¥DevEmuLoader.exe 2. 初回起動時は、下記ダイアログが表示されるので、「OK」を押下します。 3. 「登録(R)…」を押下し、ライセンス登録を行います。 4.
5. 「状態:」が「<登録済み>」になったことを確認し、「OK」を押下します。 6.
7.2.2 I/Oシミュレータの起動方法 1. スタートメニューの「すべてのプログラム(P)」>「CASIO Device IO Simulator」>「IO Simulator」を実 行します。 2.
7.2.3 ActiveSyncとの接続 DT-5200 実機と同様に、DT-5200 エミュレータを ActiveSync と接続することにより、ファイルの送受信が 可能になります。 ActiveSyncの設定 1. ActiveSync を起動し、「ファイル(F)」>「接続の設定(C)…」をクリックします。 2.
ActiveSyncとの接続 Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 を使用する場合 1. 「7.2.1 デバイスエミュレータの起動方法」と同様の手順でDT-5200 QVGA エミュレータを起動しま す。 2. Visual Studio 2008 または Visual Studio 2005 を起動し、「ツール(T)」>「デバイス エミュレータ マ ネージャ(L)…」を選択します。 3.
4.
Standalone Device Emulatorを使用する場合 1. 「7.2.1 デバイスエミュレータの起動方法」と同様の手順でDT-5200 QVGA エミュレータを起動しま す。 2. Standalone Device Emulator を起動します。Standalone Device Emulator は以下のフォルダにイン ストールされています。 C:¥Program Files¥Microsoft Device Emulator¥1.0¥dvcemumanager.exe 3. 「利用可能なエミュレータ:」内にある「DT-5200 QVGA エミュレータ」上で右クリックし、「クレードルに 接続(D)」を選択します。 4.
7.3 デバイスエミュレータの使用方法 7.3.
7.3.
(4) 登録完了 登録が完了すると、登録したバーコードを一覧 表に表示します。この登録操作を繰り返して、 デバッグに必要なバーコードをあらかじめ登録 しておいてください。 ※ バーコード登録時の注意事項 登録可能なバーコードは、DT-5200 QVGA エミュレータ上で読取可能となっているコードに限り ます。エミュレータ起動直後はすべてのコードが読取可能となっていますが、アプリケーションを 起動した場合は、そのアプリケーションで設定した読取可能コードのみが、登録可能となります。 (5) 登録内容の編集 編集したいバーコードを一覧表から選択 し、「編集」ボタンをクリックすると、右記の画 面を表示しますので、編集してください。 (6) 登録内容の削除 削除したいバーコードを一覧表から選択 し、「削除」ボタンをクリックすると、右記の画 面を表示しますので、確認後、削除してく ださい。 69
(7) バーコードの読み込み 登録したバーコードを選択状態にすると、エミ ュレータに読み込ませることができます。 任意のバーコードを選択してから、エミュレータ のトリガーキーを押してください。 読み取りを行うコードを選択した状態で、 エミュレータのトリガキーを押下 状態設定機能 I/O シミュレータの状態設定にある「□I/O ボックス接続」/「□ローバッテリー」にチェックを入れると、それ ぞれの動きを擬似的に再現します。 • I/O ボックス接続 DT-5200 QVGA エミュレータが I/O ボックス に接続したことを通知します。 アプリケーション側で I/O ボックス接続のイベ ントを確認することができます。 • ローバッテリー DT-5200 QVGA エミュレータに対して、ロー バッテリーが発生したことを通知します。 アプリケーション側で、ローバッテリー発生の イベントを確認することができます。 70
状態通知機能 DT-5200 エミュレータで発生した状態の変化を、擬似的に表現します。 • LED 表示 DT-5200 エミュレータが LED を点灯すると、 I/O シミュレータの LED アイコンが変化しま す。 • バイブレーション DT-5200 エミュレータがバイブレーション動 作を行うと、I/O シミュレータのバイブレーショ ンアイコンが変化します。 71
7.4 アプリケーションのデバッグ デバイスエミュレータを使用したアプリケーションのデバッグ方法について説明します。 ※ アプリケーションの作成手順については、実機と同様ですので、「8. eMbedded Visual C++ による開 発」および「9. Visual Studioによる開発」を参照してください。 7.4.1 ビルド構成の設定 Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 Visual Studio 2008 または Visual Studio 2005 のソリューション構成を「Debug」に、ターゲット デバイスを 「DT-5200 QVGA エミュレータ」に設定します。 eMbedded Visual C++ 4.0 eMbedded Visual C++ 4.0 のアクティブな WCE 構成を「DT-5200」に、アクティブな構成を「Win32 (WCE ARMV4I) Debug」に、規定のデバイスの選択を「DT-5200 Device」に設定します。 7.4.
Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 Visual Studio 2008 または Visual Studio 2005 のメニューバーの「デバッグ(D)」>「デバッグ開始(S)」を 選択することにより、デバッグを開始します。 通常の DT-5200 実機を用いたデバッグと同様に、ソースコードにブレークポイントを挿入した場合は、そこ でアプリケーションが停止します。 ※ ブレークポイントで停止しない場合は、Microsoft .NET Compact Framework 2.
eMbedded Visual C++ 4.0 eMbedded Visual C++ 4.0 のメニューバーの「ビルド(B)」>「デバッグの開始(D)」>「実行(G)」を選択す ることにより、デバッグを開始します。 ※ eMbedded Visual C++ 4.0 を使用する場合は、デバッグ以前にDT-5200 エミュレータをActiveSync に接続する必要があります。ActiveSyncとの接続方法は、「7.2.
8. eMbedded Visual C++ による開発 8.1 テストプログラミング 1. 2. 3. 4. eMbedded Visual C++ 4.0 を起動します。 「ファイル(F)」>「新規作成(N)…」を実行します。 新規作成画面の「プロジェクト」タブで「WCE Application」を選択します。 新規作成画面の「プロジェクト」タブで「位置(C)」に新しいプロジェクトを保存するフォルダを選択しま す。 5. 新規作成画面の「プロジェクト」タブで「プロジェクト名(N)」にプロジェクトの名称を入力します。 6. 新規作成画面の「プロジェクト」タブで「CPU(P)」の「Win32 (WCE ARMV4I)」を選択し、「OK」ボタンを押 下します。 ③ ⑤ ④ ⑥ 7.
8. ツールバーの「アクティブな WCE 構成」で「DT-5200」を選択します。 9. DT-5200 と PC 間にて ActiveSync 接続を確立します。 10. ツールバーの「ツール(T)」>「リモートツールの選択(E)」>「WCE500 ツールを使用する(5)」を選択し ます。 11. ツールバーの「ビルド(B)」>「ビルド(B)」を選択します。 12. プログラムをビルドし、DT-5200 のルートフォルダに配置します。 プログラムを起動し、正しく動作することを確認してください。 DT-5200 にダウンロード さたプログラムが起動し ます。 これでDT-5200 の開発環境が準備できました。eMbedded Visual C++ 4.0 のリモートデバッグ等の機能 の使用方法は、本書には記載しておりません。「12.
8.2 システムライブラリを使用したプログラミング カシオでは、C++によるアプリケーション開発を行うための、各種のライブラリを提供しています。 DT-5200 基本開発キットで提供される、ライブラリの一覧については、「1.2 ライブラリの構成」を参照して ください。 システムライブラリを使用した WindowsCE プログラムで、最もシンプルなサンプルを以下に示します。 起動するたびに、画面表示が 180 度回転するプログラムです。 1. 「8.1 テストプログラミング」に示した手順 1.~6.
2. 「WCE Application - ステップ 1/1」画面で「単純な WindowsCE アプリケーション(S)」を選択し、「終了 (F)」ボタンをクリックします。 3. ツールバーの「アクティブな WCE 構成」で「DT-5200」を選択します。 4. TestApp.cpp を開き、「#include "stdafx.h"」の次に以下のソースコードを追加します。 #include // カシオシステムライブラリを使用 5. TestApp.
6. ツールバーの「プロジェクト(P)」>「設定(S)…」を選択し、「リンク」タブ内の「オブジェクト/ライブラリモ ジュール(L)」に「SystemLib.lib」を追加します。 7. DT-5200 と PC 間にて ActiveSync 接続を確立します。 8. ツールバーの「ツール(T)」>「リモートツールの選択(E)」>「WCE500 ツールを使用する(5)」を選択し ます。 9. ツールバーの「ビルド(B)」>「ビルド(B)」を選択します。 10. プログラムをビルドし、DT-5200 のルートフォルダに配置します。 プログラムを起動し、正しく動作することを確認してください。 これで eMbedded Visual C++ 4.
