User manual - ソフトウェア解説書ver.1.02(2006年6月15日)
DT-300 ソフトウェア解説書
40
2.6. 通信インタフェース
2.6.1. 概要
通信インタフェースには、非接触タイプの赤外線通信を搭載しており、IrDA(Infrared Data
Association)規格 Ver.1.1 に準拠しています。
また、カシオオリジナル Ir も搭載しております。
ただし、IrDA とカシオオリジナル Ir は同時に使用出来ません。
赤外線通信インタフェースによる通信は、IOボックスを介して行います。
2.6.2. 物理通信仕様
項 目 仕 様
転送速度(bps) 9600/19200/38400/57600/115200 4000000
信号線 SD,RD SD,RD
パルス幅 3/16 ビット周期 125ns
変調方式 ベースバンド変調 4PPM
通信距離 0∼20cm 0∼20cm
照射角度 30度 30度
通信方式 調歩同期式 半二重 同期式 半二重
データ長 8ビット ―
パリティビット なし ―
ストップビット 1ビット ―
プロトコル 下図参照 下図参照
※ ―は対応する項目がないことをあらわします。
2.6.3. COM管理機能
本項より「2.6.7 通信制御機能」まで、カシオ Ir の機能を説明します。
(1) COMの占有チェック
COMポートの占有状態を読出します。
(同時に複数の通信インタフェースを使用しないため)
(2) COMの占有
COMポートを占有/占有解除設定できます。
(占有できるのは、1つの通信インタフェースです)
また、占有設定したインタフェースしか占有解除することはできません。
初期値 : 占有解除状態
(3) COMのオープン
COMをオープンします。
(4) COMのクローズ
COMをクローズします。
(5) COMのステータスリード
受信時のエラー情報(パリティ、オーバーラン、フレーミング、バッファフル)と現在の仮想外部信号(RD、CD、
CS、DR)状態を読出します。