User manual - Cライブラリ解説書ver.1.01(2006年6月15日)

DT−300C ライブラリ解説書
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4.1.9 キーバッファ
本機のキーバッファは、以下に示すようなリングバッファ構成になっています。
属性 キーコード
取り込みポインタ
入力ポインタ
バッファ内データ数
キーバッファは指定した空間に設けることができます。初期化時、キーバッファサイズ/キーバッファ開始ア
ドレスをキー管理テーブルに設定しています。
キーバッファのサイズはバッファ内に格納できるキーコードの個数で、本機では128キー固定としています。
電源Off→On(レジューム立ち上げ)時、キーバッファはクリアされます。
ただし、めくり文字入力中の場合は、エコーバック表示とのずれを防ぐためクリアされません。
4.1.10 バックライト制御
バックライトはF2(BL)キーでON/OFF出来ます。バックライトON後は、一定時間キー操作が行われない
場合はABO(Auto Backlight Off)されます。ABOでバックライトが消えた場合、次のキータッチでバックライ
トはONされます。再度、F2(BL)キーの押下でバックライトOFFモードに移行します。
バックライトON/OFFの状態遷移を以下に示します。
バックライトONモード バックライトOFFモード
BL押下
ON 状態 OFF 状態
BL押下
ABO 発生 キー押下
OFF 状態
4.1.11 多点押し処理
本機ではキーを読取りキーと通常キー(読取りキー以外のキー)に分けています。読取りキーが押された場合は優先
して実行されます。(OBR がオープン中の場合)
(1)同時押し処理
通常キーどうしの同時押し
どちらか一方が離された時点で確定します。(ロールオーバー機能)
読取りキーと通常キー
読取りキーが優先されバーコード読み込みが開始されます。但し、OBRが未オープンの場合は読取りキーは無
視され通常キーが入力されます。
キーコード格納
128 文字分