9. Visual Studioによる開発 この章では、開発環境に Visual Studio 2008、Visual Studio 2005 または Visual Studio .Net 2003 を使 用した、アプリケーションの開発手順を説明します。 例題は、システムライブラリを利用した、LED を 5 秒間だけ赤く点滅させるアプリケーションです。 このアプリケーションを、3 つのプログラミング言語(Visual Basic / C# / C++)で作成します。 DT-5200 基本開発キットで提供される、ライブラリの一覧については、「1.
9.1 システムライブラリを使用したプログラミング(VB.NET) ここでは、LED を 5 秒間だけ赤く点滅させる GUI アプリケーションを、VB.NET 言語で作成します。 1. Visual Studio2008、Visual Studio2005 または Visual Studio.NET2003 で、新しい VB.NET の「デバイ スアプリケーション」を作成します。 Visual Studio 2008 Visual Studio 2005 Visual Studio .
2. ターゲットに「WindowsCE」を指定します。(Visual Studio 2005 を除く) Visual Studio 2008 テンプレートには、 「デバイスアプリケーション」を選択し ます。 Visual Studio .
3. [プロジェクト]メニューから、[参照の追加(R)…]をクリックします。 4.
5. クラスライブラリのインストール先フォルダ(C:¥Program Files¥CASIO¥MBSYS¥WindowsCE)を参照し、 SystemLibNet.dll を選択します。 6. [OK]ボタンをクリックして、「参照の追加」ダイアログを閉じます。 7. フォームのプロパティで、「Size」を「240,320」に変更します。 8. フォームにボタンを追加し、ボタンの表示文字列を「SetLED」に変更します。 9.
Dim result As Int32 Dim msg As String ' 赤 LED を 0.5 秒点灯 0.5 秒消灯を 5 回繰り返す result = Calib.SystemLibNet.Api.SysSetLED(Calib.SystemLibNet.Def.LED_RED, 5, 8, 8) ' .NET の「true」値は、「-1」、「false」値は、「0」 If result = -1 Then ' 点灯成功 点灯色を取得 result = Calib.SystemLibNet.Api.SysGetLED() Select Case (result And &HF) Case Calib.SystemLibNet.Def.LED_OFF msg = "LED_OFF" Case Calib.SystemLibNet.Def.LED_RED msg = "LED_RED" Case Calib.SystemLibNet.Def.LED_GREEN msg = "LED_GREEN" Case Calib.SystemLibNet.Def.
11. DT-5200 と PC 間にて ActiveSync 接続を確立します。 12. ターゲットに、Visual Studio 2008 または Visual Studio 2005 の場合は「DT-5200 デバイス」を、 Visual Studio .NET 2003 の場合は「Windows CE .NET デバイス」を選択します。 Visual Studio 2005 Visual Studio .NET 2003 13. DT-5200 と PC 間の接続を確立し、「デバッグ(D)」>「デバッグ開始(S)」または「デバッグなしで開始 (H)」を選択します。 プロジェクトが作成され、DT-5200 の ¥Program Files¥<プロジェクト名> フォルダにコピーされます。 また、SystemLibNet.
9.2 システムライブラリを使用したプログラミング(C#) ここでは、LED を 5 秒間だけ赤く点滅させる GUI アプリケーションを、C#言語で作成します。 1. Visual Studio2005 または Visual Studio.NET2003 で、新しい C#の「デバイスアプリケーション」を作 成します。 Visual Studio 2008 Visual Studio 2005 Visual Studio .
2. ターゲットに「WindowsCE」を指定します。(Visual Studio 2005 を除く) Visual Studio 2008 テンプレートには、 「デバイスアプリケーション」を選択し ます。 Visual Studio .
3. [プロジェクト]メニューから、[参照の追加(R)…]をクリックします。 4.
5. クラスライブラリのインストール先フォルダ(C:¥Program Files¥CASIO¥MBSYS¥WindowsCE)を参照し、 SystemLibNet.dll を選択します。 6. [OK]ボタンをクリックして、「参照の追加」ダイアログを閉じます。 7. フォームのプロパティで、「Size」を「240,320」に変更します。 8. フォームにボタンを追加し、ボタンの表示文字列を「SetLED」に変更します。 9.
