User manual - ソフトウェア解説書ver.1.02(2006年6月15日)
DT-300 ソフトウェア解説書
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2.10. 保守機能
2.10.1. 概要
OS を保守するために、パッチ機能とOS自動書換え機能を用意しています。
(1)パッチ機能
提供するパッチファイル(PATCH001.LOD)をAまたはBドライブに転送すると、パッチの内容に従いO
S動作の不具合の修正などを行います。
(2)OS自動書換え機能
提供する代替OSファイル(REP300OS.BIN)を専用エリアに転送すると、現在動いているOSに代わっ
て動作します。(バージョンアップ)
2.10.2. パッチ機能
関数の単位で不具合の修正を行います。従って、修正した関数以外はOSのものがそのまま動作してい
ます。
パッチファイルは、A、Bどちらのドライブに入れてもかまいません。
A、Bドライブ両方にパッチファイルを入れた場合は、Aドライブのものが有効になります。
パッチファイルがAまたはBドライブにない場合は、アプリケーションの起動ができません。アプリケ
ーションのインストールファイルの 1 つとして必ず本体に転送してください。
2.10.3. OS自動書換え機能
アプリケーションでOSのバージョンチェックを行い、OSの更新が確認できた場合にOS自動転送処
理を呼んでいただくことで実現できます。
OS 書換え処理コール
sub_reset(SUB_OS_REPLACE);
現在の OS バージョンと比較
アプリケーション起動
初期画面表示
ユーザアプリケーション
新OS確認
IOBOX 内に入っている OS の
バージョンを取得
OS 自動書換え処理
OS 更新なし