User manual - アプリケーション解説書ver.3.00(2005年8月23日)
DT-5100 アプリケーション解説書
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・ 通信相手側に存在する指定ファイル(移動元パス名)を、移動先パス名に移動します。
・ 移動先パス名がディレクトリ名の場合は移動元パス名のファイル名がそのまま用いられ、移動先パス名がファイル名の
場合は、そのファイル名に変更されます。
・ 通信相手側に依存する動作は 2.3 を参照して下さい。
・ 進捗率の表示処理は行いません。
(パラメータの説明)
1) コマンド
① /N … 移動元パス名で指定した対象ファイルを、移動先パス名に移動
2) 移動元パス名
・ 通信相手側に存在するファイルで、移動したいファイルをフルパス名で指定します。
・ ファイル名にワイルドカードの指定は不可とします。
・ 全角文字のディレクトリ名、ファイル名の指定も可能。
・ 移動元パス名は、通信相手側の OS の命名規則に従って下さい。
3) 移動先パス名
・ 通信相手側の移動先をフルパス名で指定します。
・ 移動先にすでに同名ファイルがあった場合はエラーが返されます。
・ ディレクトリを指定するときは、終結文字として、「¥」を入力して下さい。
・ ファイル名が指定された場合は、指定されたファイル名に変更します。
・ 指定したパスのディレクトリが存在しない場合は、指定したパス名でディレクトリが作成されます。
・ ファイル名にワイルドカードの指定は不可とします。
・ 全角文字のディレクトリ名、ファイル名の指定も可能。
・ 移動先パス名は、通信相手側の OS の命名規則に従って下さい。
時刻送信
(指定方法)
/T
(機能説明)
・ 自機のシステム日付時刻を送信し、通信相手側システムの日付時刻を設定出来る機能です。
・ 送信される日付時刻はローカルタイムです。
・ 通信回線の状態によっては数秒の誤差が出ることがあります。
・ HT 対向時のみ有効です。
アイドル起動
(起動方法:/Y 以外のコマンドを指定することは出来ません)
FLCE [/Y={[デバイス],[ボーレート],[モード]}] [スクリプトファイル名]
(機能説明)
・ 要求権を通信相手側に与え、相手から要求された機能に従って動作するモードです。
・ このモードで起動するときは/Y 以外のコマンドを指定できません。(指定すると、アイドル起動モードでなく通常動作モ
ードになるか、スクリプトファイル名が指定された場合はパラメータエラーとなりエラー終了します)
・ /Y指定時、モードパラメータにHを指定しないで下さい。(パラメータエラーになりエラー終了します)
・ この機能は、異常終了時以外は終了指示を受信すると終了します。
・ スクリプトファイル名が指定された場合は、通信相手に存在するスクリプトファイル名の内容で通信が実行されます。
・ スクリプトファイルの指定は PC と通信する場合のみ有効です。
・ 通信相手に存在しないスクリプトファイル名が指定された場合、エラーが返されます。
(HT 対向の場合は、スクリプトファイルは処理されないため無視されます。)
(パラメータの説明)
1) スクリプトファイル名 … 通信相手側に存在するスクリプトファイル名を指定。
スクリプトファイル名は必ず ” ”で囲んで下さい。
(6)パス名の記述方法
① パス名は必ず” ”で囲んで下さい。また、1つのパス名は” ”を含んで 255 文字以下にして下さい。
全角文字も 1 文字に数えます。
② パス名の記述は、指定したいパスが存在するマシンの OS のパスの命名規則に従って下さい。
③ パスを表現する場合、ドライブレターについて以下に従った記述をして下さい。
1. HT 上のパス名はドライブレターを用いず、ルートディクトリから記述して下さい(ホスト PC 用アップダウンユーティリティ
から HT 上のファイルまたはディレクトリのパスを指定する場合も同様です)
2. もし通信相手からドライブレター付きで指定されても、HT のFLCE側でドライブレターは無視されます(ルートディレクト
リからドライブレターなしで指定されたものと同等に扱われます)