10. ソースファイルの先頭に、以下のコードを追加します。 using Calib; 11. ボタン押下時のイベント関数に、以下のコードを追加します。 Int32 result = new Int32(); string msg; // 赤 LED を 0.5 秒点灯 0.5 秒消灯を 5 回繰り返す result = SystemLibNet.Api.SysSetLED(SystemLibNet.Def.LED_RED, 5, 8, 8); // .NET の「true」値は、「-1」、「false」値は、「0」 if(result == -1) { // 点灯成功 点灯色を取得 result = SystemLibNet.Api.SysGetLED(); switch(result & 0x0000000F) { case SystemLibNet.Def.LED_OFF: msg = "LED_OFF"; break; case SystemLibNet.Def.LED_RED: msg = "LED_RED"; break; case SystemLibNet.Def.
13. DT-5200 と PC 間にて ActiveSync 接続を確立します。 14. ターゲットに、Visual Studio 2008 または Visual Studio 2005 の場合は「DT-5200 デバイス」を、 Visual Studio .NET 2003 の場合は「Windows CE .NET デバイス」を選択します。 Visual Studio 2005 Visual Studio .NET 2003 15. DT-5200 と PC 間の接続を確立し、「デバッグ(D)」>「デバッグ開始(S)」または「デバッグなしで開始 (H)」を選択します。 プロジェクトが作成され、DT-5200 の ¥Program Files¥<プロジェクト名> フォルダにコピーされます。 また、SystemLibNet.
9.3 システムライブラリを使用したプログラミング(C++) ここでは、LED を 5 秒間だけ赤く点滅させるコンソールアプリケーションを、C++言語で作成します。 Visual Studio 2008 / Visual Studio 2005 での注意事項 プロジェクトを作成する前に、システムライブラリのインストールフォルダが、Visual Studio に登録されてい ることを確認してください。確認および追加手順は以下のとおりです。 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.
2. 「次へ >」を選択します。 3. 「選択された SDK(S)」内にある、デフォルトのプラットフォームを選択して、「<」をクリックします。 4.
5. 「選択された SDK(S)」に「DT-5200」があることを確認し、「次へ >」をクリックします。 6.
7. DeviceApplication1.cpp を開き、「#include 」の次に以下のソースコードを追加しま す。 #include // カシオシステムライブラリを使用 #if !defined(_countof) #define _countof(_Array) (sizeof(_Array) / sizeof(_Array[0])) #endif 8. DeviceApplication1.cpp 内にある Main 関数に以下のソースコードを追加します。 DWORD result; TCHAR msg[16]; // 赤 LED を 0.5 秒点灯 0.
10. [プロジェクト(P)]→[DeviceApplication1 のプロパティ(P)…]を選択します。 11. [構成プロパティ]→[リンカ]→[入力]を選択し、[追加の依存ファイル]に、「SystemLib.lib」と入力し て、[OK]をクリックします。 12. [ビルド]→[ソリューションのビルド]を選択し、正常にビルドできることを確認します。 13. DT-5200 と PC 間にて、ActiveSync 接続を確立します。 14. 「ターゲットデバイス」に「DT-5200」を選択します。 15.
10.自動復旧 自動復旧ツール(Restore.exe)は、電池消耗等により RAM 上のファイルやレジストリ等が消失してしまっ た場合にリセット時に自動的に元の状態に戻すためのツールです。 作成したアプリケーションをインストールしたあとに、実行することをおすすめします。 [設定方法] アプリケーションインストール完了後、Windows フォルダ内にある“Restore.exe”を実行します。 1. Windows フォルダ内の「Restore.exe」 を実行 2. 「はい(Y)」を選択 3. 自動的にバックアップを開始 4.
11.システムの安定化 11.1 リセット運用 WindowsCE は、長い間レジューム運用しているとメモリリークを起こしてしまう可能性があります。 システムに安定して使用していただくために、ユーザアプリケーションに一日一回ユーザリセットの処理を 入れていただくことを推奨します。 カシオでは、ユーザアプリケーションにユーザリセット処理を組み込むための API(システムライブラリ)を提 供しています。 [使用例] ユーザアプリケーションに「業務完了」といったメニューを用意し、そこが選択された場合は、1 度電源 OFF したあと、再起動し一通りのリセット立ち上げ処理が終了したら、レジューム OFF します。 11.2 サービスパック カシオでは、機能アップや不具合対応を行うサービスパックをリリースしています。 システムを安定運用するために、サービスパックの適応をお勧めしています。 11.
