User manual - ソフトウェア解説書ver.1.02(2006年6月15日)
DT-300 ソフトウェア解説書
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2.6.6. 通信補助機能
(1) エラーコードバッファリング制御の設定
通信エラー(パリティ、オーバラン、フレミング)が発生した場合、任意のコードを受信バッファにバッファリングす
る機能です。尚、通信エラーとなった‘EFG’データはこの制御指定にかかわらずバッファリング処理しませ
ん。
【任意のコードを ‘Z’ と設定した場合】
(2) 標準エラーステータスのリード
標準エラーステータス(パリティ、オーバラン、フレミング、バッファフル)を読出します。
(ステータスを読出し後は、エラーステータスがクリアされます。)
(3) 受信ハンドラ切り替え
標準受信ハンドラの切り替え、もしくは高速受信ハンドラの切り替えを行います。
高速受信ハンドラ
: SI/SO制御、バッファビジー制御、デリートコード制御、エラーコードバッファリング制
御機能を持たないハンドラ。
2.6.7. 通信制御機能
(1) SI/SO制御
データ長7ビットの時に有効です。
A0H以上のコードを送信するとき、その前にSOコードを送信します。
1度SOコードを送信した後、9FH以下のを送信する時は、SIコードを送信します。
SOコード受信後は、受信データは80H以上のコードとして処理します。
ただし、制御コード(1FH以下のコード)を受信したときは、そのまま制御コードとして処理します。
(2) バッファビジー制御
① XON/XOFF制御
使用出来ません。
② RS/CSフロー制御
使用出来ません。
(3)デリートコード制御
デリートコードと受信データ内のコードが一致した場合、バッファリングを行わない機能です。
【デリートコードを ‘Z’ と設定した場合】
送信データ 1 Z 3
1 Z 3
デリートコード
と比較する
受信バッファ 1 3
2番目のデータは、一致するので受信バッファに格納しません。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 A B C D E F G
Z Z Z
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 A B C D Z Z Z
受信バッファ
送信データ
通信エラーが発生したため、
‘Z’に置き換わります