12.参考 ●Mobile Developer Center Microsoft 社が提供している以下のサイトは、Windows CE .NET デバイス関連の総合サイトです。 http://msdn.microsoft.com/mobility 上記サイトでは、他の有効なサイトにリンクしています。 また、本サイトでは、ソフトウェア,ライブラリ(C++ / .NET)に関するマニュアルのダウンロードが可能で す。 ●Pocket PC プログラミングガイド http://www.microsoft.com/japan/windowsmobile/pocketpc/techpapers/techguide/default.asp このサイトは PocketPC のプログラミングガイドですが、DT-5200 にも利用可能です。 ●.NET Compact Framework クイックスタート チュートリアル http://www.gotdotnet.com/japan/quickstart/CompactFramework/ このサイトは.
13.テクニカルインフォメーション・オンラインサポートサービス DT-5200 SDK(ソフトウェア開発キット)をご購入いただきますと、テクニカルインフォメーション・オンライン サポートサービスを 3 ヶ月間ご利用できます。このサービスは、開発時における疑問点、問題点を WEB 上 でのお問い合わせ頂き、その問いに迅速に対応し、早期に問題を解決するものです。 ご利用いただくには、ユーザー登録が必要です。お手数ですが、以下の手順で登録を行ってください。 1. 下記 URL にアクセスします。 https://techinfo.casio.jp/support/ 次の画面が表示されます。 2. [新規登録]を押します。 3. 会員規約/個人情報保護方針に同意します。 4.
5. 「会員規約/個人情報保護方針」の同意ボタンを押します。 お客様情報入力画面に移りますので、以下のサンプルのように入力してください。 6. 必要事項を入力したら、[内容の確認へ]ボタンを押します。 7.
14.トラブルシューティング Visual Studio .NET 2003 と PocketPC、WindowsCE.NET デバイスを接続するには大変手間がかかります。 これはカシオで提供しているデバイスだけでなく、Visual Studio にも原因があることが想定されます。接続 が一度で成功すると、それ以降は問題無く使用できるようになります。問題が発生した場合、以下の操作 に従ってください。 8. Visual Studio .NET 2003 を起動し、「ツール(T)」>「オプション(O)…」>「デバイスツール」>「デバイ ス」を実行し、「デバイスを表示するプラットフォーム(H)」に「WindowsCE」を選択します。 9. Visual Studio .NET 2003 の Windows CE Utilities の ReadMe ファイルの記述に従い CPU の種類を 識別します。DT-5200 では「ARMV4I」を選択します。 10. ActiveSync で DT-5200 と PC を接続し、Visual Studio .NET 2003 で Debug を実行します。 11.
15.DT-5200 をご利用上の注意事項 DT-5200 では、下記のような注意事項がございます。 ご利用の前には、下記内容に特にご留意いただき、動作確認等をお願い致します。 15.
No 項目 内容 回避方法 8 コマンドプロ ンプト ディスク名称を含むフォルダ名称にスペ ースが含まれていると、BAT ファイルの起 動に失敗します。 “My Documents” フ ォルダ下にある BAT ファイルなどがこれに 相当します。また、BAT ファイル名称自体 にスペースが含まれていても、同様に起 動に失敗します。 以下のいずれかの方法で回避してください。 ・BAT ファイルはスペースを含まないフォルダから起 動してください。 ・BAT ファイルの名称には、スペースを使用しないで ください。 9 エクスプロー ラ エクスプローラでフォルダを開いたまま、 繰り返しファイルに書き込みを行うと、メモ リリークを発生することがあります。 ファイルの書き込みを行う際は、同じフォルダをエクス プローラで表示しない状態で書き込みを行ってくださ い。 10 無線 LAN 無線 LAN を省電力モードで利用している ときに、接続先のアクセスポイントを以下 のような操作により停止した場合、アクセ スポイント復帰後、再接続に時間がかかり ます(約 2 分~5 分)。 ・アクセスポイント電
15.2 制約 No 内容 回避方法 1 ブラウザ 項目 サイトを表示中に[メニュー]→[画面に合 わせる]にチェックをしている場合、 ・ブラウザで画面タップを行いスクロール バーで画面移動させると、IE アプリケー ションが終了してしまう。 ・画面上部が白くなる 等の問題が出る場合があります。 再現サイト: www.msn.co.jp/www.msn.
カシオ計算機お問い合わせ窓口 ソフトウェア開発に関するお問い合わせ ●テクニカルインフォメーション・オンラインサポートサービス(有償) https://techinfo.casio.jp/support/ 製品に関する最新情報 ●製品サポートサイト(カシオペア・ハンディターミナル) http://casio.